滑川温泉(3)/無名瀑2.50
当初人工の滝なのか自然のものなのか分からず念の為撮った写真。滝名を示す案内板などはなく、後に名鑑でこの滝の名称を知る。この奥にある滑川大滝とは水系は異なる。
滑川大滝は、山形県米沢市南部に聳える吾妻山(2035m)に源を発する大滝川(阿武隈川源流)に懸かる落差80mの分岐瀑である。滝に通じる登山道は福島屋旅館脇の吊り橋から始まる。150m程上った尾根上に観瀑台があり、この場所から眺めるのが一般的のようだ。観瀑台から急斜面に続く登山道を藪をかいくぐりながら80m程度下りると谷底に到着。さらに深さ30cm程の渓流を渡渉する。その後は滝までは岩場が続き道なき道を進む。滝直下からの眺めは絶景だ。上流には布引の滝を見ることができ、さらに登山道を渓谷最深部まで進むと「潜滝」を見ることができる。
滑川温泉(1)/布引の滝3.43
福島屋旅館脇の吊り橋を渡って登山道に入る。150m程上った尾根上に観瀑台があり通常はそこから眺める。
大滝2.33
滝の前には積み上げられた採石の山があり国道から見ると何とも無惨な姿。滝の中腹には小さな鳥居が立てられているのが特徴。水量は少ない。
達沢不動滝(2)/女滝2.33
名勝「達沢不動滝」のすぐ脇(右岸)に流れ落ちている滝で、幅広く真っ直ぐに落ちる「達沢不動滝」とはまったく趣が異なる滝である。この時は水量が少なく地味な存在であったが、木々が青々とした季節で水量が多くなる頃には見事な分岐瀑になるらしい。
達沢不動滝(1)/男滝4.33
達沢不動滝は、福島県猪苗代町東部を流れる達沢川に懸かる二つの滝の総称であり、男滝と女滝とを見ることができる。駐車場から渓流伝いに殆ど平坦な遊歩道を5分ほど遡ると滝にたどり着く。正面に見えるのがこの滝を代表する落差10mの直瀑である男滝で、幅広く幾筋もの流れとなって水を落とすのが最大の特徴だ。この右岸に見える落差12mの分岐瀑が女滝である。達沢不動滝といえば、通常、男滝を指す。
銚子ヶ滝は福島県郡山市北部に源を発する石筵川上流部に懸かる落差48mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。案内板から滝までの約1.4kmの道のりは殆どが緩やかな上り。但し滝直前で100m程度階段を下りた先が銚子ヶ滝。水量豊富で滝壺での撮影は水飛沫との戦い。撮影後の上りの階段には閉口した。
乙字ヶ滝は、福島県須賀川市を流れる阿武隈川本流に懸かる幅100m以上の流れが6m一気に流れ落ちる滝で、日本の滝100選にも選ばれている。落ち口の形が「乙」の字になっているのが名前の由来で他にもいくつか別称がある。滝見不動を越えた場所の土手から河原に下りることが出来る。小岩を伝えば滝に接近することが出来る。落差は小さいが水量があって迫力はなかなか。