谷不動滝2.50
谷不動滝は、兵庫県宍粟市を流れる揖保川支流の谷川本流に懸かる落差4mの直瀑である。両岸壁がグッと狭まったゴルジュの奥に隠れるように流れ落ちる。道路脇に設置された階段を下りるとすぐに観瀑台がある。下流には小滝が続き、少々危険はあるが下流100m程度の場所から沢に下りてアプローチすることも可能だ。
奥谷の滝1.90
奥谷の滝は、兵庫県宍粟市波賀町谷地区の奥に懸かることから誰かが付けた仮称である。滝は揖保川支流の谷川の枝沢に懸かり落差30m程度を落ちる段瀑である。道路脇の獣害柵を開けるとその奥に階段が入るがこれは観光用の階段ではないと思われる。階段の先は荒れており踏み跡を辿るしかない。
白龍の滝3.20
白龍の滝は、兵庫県宍粟市北部を流れる引原川支流の水谷川に懸かる落差98mの段瀑である。霊木の大杉とその傍らに不動明王が祀られた祠の横の黒々とした断崖の上を階段状に落ちる姿は清涼感たっぷりだ。また厳冬期には滝は氷瀑に化すという。滝までは遊歩道が設置され、滝を経由してフォレストステーション波賀へと続く。途中、「不朽の杉」なども見どころだ。
高野峠の滝3.37
高野峠の滝は仮称で正式名称ではない。高野峠に源を発する揖保川の枝沢に懸かる落差8mの分岐瀑である。国道429号線の脇に懸かるが道路からだと木々に邪魔されてその姿はよくは見えない。200m程度下流にある砂防堰堤から河原に下りて遡上することが可能だ。滝壺から見る滝は末広がりに広がりどっしりと安定感を感じさせる。
河原田不動滝(7)/一の滝2.93
河原田不動滝は、兵庫県宍粟市北部の高野峠東側の高野地区にあり、一の滝から「七の滝」まである連瀑である。その最下流にあり最大規模を誇る滝が落差35mの分岐瀑「一の滝」である。高野不動の滝とも呼ばれている。一宮町にある「一宮七滝七不動」の一つである。滝の傍らには「五体明王不動」が祀られている。駐車場から滝までは参道で10分程度。この滝の左岸の急斜面に参道が伸びており二の滝以降の滝に続く。
福地渓谷/小の倉の滝3.20
福地渓谷は、兵庫県宍粟市北東部を流れる揖保川支流の福地川が創る渓谷であり、ひょうご風景100選にも選ばれた奥播磨を代表する景勝地で紅葉の名所でもある。小の倉の滝は、福地渓谷の枝沢に懸かる落差8mの直瀑である。県道39号線脇に「小の倉滝霊場」という案内板が立つ。登山道入口は獣害柵で封じられる。簡単な紐を解いて扉を開けた先、ダラダラと続く登山道を10分程度進む。轟音が聞こえ出すと滝はすぐ。木々に覆われる中、均整の取れた直瀑は、霊場の雰囲気を醸し出している。
福地渓谷/杉岡の滝1.57
福地渓谷は、兵庫県宍粟市北東部を流れる揖保川支流の福地川が創る渓谷であり、ひょうご風景100選にも選ばれた奥播磨を代表する景勝地で紅葉の名所でもある。杉岡の滝は、木々の隙間に見える滝がその滝だと思われるが確証なし。撮影にも不向き。
足尾の滝3.63
足尾の滝は、兵庫県神河町北部を流れる犬見川の枝沢に懸かる落差30mの分岐瀑である。林道からは滝への登山道が整備される。滝までは350mだがもう少し遠いように感じる。登山道の終点に立つと目の前に巨大な岩盤が立ちはだかり、その中央で分かれた二つの滝口から黒い断崖の上を白い流れ、その中央は植物の緑が覆っている。平時は水量が少ないということで、雨の後を狙った方が良さそうだ。
龍軍の滝2.33
龍軍の滝は、兵庫県神河町北部から流れる市川の枝沢に懸かる落差15mの段瀑である。JR播但線「長谷駅」東側の栗集落の畑の間に獣害用の柵が設置され、その先に滝に通じる道がある。造りかけの道路の左の土手の上を進み林の中を10分程度歩くと小屋が現れる。その奥に2段の滝が控えている。上流の落差5m程度の直瀑が本滝でその傍らに不動尊が祀られている。手を伸ばせば滝に手が届く。
三谷大滝(1)/雄滝3.63
三谷大滝は兵庫県多可町西部に聳える千ヶ峰(1005m)南東麓を流れる三谷川に懸かる滝で、上流の雄滝と下流の雌滝で構成される。雄滝は落差13mの分岐瀑である。雌滝を過ぎた場所に案内板が立ち、その場所で登山道を外れ巨大な岩がゴロゴロ転がる沢を進むが比較的進みやすい。登山道をそのまま進み雄滝の脇から急斜面を下る方法もある。
三谷大滝(2)/雌滝3.20
三谷大滝は兵庫県多可町西部に聳える千ヶ峰(1005m)南東麓を流れる三谷川に懸かる滝で、上流の雄滝と下流の雌滝で構成される。雌滝は落差40mの斜瀑である。全長200m程度の間に大きく4段の滝に分けることが出来る。最上段は滑滝、中段以降は階段状の滝となる。