乙原の滝(1)/雄滝3.63
乙原の滝は、大分県別府市市街地の南西、鶴見岳(1375m)の東麓に源を発する乙原川の最上流に懸かる落差60mの直瀑である。滝口に川はなく、岩盤の隙間から湧き出す水が直瀑となって豪快に落ちる珍しい滝である。周囲は木々が生い茂り、滝の直前まで全貌を見ることが出来ない。滝壺から見上げると落差60mの滝は迫力十分だ。カメラに水飛沫が襲いかかる。滝上部は開けているため明るい。木陰となっている下部とのコントラストが強く撮影を難しくする。滝に近づくとその右側の岩陰に雌滝が隠れていることに気が付く。
乙原の滝(2)/雌滝3.10
乙原の滝は、大分県別府市市街地の南西、鶴見岳(1375m)の東麓に源を発する乙原川の上流に懸かる2つの滝の総称である。雌滝は、雄滝の右隣に懸かる落差30mの直瀑である。雄滝を正面から見たときその雄大さに圧倒されて雌滝の存在を忘れる。近づいて岩陰をのぞき込まなければ雌滝は見えない。雄滝の影にひっそりと落ちる雌滝もその落差は30mもの大きさを誇り、十分に美しい。
別府白糸の滝2.33
別府白糸の滝は、大分県別府市の市街地の西側の外れに懸かる落差20mの分岐瀑である。全国各地にある白糸の滝と明確に区別するために別府白糸の滝と呼ばれている。堀田温泉(白糸の滝温泉)のすぐ近くで温泉施設からも見えるという。滝のすぐ前には個人宅が建っている。訪れた日は丁度畑仕事をしている住民の方に許可をいただいて敷地の中から撮影させてもらった。別府ということもあり、周辺ではあちらこちらで湯気が立ち、この場所でも温泉の硫黄の香りが漂っていた。
国境の滝2.50
国境の滝は大分県別府市北西部の宇佐市との境界を流れる津坊川に懸かる落差10mの直瀑である。滝あるいは滝壺に近づく道は見当たらず、国境橋から見下ろす手段しかなさそう。滝の周囲には木々も生い茂っているため、橋から全貌が見えるポイントも限られていた。
須崎の滝2.33
須崎の滝は、大分県宇佐市と別府市との境界を流れる津房川に懸かる落差8mの直瀑である。駐車場から木々の隙間を通した遙か対岸に僅かに姿が見える。望遠レンズ必須。案内板に見合わない姿。周囲を散策してみたもののほかに見えるポイントは無さそう。
東椎屋の滝は、大分県宇佐市南部に源を発する滝川に懸かる落差85mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。また、同市の西椎屋の滝、福貴野の滝と並んで「宇佐の三瀑」と賞される美瀑である。駐車場から遊歩道5分程度でお気軽にこの大瀑を見ることが出来る。
奈多落としの滝(1)/一の滝2.33
広場から10分程度歩くと滝の落ちる音。急斜面を木々に頼りながら慎重に下りていくと、落差5m程度の斜瀑が目の前に現れた。滝壺からはさらに10m超の落差をもつ滝となって落ちていくが、この滝から通じる道はない。
奈多落としの滝(2)/二の滝2.07
「奈多落としの滝」は、大分県宇佐市南東部を流れる板場川に懸かる上下2段の滝の総称。下流の「二の滝」は落差8mの直瀑である。広場からの遊歩道は分かりづらい。なだらかな斜面を下りて川に沿って滝を目指して5分程度で落差10m程度の2条の滝が姿を現す。もしこの滝に先に訪れていたとしたら、この上にもう一段あることには気付かなかったと思う。
福貴野滝3.53
福貴野滝は、大分県宇佐市南部を流れる深見川に懸かる落差65mの直瀑である。東椎屋の滝、西椎屋の滝と並んで「宇佐の三瀑」と賞される美瀑である。駐車場から遊歩道10分程度で滝壺。落差65mの滝は、あいにく水量が少なく少々迫力不足。滝壺を反時計回りに回れば滝の裏側に入ることができる。県道50号に引き返し2km程度進めば、滝を俯瞰できる観瀑台がある。
西椎屋の滝は、大分県玖珠町の北東部を流れる日出生川を堰き止めた日出生ダムのすぐ下流に懸かる落差83mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。また、宇佐市の東椎屋の滝と福貴野の滝と並んで「宇佐の三瀑」と賞される美瀑である。駐車場近くの展望台からは滝の上部だけしか見ることは出来ない。滝の全貌を見るには展望台の脇から通じる遊歩道で下の展望台に向かう必要がある。下の展望台までは336段のきつい階段が待ち構えている。しかしその先には落差83mを豪快に落ちる滝の全貌を余すことなく見ることが出来る。
夫婦滝2.67
平坦な集落の中でこんな場所に50mもの落差のある滝があるのかと半信半疑で滝を探す。細い道を辿った末、畑越しに400m程度南にある断崖に2条の大きな滝が流れ落ちていた。滝に近づきたかったものの道は無さそう。望遠レンズで狙うしかない。
清水瀑園2.50
清水瀑園は、大分県玖珠町中心部を流れる玖珠川の支流である森川上流部の仲田川に懸かる小滝の集合体。駐車場から10分程度歩くと周囲には無数の滝が流れ落ちている。豊の国名水15選のひとつであり、水は清らかだがあいにく水量が少なかったため少々寂しい。また遊歩道も少々荒れているのが残念。
龍門の滝3.20
龍門の滝は、大分県九重町北部を流れる玖珠川支流の松木川に懸かる落差20mの段瀑である。駐車場からキャンプ場の脇に通じる遊歩道を歩いて5分程度。夏には自然のウォータースライダーを楽しむ子供たちで賑わうのも納得する何ともよくできた自然の地形。ただ周囲はキャンプ場として整備されすぎている気がする。