裏見の滝3.20
裏見の滝は、和歌山県海南市にある岩屋山福勝寺の境内に懸かる落差20mの直瀑であり、滝壺の周囲を歩いて滝の裏に回ることができ、「裏見」することが可能だ。滝裏には不動明王が祀られている。案内板には高さ20mとあるが実際には10~15m程度と思われる。
牡牛の滝2.93
牡牛の滝は、和歌山県海南市を流れる幡川右沢に懸かる落差15mの直瀑である。幡川の住宅地を抜けた先のみかん畑の脇に続く登山道を進む。途中は少々荒れた登山道で登山者の往来が少ないことが分かる。藪を掻き分けて15分程度歩くとこの滝にたどり着く。滝の前にはいわが横たわっているがこの岩がこの滝の名の由来なのかは不明。
妙法の滝2.93
妙法の滝は、和歌山県海南市を流れる幡川支流の左沢に懸かる落差8mの直瀑である。幡川の住宅地を抜けた先のみかん畑の脇に続く登山道で牡牛の滝に向かう途中に分岐があるが、その先は藪に覆われ腰を屈めて進む箇所もある。少々難のある道だ。25分程度で滝の前に到着する。水量は少ないが二条に分かれて落ちる姿が印象的な滝だ。
不老の滝2.50
不老の滝は、和歌山県海南市北東部の孟子地区にある「不動山那賀寺」の境内に懸かる落差8mの直瀑である。寺は「ビオトープ孟子」という自然と触れ合える施設の裏にあり、施設は休日には多くの親子連れで賑わっている。その横をすり抜け寺の参道を進む。石段を数分上がっていくと社殿にたどり着く。社殿の右手奥に懸かっているのがこの滝で、行場にもなっている。滝口からの水は細く一直線に落ちている。
不動滝3.70
不動滝は、和歌山県紀美野町を流れる真国川の枝沢である初生谷に懸かる落差16mの直瀑である。町道沿いの案内板から沢に向かって緩やかに延びる遊歩道を100m程度歩くと滝が目の前に広がる。滝前には祠が立つ。祠の立つ足場は狭いので注意が必要。そこから斜面を3m程度下りて軽く渡渉すれば滝壺にたどり着く。案内板には30mと記載があるが実際には15~16m程度と思われる。
金剛の滝3.53
金剛の滝は、和歌山県かつらぎ町南部を流れる有田川本流に懸かる落差20mの分岐瀑である。本流に懸かる滝であるため水量は豊富で豪快に流れ落ちている。滝の前には吊橋が設置され対岸に渡ることが出来る。しかし、吊橋と滝との間に「やえん」(人力ロープウェイ ※ただし故障中)が横たわっており撮影には邪魔となる。滝の左岸には高さ5~6mの水車、滝の背後には恐竜のオブジェなど人工物が多いのが印象。滝自体は素晴らしいのだが。
鶏渕の滝3.00
鶏渕の滝は、和歌山県高野町南部、高野山に源を発する一ノ枝川に懸かる落差12mの斜瀑である。旧国道371号線沿いにありガードレール越しに見下ろすことになるが渓谷の大部分が木々に覆われいるため、葉が生い茂る時期に見るのは難しそうだ。年配の地元の方から聞いた話では、子供の頃渕でよく遊んだという。残念ながら下り口を見つけることはできなかった。
大滝3.37
大滝は、和歌山県高野町の高野山に源を発する御殿川に懸かる落差15mの直瀑である。かつては上下二段の滝であり上段を雄滝、下段を雌滝と呼んでいたが、現在、下段は土砂や岩石により埋まり、かつての姿を見ることはできない。滝は、駐車スペースから少し下りた場所から見下ろすことになる。その脇から踏み跡を辿って沢に近づくこともできるが、その場所からのこの滝の観望は良くないが、ゴマ滝の最下段の流れを見ることができる。
ゴマ滝2.67
ゴマ滝は、和歌山県高野町南部を流れる御殿川に懸かる大滝(落差15m)の滝壺のすぐ下流で合流する瀬川に懸かる落差23mの段瀑である。御殿川に合流する地点に懸かる斜瀑の部分と護岸整備されてしまった100m程度の区間の上流に懸かる部分と大きく2つに分かれる。上段については瀬川に架かる橋の上から眺めることが可能だが、木々に覆われるため見づらいのが難点。下段は大滝の観瀑台脇から踏み跡を辿って斜面を下りると見ることができる。
玉川峡/白糸ノ滝2.43
白糸ノ滝は、和歌山県橋本市南部から流れる丹生川(有田川支流)右岸の枝沢に懸かる落差10m程度の分岐瀑である。滝は大きく二段になって落ちており、国道から手を伸ばせば届く場所にある。水量は多くなく、案内板もないため、国道を通る自動車もその場に足を止めることもないようだ。駐車スペースは100m程度北上した場所の広目の路肩。
玉川峡/御手洗の滝2.77
御手洗の滝は、和歌山県橋本市南部から流れる丹生川の右岸に懸かる落差5mの直瀑である。国道371号線沿いの凹みに落ちる姿を見下ろすことになる。この滝の上流150m程度上流には落差25mの五光の滝が懸かっている。御手洗の滝の脇から遊歩道が延びている。
玉川峡/五光の滝3.70
五光の滝は、和歌山県橋本市を流れる丹生川(有田川支流)に懸かる落差30mの直瀑である。国道371号線沿いの凹みに落ちる御手洗の滝の脇にある遊歩道入口から150m程度沢沿いの遊歩道を遡っていくと豪快に落ちる姿を間近に仰ぎ見ることになる。近づくと水飛沫が物凄い(暑い時期には気持ち良い)。
稚児ノ滝2.67
稚児ノ滝は、和歌山県橋本市南部から流れる丹生川(有田川支流)の右岸枝沢に懸かる落差15m程度の段瀑である。滝の中段付近を国道371号線が通っているため、一度に全貌を見ることはできない。国道の上流の滝を見ることは容易いが、下流の滝の全貌を見るのは岩場を下って沢に下りなければならないため、注意が必要だ。
彦谷の滝2.77
彦谷の滝は、和歌山県橋本市南部を流れる丹生川の枝沢である彦谷に懸かる落差5mの段瀑である。県道102号線で橋本市と九度山町境界の彦谷を数分遡った場所で見ることができる小滝である。この滝をさらに上流に150m遡った場所に落差20mの直瀑である丹生の滝が懸かっている。