聖ヶ滝3.53
聖ヶ滝は、広島市安佐北区に聳える白木山(869m)北麓に源を発する根之谷川支流の入甲川上流域に懸かる落差15mの斜瀑である。桧山地区を通る道脇に案内板が立ち、民家の庭先を通る細い道を進んで谷に降りる。道は整備されているが道の真中に筍が生えており足元に注意が必要だ。谷を下りきると道は二手に分かれる。左に進路を取ると滝の落ちる音が聞こえてくる。進むと広場があり、その先に滝が落ちている。
皆具淵の滝3.03
皆具淵は、広島市安佐北区北部を流れる入甲川本流にある淵であり、その上流に掛かる落差5mの斜瀑を皆具淵の滝と呼ぶ。上流の聖ヶ滝から400m程度下流の場所である。この滝へのアプローチは滝の滝口に続く林道を進む方法と、林道途中から急斜面を下って下流からアプローチする方法の二通りがあるが、後者でないとこの滝の魅力は分からない。ただし決して安全な道ではないので注意は必要。その分、深緑の淵を挟んで見る光景は秘境感たっぷりの姿で時を忘れてしまいそうなほどだった。
妙念の滝2.77
妙念の滝は、広島県安佐北区北部を流れる入甲川の枝沢に懸かる落差30mの段瀑である。皆具淵の滝の下流100m程度下流で合流する場所にある。滝は大きく上段と下段に分かれ、下段(写真)は二条になって流れ落ちる5m程度のものである。この滝の上段部分へは瓦礫と藪を掻き分けて登って数分程度の場所にあるが、その苦労が報われない程度の地味なものであった。
南原峡/加賀津の滝3.80
南原峡は、広島市安佐北区北部に源を発する南原川上流部の峡谷であり、加賀津の滝は、この峡谷に懸かる段瀑で落差23mを大きく三段となって落ちる段瀑である。周辺は「南原峡県立自然公園」として整備されており「龍頭ケ原園地」の広場から堂床山(860m)に続く登山道は非常に歩きやすい遊歩道となっており、そこを600m程度歩いた場所に懸かる。広場に立つ案内板では400mとあるが、これは直線距離のことだろうか。この滝の上流300m程度の場所には石采の滝が懸かる。
南原峡/石采の滝3.10
南原峡は、広島市安佐北区北部に源を発する南原川上流部の峡谷であり、石采の滝は、この峡谷に懸かる落差15mの斜瀑である。加賀津の滝から300m程度上流の場所に懸かる。途中から遊歩道を外れ沢に沿って歩くとこの斜瀑が現れる。この滝の上流700m程度の場所に明神ダムがあるため水質は望めない。
宇賀峡/無名瀑2.77
宇賀峡は、広島県安佐北区を流れる太田川の支流である高山川にある宇賀ダム湖上流部の峡谷で、この高山川左岸の枝沢に懸かる落差6mの分岐瀑であり、水量は少ないものの二条になって落ちる見事な滝だが名称不明である。高山川沿いの林道を南下すると左手奥(30m程度)の場所に見える。正面の林道は細いため、駐車場所には注意が必要。
宇賀峡/猿淵の滝2.77
猿淵は、広島市安佐北区にある宇賀峡で見ることができる落差2mを三条になって落ちる斜瀑であり、林道脇に猿淵と小さな案内板が立っている。沢へ降りるルートは無さそうで、林道からの俯瞰となる。
宇賀峡/唐音の滝2.93
唐音の滝は、広島市安佐北区にある宇賀峡を流れる高山川本流に懸かる落差8mを三段となって落ちる段瀑であり、林道脇の巨岩の前に唐音と小さな案内板が立っている。沢へ下りて滝を正面から見るのが良い。
宇賀峡/無名瀑2.17
宇賀峡は、広島県安佐北区を流れる太田川の支流である高山川にある宇賀ダム湖上流部の左岸の枝沢に懸かる滝で、水量は少ないが落差は20m程度はありそうな、名称不明の滝である。唐音の滝から下流に100m程度進んだ場所にある。
宇賀峡/末広滝2.77
末広滝は、広島市安佐北区にある宇賀峡に懸かる落差30mの段瀑である。林道に広滝という半壊した案内板が立っており、恐らく元は末広滝をあったと思われる。その案内板の場所から高山川を挟んで対岸に見えるのがこの滝。目の前の川の深さは浅く長靴があれば十分に渡ることが可能。全貌を見ることは出来ないが、近づいて仰ぎ見るのがオススメ。
宇賀峡/無名瀑2.17
