最上峡は、山形県戸沢村を流れる最上川が創る峡谷である。白糸の滝は、最上川右岸に懸かる落差123mの段瀑で、日本の滝100選にも選ばれている。白糸の滝ドライブインから最上川を挟んで対岸の山から静かに流れ落ちている印象の滝。滝の下には鳥居が設けられている。
米の粉の滝2.93
駐車場奥は40m超の絶壁となっているため、囲いがされていて、意外に滝を眺めるポイントは少ない。
田麦俣の滝3.27
田麦俣の滝は、山形県鶴岡市中央部のあさひ月山湖(月山ダム)に七ッ滝沢が流れ込む場所に懸かる落差40mの直瀑である。ダムを挟んだ高台から眺めることになるので小さく見えるが意外に規模が大きい。上流の日本の滝100選・七ッ滝に気を取られ先を急ぐとうっかり見逃してしまい兼ねない。滝の上流に続く渓谷とのバランスが良い。以前ダム建設が計画された時には、この滝がダム湖に水没してしまうのではないかと心配されたという。
七ッ滝は、山形県鶴岡市中央部を流れる梵字川の枝沢である七ッ滝沢に懸かる落差90mの段瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。滝の対岸に設置された観望台から大きく広がる分岐瀑が再び直瀑となる特徴的な姿を見ることができる。滝自体に近づけないのが残念だ。
黒滝3.10
黒滝のすぐ後ろに人工堰が建設されているが最も残念。滝周囲も荒れ放題といった状況で、滝の全貌を撮影するには少々危険な箇所を進まなければならない。
関山大滝4.33
土産物屋の横をすり抜け渓谷へと続く階段を下りる。吊り橋を渡り対岸から、滝に接近することが出来るが、一部、遊歩道は階段が朽ちて閉鎖されていた。滝自体の形が美しく印象的。観光客も意外に多い。
鳳鳴四十八滝3.37
鳳鳴四十八滝は、宮城県仙台市青葉区を流れる広瀬川本流に懸かる落差30mの段瀑である。
名勝だけあって多くの観光客が訪れているため土産屋が立ち並ぶ先の観望台からの撮影は困難。もう一つの観望台(左岸)で撮影を試みるも大雨の影響で遊歩道の地盤が崩れ立ち入り禁止となっていた(09/05/03)。土産屋から下の観望台まで歩くと結構きつい。
鰍滝2.50
鰍滝は、宮城県仙台市太白区を流れる名取川に懸かる落差5mの直瀑である。
二口渓谷/白糸の滝3.10
仙台市太白区西部に源を発する名取川の源流部を二口渓谷と呼ぶ。白糸の滝は、その渓谷の最深部付近の枝沢に懸かる落差40mの斜瀑である。滝水は名取川の本沢に流れ込む。
二口渓谷/姉滝3.53
姉滝は、宮城県仙台市太白区秋保町を流れる二口沢の本流に懸かる落差16mの直瀑である。案内板の脇に遊歩道が続く。しかし木々の間から「妹滝」を見ることは出来るが「姉滝」は滝口のすぐ上に出るため滝の全貌は見ることが出来ない。200m程度下流から吊り橋を目指しさらに岩場を伝って滝の正面に出るのが良い。同時に「妹滝」も見ることが出来た。
二口渓谷/妹滝2.83
妹滝は、宮城県仙台市太白区秋保町を流れる二口沢の右岸に懸かる落差10mの滝である。木々の隙間から見ることもできるが、案内板の脇に続く遊歩道を200m程度下流側に進み沢に下りた場所の吊り橋を目指し進む。吊り橋の袂から岩場を伝って上流に向かうと滝の正面に出る。この滝の右側には迫力のある姉滝も見ることができる。
三階の滝は、宮城県蔵王町西部に聳える蔵王山に源を発する澄川の枝沢である石子沢に懸かる総落差181mの大きな段瀑である。澄川を挟んで対岸、北側の尾根を通る蔵王エコーライン(県道12号)を東進すると開けた場所に観瀑台が造られている。200m程度下の谷底を流れる澄川を挟んで正面にこの滝を見ることができる。紅葉の時期は格別だという。滝までの500mないし600m程度と距離が離れているため迫力不足は否めない。
地蔵滝3.63
地蔵滝は、宮城県蔵王町西部に聳える蔵王山(1841m)に源を発する澄川に懸かる落差42mの直瀑である。
不動滝3.43
不動滝観望台からは木々の隙間を通して、はるか下方に流れ落ちる姿を眺めることが出来る。三階の滝観望台から遠景だが地蔵滝と共に眺めることも出来る。