清滝3.10
清滝は、熊野宮川の支流に懸かる落差30mの分岐瀑である。滝の直下は大小の岩がゴロゴロしているが岩を渡って滝の懸かる崖の直下に立つことができ、見上げればなかなかの迫力を感じることが出来る。
桑ノ木の滝は、和歌山県と三重県との県境を流れる熊野川支流の高田川の枝谷に懸かる落差21mの直瀑であり、日本の滝100選の一つにも選ばれている名瀑である。高田川沿いの県道230号脇に車を止め、高田川に懸かる細い橋を渡ると不動尊が祀られている。その脇を過ぎるとすぐ先が桑ノ木谷。吊り橋を渡り、渓流に沿って遊歩道を上流に向かって歩くこと15分程度。岩陰に滝の音が聞こえ始める。岩を回り込むと音は轟音に変わり、目の前に見事な滝が現れ、その存在感に圧倒される。2007年に訪れた際には流れに鉄製の橋が渡されていおり簡易的な観瀑台のようになっていたが、2012年訪問時にはなくなっていた。恐らく前年に襲った台風による大雨により流されてしまったものと推測される。
白見の滝2.50
白見の滝は、和歌山県新宮市と三重県紀宝町との境界を流れる熊野川沿いの国道168号を新宮方面に走り道の駅を3km程進んだ右手に懸かる落差23mの直瀑である。国道168号を南下する際にはせり出した岩に隠れて気付かずに通り過ぎてしまいそうだ。滝の前には橋がかかり観瀑台となっているようだが、2007年の訪問時はこの橋の一部が落ちていたために封鎖されていたが、2012年の訪問時は、前年の台風23号の影響で橋を含めてその下の滝壺まで大小の岩石により埋め尽くされ無残な姿となっていた。
小鹿の滝3.10
布引滝3.37
布引滝は、熊野川の支流、布引谷川に懸かる落差55mの段瀑である。以前にこの場所に訪れた時にはこの滝の存在に気付かなかったが、2011年9月の台風により周囲の木々が一掃されて滝が見やすくなったらしい。
田長谷/鼻白の滝3.80
熊野川の支流田長谷には数多くの滝が存在する。その中で最も存在感を示すのが鼻白の滝である。一ノ滝(下)とニノ滝(上)の合わせて100m程度の落差がある二段の滝である。林道からニノ滝の滝口に続く山道は崩落している(2012年9月)ので注意が必要。林道を進めば滝の全貌を眺めることができる。