シャワークライミング&キャニオニング
【2013年08月11日(日)】

連日の猛暑続く今夏。
今回は趣向を変えてシャワークライミング&キャニオニングに挑戦。
滋賀県大津市北西部に聳える比良山の西に流れる明王谷を巡るツアーに参加した。


初めてということで初心者コースのお手軽ツアーで、「二ノ滝」までの1km程度の行程を3時間程度を掛けて往復するコースだ。明王谷を代表する落差20mの「三ノ滝」は、何度か撮影に訪れていたが、「一ノ滝」、「二ノ滝」を目にするのは今回が初めてだ。



水温は意外に低くなく、気持ちよいぐらいの流れに逆らいながら幾つもの淵を泳ぎ、ゴロゴロと転がる岩や小滝をよじ登るとまずは落差1?2mの「一の滝」に到着する。さらに暫く進むと目の前に高さ6m程度の堰堤が立ちはだかる。堰堤前に広がる深さ2.5m程度の淵を泳ぎ対岸に渡って、脇の岩場に架かるハシゴをよじ登ると比較的穏やかな沢。さらに200?300m進むと最終目的地の落差4m「二ノ滝」に到着する。勇気のあるツアー参加者は落差4~5mから滝壺に向かってダイブ。勇気のない自分は自重し、滝壺から仲間を見守る。



帰りはキャニオニング。流れに任せて谷を下るのは楽しい。しかし、この谷ではウォータースライダーはないので少し残念。


引き返すと、行きに立ち塞がった高さ6mの堰堤に辿り着く。この堰堤は、脇のハシゴを伝って下りるか、ダイビングするしかない。


ここでツアー参加者は選択を求められる。(もちろん無理強いはされない)
小さな子供と一部の女性を除いたツアー参加者の2/3程度がダイビングを選んだ。(皆の勇気には感服します)



落差6mの堰堤の上に立つとその高さは3F程度の感覚。滝口に立つことには慣れていたが、いざ、その場所に立つとやはり怖い。だから怖さがピークになる前に覚悟を決めて飛び込んだ。綺麗な着水をイメージしていたが、体が斜めになって、見事に失敗…。体は正直なようで、完全にびびっていた。あ~あ、かっこ悪い。


流れに身を任せて、体を浮かべて、淵を流れていくのが何とも気持ちが良かった。暫く水に浸かっていたもののウェットスーツを着ていたお陰で体はそれ程冷えていなかったが、谷から上がって暫くの間は、周囲の暑さも心地よかった。


そんな気分も駐車場まで戻ってくると裸足では歩けないほどの焼けたアスファルト。ウェットスーツから着替える間に吹き出して止まらない汗。恐るべし猛暑。