鶯の滝2.60
鶯の滝は、岐阜県関ケ原町を流れる黒血川に懸かる落差4mの直瀑である。周囲はかつての宿場町で現在では住宅地となる場所ですぐ側を東海道新幹線の高架が通っている場所である。滝の懸かる黒血川は地面より10m程度低い場所を流れており、そのため道路沿いに設置された柵越しに滝を見下ろすことになる。滝壺に下りるすべはないようだ。高架の上を頻繁に通る新幹線の轟音には驚かされる。
霜田滝3.03
霜田滝は、岐阜県八百津町にある落差10mの分岐瀑である。「命のビザ」で知られる杉原千畝の功績を讃えて造られた「人道の丘公園」から500m程度東に位置し田園地帯を流れた小さな川がこの滝で一気に落ちている。この滝を見るのは容易ではなく、駐車した旧道のガードレールの間から急斜面を先人が残した僅かな踏み跡を辿って谷に降りなければならない。谷から見上げた滝は漆黒の岩盤を流れ落ちる見事なものだった。しかし上流に人家があるためか、滝下付近にはゴミが散らばり残念な姿となっている。水質も良くない。
無名瀑2.17
岐阜県八百津町伊岐津志にある落差30m程度の名称不明の分岐瀑である。木曽川の南側を通る県道381号線で枝沢に懸かる橋の上から南側に30m程度そそり立つ岩盤の上に滝だが、木々に覆われており水量も少ないことで、落差はあってもわざわざ立ち止まって見る人もいないと思われるレベル。
錦の滝2.17
錦の滝は、岐阜県八百津町にある落差5mの分岐瀑である。住宅地の脇にある人工池に流れ込む滝であり、道路から池を挟んで対岸からも見ることができるが、池の脇に立つ八百津町の重要文化財であり天然記念物の枝垂れ桜から池に進むことができ、滝を間近に見ることが出来る。
蛇が淵の滝3.80
蛇が淵の滝は、岐阜県七宗町と川辺町の間を流れる蛇が谷に懸かる落差15mの段瀑である。「報国橋」東側の道路脇に積まれたコンクリート構造物の脇を抜けると飛騨川左岸の林の中を500m程度進むと蛇が谷に出るがここまではほぼ平坦であり踏み跡もしっかりと確認できる。蛇が谷で足元は切れ落ち、谷に下りるには30m程度の急斜面を木々を頼りに谷底に下りる。その先は渡渉を繰返しながら200m程度上流に進む。淵のその奥の大岩の背後に段瀑が懸かる。大岩をよじ登ると全貌が確認できる。
不動滝2.50
不動滝は、岐阜県白川町を流れる飛騨川左岸の枝沢に懸かる落差20m程度の段瀑である。国道41号線沿いで滝前には「丸岩不動明王」が祀られている。その脇には堰堤で固められた沢がある。祠の脇をすり抜けると堰堤の上に通じ、その奥に数段に落ちる滝が現れる。堰堤の先で沢に下りれば滝を間近に見ることが出来る。滝は目測20m程度の高さから何段落ちているが、その上がどのようになっているかはこの斜面を登らない限り窺い知ることはできない。
白子の滝2.77
白子の滝は、岐阜県白川町を流れる赤川の枝沢に懸かる落差5mの分岐瀑である。道路沿いにあるお手軽な滝で周辺は綺麗に整備されており、訪れた4月中旬では滝の周りが赤や黄色の花で彩られていた。この滝から流れ出た水は道路下、さらに民家の下を通って赤川に流れ込む。
前坂の滝2.93
前坂の滝は、岐阜県白川町を流れる赤川の枝沢に懸かる落差10mの分岐瀑である。県道68号線から逸れ、細い道を民家の前をすり抜けて進む。その先はすぐに行き止まりとなる。目の前には沢が流れ、その上流をよく見ると滝が落ちる様子が木々の間に確認できる。沢沿いの木々の間を踏み跡を辿って行くと滝に到着する。滝前は倒木などが横たわったりするが水は綺麗だ。滝壺には簡易的な取水設備があるため、汚さないように注意したい。
下新田不動滝(2)/下滝2.60
下新田不動滝は、岐阜県白川町を流れる黒川の枝沢に懸かる滝であり、県道70号線脇に「不動瀧」と刻まれた大きな石碑、その奥に滝が懸かっているが、本来の不動滝はこの滝の上流300m程度の場所にある不動尊の奥に懸かる滝のことを言うようで、本瀑と区別するために仮に「下滝」と呼ぶことにする。下滝は小刻みに階段状になった斜面を流れ落ちる落差6mの斜瀑だ。
下新田不動滝(1)/本滝3.03
下新田不動滝は、岐阜県白川町を流れる黒川の枝沢に懸かる落差16mの直瀑である。県道70号線脇の「不動瀧」の石碑附近から林道に入り500m程度進んだ先に「お滝中央不動明王」への入口がある。参道を2分程度で沢は二手に分かれ、その右側に勢いよく流れ落ちる直瀑と滝壺が現れる。
安堂が滝2.77
安堂が滝は、岐阜県加茂郡白川町を流れる黒川に懸かる落差8mの滝である。「御嶽大神」の幟から100m程度進んだ先に御嶽教の建屋があり、そのすぐ脇に滝が懸かる。滝の左岸側には「大日不動明王」が祀られている。