東ノ川/かくれ滝4.13
かくれ滝は、奈良県上北山村と三重県尾鷲市をつなぐ国道425号の県境まで1km足らずという奈良県の滝谷という沢に懸かる落差100mの段瀑である。国道からは岩陰になっており見ることはできない。沢の左岸に丸太で組まれた橋を渡り、その先の岩場を伝って数分進めば、その迫力ある段瀑の姿を直下から見上げることができる。
古川岩屋谷(3)/不動滝4.13
坂本貯水池の貯水量や当日の滝の水量によってその姿は大きく異なる。不動滝の上流には銚子滝が掛かっている。
古川岩屋谷(1)/銚子滝3.10
坂本貯水池に直接落ちる不動滝のさらに上流に掛かる滝。滝見橋から少し下流に向かった県道上から眺められる(らしい)。今回は迂闊にも見損ねた。(2009/05/30)
西ノ谷/大鍋小鍋滝3.20
大鍋小滝の滝は、奈良県上北山村南部の坂本貯水池に流れ込む西ノ谷に懸かる落差20mの段瀑である。
大曲滝3.37
大曲滝は、奈良県川上村を南北に通る国道169号の伯母谷ループ橋にある栗の木トンネルと滝の脇トンネルとの間に見ることができる落差30mの分岐瀑である。谷に架かる橋の上から見下ろすと滝の上半分程度を確認できる。国道脇に車2台駐車可能なスペース。脇のガードレールを乗り越えた先に谷に下りる鉄製の階段が設置されている。75段程度を下ると橋の真下の谷に降り立つことができる。その場所だと滝の全貌を見ることができる。滝は中程で小さく流れを変える二段の形状だ。時折、滝の流れ落ちる爽やかな音をかき消すような走行車両のエンジン音に驚く。また、ペットボトルや空き缶などのゴミが散乱していたのも残念だった。国道脇の駐車スペースから車道に復帰するのには細心の注意が必要だ。両側にトンネルが有り、その先がカーブしているので目視の確認が難しい。トンネル内に響くエンジン音での判断が必要となり非常に恐怖を感じる。
柏木不動窟/不動の滝3.03
柏木不動窟は奈良県川上村南部を流れる吉野川沿いにある鍾乳洞である。不動の滝は鍾乳洞の内部に見られる落差10mの滝である。
大滝2.77
大滝は、奈良県川上村北部を流れる吉野川で大滝ダムの1km程度下流に懸かる渓流瀑である。国道169号沿いの大滝郵便局の前に展望デッキのように設置された駐車場が用意されている。そこから滝を中心に吉野川を俯瞰することができる。滝の周囲は甌穴のある岩場が広がっており、その中央を水が流れている。滝と呼ぶには疑問が残る程度のものだ。また、駐車場からは川に降りる階段が設置されており、コンクリートで固められた護岸の上を100m程度遡って滝に近づく。滝周辺の岩場には下りることはできないようだ。水量が多い場合、滝は二条に分かれる。これは、明治初期に丸太搬出用に岩場を開削したものとあり、ノミで削った跡もみることができるという。大滝割滝とも呼ばれているようだ。
蜻蛉の滝3.73
蜻蛉の滝は、奈良県川上村の吉野川支流の音無川に懸かる落差50mを三段になって落ちる段瀑である。駐車場から遊歩道を歩いて5、6分程度で観瀑台。観瀑台の目と鼻の先に二段目の滝口があり、柵から身を乗り出して覗き込めば、円形にくり抜かれた井戸のようで滝壺も丸い。観瀑台脇の休憩所には螺旋階段が設置されていて二段目の滝壺付近まで下りることができる。
安産の滝2.33
安産の滝は、奈良県大淀町北部の町境の峠付近の吉野川支流に懸かる落差4mの段瀑である。昔からお産をするものがその滝水にに打たれると安産をするという言い伝えがあり、その滝名ともなっている。現在では滝に打たれる人は少ないらしいが、滝の前の橋下には滝に打たれる人のための脱衣所が用意されている。滝名は「あんさん」と読む。