蛇淵の滝2.17
蛇淵の滝は、福岡県みやこ町南部に源を発する祓川上流に懸かる落差10mの斜瀑である。二条に分かれ、半斜瀑・半直瀑で直瀑の部分は3m程度。滝壺は岩が大きくくり抜かれた甌穴のよう。キャンプ場内にあり遊歩道も整備され滝の前には吊り橋も掛かる。遊歩道を上流に歩くと鈴尾の滝がある。
鈴尾の滝2.17
鈴尾の滝は、福岡県みやこ町南部に源を発する祓川に懸かる落差5mの斜瀑である。下流の蛇淵の滝と同様岩が大きくくり抜かれたような滝壺を持つ。滝の落差にかかわらず滝壺は非常に深い。
観音滝2.77
林道から沢に向けて歩くが整備は行き届いていないため倒木を乗り越えたり薮をかき分けて進む必要も。渡渉して滝に近づくも撮影不向き。今一度渡渉を行うと滝壺越しに滝の正面に出ることが出来る。
夕日の滝2.77
夕日の滝は、大分県日田市天瀬町を流れる玖珠川支流の倉川に懸かる落差22mのぶん起爆である。おてど滝とも呼ばれる。渓谷入口から300m程度遊歩道が続くが滝が見える前に突然途絶える。渡渉して薮をかき分け途中岩登りもありながら川を遡る。100m程度進むと滝が姿を現す。遊歩道の入り口の案内板を裏から見ると「2005夏 筑紫哲也書」と書かれている。故筑紫哲也氏もこの場所に訪れていたのだろう(未確認)。
楓葉の滝2.50
楓葉の滝は、大分県日田市中心部を流れる玖珠川左岸の枝沢に懸かる落差20mの直瀑である。沢沿いの林道の脇に案内板が立つがその場所から殆ど姿は見えていない。林道を150m程度下った場所から用水路沿いに進むと滝壺付近に立つことが出来る。水量が多ければ20mの垂直に切り立った岩盤から水が落ちれば迫力ある姿が見えるだろう。不運にも水不足なった年の訪問であったため、水量不足で少々残念な姿だった。
観音滝2.33
観音の滝は、大分県日田市中心部を流れる玖珠川左岸の枝沢に懸かる落差20mの分岐瀑である。JR豊後中川駅から1km程度南下した国道210号線沿いに見ることができる。道路脇に案内板が立っており、滝前も整備されている。水量が少ないせいか静かに流れ落ちる印象だ。滝の前には5月という時期に真っ赤に染まった楓(?)が真っ黒な岩盤に流れる滝に彩りを添えていた。
桜滝4.23
桜滝は、大分県日田市東部を流れる玖珠川の支流である合楽川に懸かる落差30mの直瀑である。JR天ヶ瀬駅の少し西側で合楽川の手前に遊歩道の入口がある。そこから歩いて5分程度で滝に到着する。幅広で落下する落差30mの滝は風格十分。滝壺の縁を伝って滝に近づけば、見上げる滝は迫力十分。小雨で水不足の時期ではあったが、十分な雄姿を見せてくれた。豊後国誌には「砕け散ること花の如く 流下することすだれの如し」とある。
赤岩の滝2.50
赤岩の滝は、大分県日田市東部を流れる玖珠川支流の赤岩川に懸かる落差12mの分岐瀑である。正直この滝が「赤岩の滝」といわれる滝かどうかは自信がない。落差12mもの滝がほかには見当たらないので仮に「赤岩の滝」とした。温泉街ということで周囲は硫黄の香りが立ちこめていて長時間の撮影は辛い。季節柄、滝前には多数の鯉のぼりが掲げられていた。
慈恩の滝4.50
慈恩の滝は、大分県日田市と玖珠町の境界を流れる山浦川に懸かる落差30mを2段に落ちる段瀑。国道210号線脇に懸かり、これだけの滝をお気軽に眺めることが出来る。またJR久大本線の車窓からも見ることが出来る。水不足だった2011年春でも水量が豊富で十分な迫力を感じた。滝壺を取り囲むように遊歩道が整備され、滝の裏の洞窟からは裏見が可能。滝壺は時計回りに一周すると縁起が良いという。
三日月の滝2.60
三日月の滝は、大分県玖珠町を流れる玖珠川本流に懸かる落差10mの段瀑であり、名前のとおり三日月のような見事なアーチ型が印象的な滝である。落差は小さいが水量次第ではより壮観な姿を見せてくれると思う。右岸は工事中であまり眺望が良くない。200m程度下流から川原を伝えば滝の正面に出る。対岸の嵐山滝神社からもその姿を眺めることが出来る。