宇賀峡は、広島県安佐北区を流れる太田川の支流である高山川にある宇賀ダム湖上流部の左岸の枝沢に懸かる落差6mの水量の少ない細い名称不明の斜瀑である。末広の滝から下流に100m程度進んだ場所にある。
無名瀑2.77
広島県安芸太田町東部を流れる西宗川の枝沢で県道301号線脇に懸かる落差4mの直瀑であり、滝口から勢いよく流れ落ちる姿が特徴的。県道脇ということで滝壺はコンクリートで固められており、県道下の水路を通って西宗川に注ぐ。滝から10m程度北側の場所に滝上流に続く石段が設置されているが、その先には特にめぼしいものはなかった。
鬼の釜滝2.60
鬼の釜滝は、広島県北広島町南西部を流れる西宋川の支流に懸かる落差8mの段瀑である。道路脇の壊れた水車の脇に滝への遊歩道が延びるが滝までは200m程度。その道は踏み跡レベルので訪れた季節は藪に覆われて不明瞭。慎重に進む必要がある。渡渉が必要な箇所には古いロープが掛かっており信用ならない。滝の上部に道路が通っており、バイクや車の爆音が響き興ざめする。それ以上に整備が全くされていないことで、一般観光客向けではない。
龍頭山(3)/駒ヶ滝2.93
駒ヶ滝は、広島県北広島町中央部を流れる都志見川源流域の龍頭山(928m)南東麓に懸かる落差36mの直瀑である。滝へのアプローチは麓の登山道入口から30分程度掛けて上るコースと林道経由で滝の上流から10分程度下りるコースの2つがある。登山道途中に築かれた石段を上がると目の前に二条に落ちる直瀑が現れる。滝の直下に立って見上げることもできる。
龍頭山(2)/屏風滝2.77
屏風滝は、広島県北広島町中央部を流れる都志見川源流域の龍頭山(928m)南東麓に懸かる落差8mの斜瀑であり、駒ヶ滝のすぐ上流に懸かる。登山道を外れて50m程度進むと目の前に分岐瀑。そのすぐ下には駒ヶ滝の滝口があって足場は狭い。滝の全貌を撮影するには超広角レンズが必要だ。
深山峡/なめら滝2.93
深山峡は、広島県安芸太田町東部を流れる深山川が創る峡谷である。なめら滝は、この深山川に懸かる滝で深山峡の最下流に懸かる落差8mの斜瀑である。整備された遊歩道の柵内から見るのが一般的。落差こそ小さいが長い範囲に落ちており、清涼感十分の滝である。
深山峡/深山の滝3.53
深山峡は、広島県安芸太田町東部を流れる深山川が創る峡谷である。深山の滝は、深山川に懸かる深山峡を代表する落差22mの段瀑である。深山峡入口から約300m程度の場所に懸かり、遊歩道には東屋や幾つかの観瀑台が造られており、色々な角度から滝を楽しむことができる。
深山峡/五段の滝2.93
深山峡は、広島県安芸太田町東部を流れる深山川が創る峡谷である。五段の滝は、深山川に懸かる落差18mの段瀑である。深山峡入口から深山の滝を経由して600m程度の場所に懸かる橋から上流に見ることができる。途中の遊歩道は多少荒廃しているため注意が必要。
深山峡/処女滝2.77
深山峡は、広島県安芸太田町東部を流れる深山川が創る峡谷である。処女滝は、広島県安芸太田町にある深山峡を流れる深山川に懸かる落差6mの滝である。深山峡入口から深山の滝を経由して600m程度の場所に懸かる橋のすぐ下流にありこの橋からは殆ど見ることは出来ない。深山川右岸に観瀑台(橋)に通じる道があったようだが、豪雪の影響で崩落してしまったようだ。注意を払えば下の橋まで進むことは可能。ただしあくまでも自己責任で。
深山峡/三段滝2.77
三段滝は、広島県安芸太田町にある深山峡を流れる深山川に懸かる落差5mの段瀑である。深山峡入口から約650m程度進んだ場所にある鋭く尖った「包丁岩」からさらに50m程度進んだ場所。下流の五段滝に比べると形状がはっきりしない印象。
滝山峡/盆徳滝3.20
盆徳滝は、広島県安芸太田町西部の滝山川が削った滝山峡の支流である桧谷川に懸かる落差35mの段瀑である。国道186号線沿いの案内板脇に駐車スペースがあり、谷へと通じる木組みの階段が設置されている。谷に下りると遊歩道があるが30%程度は整備されていないと思った方がよく途中渡渉する箇所もある。滝前には巨岩が立ち塞がり、滝壺に近づくには難しそうだ。