岩窟不動/妙音滝2.17
妙音滝は、岐阜県郡上市役所から東に1km程度の場所にあり、「岩窟不動」と呼ばれる磨崖仏が見られる沢に懸かる落差10m程度の斜瀑であり、通常は水量が少ないという。6月梅雨時の訪問であったが黒い岩盤の上を僅かに水が流れているのが確認できる程度。流れの両側が苔むしている姿は印象的だ。この滝の上にも登山道は続いているが特に目ぼしいものはなかった。
岩窟不動/不動岩の滝2.17
不動岩の滝は、岐阜県郡上市役所から東に1km程度の場所にあり、「岩窟不動」と呼ばれる磨崖仏が見られる断崖のすぐ脇に懸かる落差15mの直瀑だが、殆ど水は落ちていない。別名を極楽滝ともいう。人工の滝とも言われている。
三日月不動の滝(3)/不動窟の滝3.10
不動窟の滝は、岐阜県郡上市東部を流れる和良川支流の鬼谷川に懸かる落差40mの段瀑であり、すぐ上流には、蓬莱の滝、さらに進むと三日月の滝が懸かる。悪路の林道が途絶えた場所が駐車スペース。その先に多くの石像が祀られたお堂がありその脇を通って沢に入る。滝までの道は崩落している箇所があり、必ずしも安全ではない。渡渉もある。壊れた丸太橋の先に最下流のこの滝がある。滝の左側(右岸)の斜面を登れば上流に滝に通じるらしいが、訪問時は道が不明瞭だったため、自重した。三日月の滝以外の滝は情報が錯綜しており、正式な名称かどうかは断言できない。
御手洗の滝3.53
御手洗の滝は、岐阜県郡上市東部を流れる和良川の枝沢に懸かる落差23mの分岐瀑である。駐車場脇の登山道入り口に「御手洗滝まで300m」と書かれた案内板が立つ。滝までの登山道はある程度整備されており危険は少ない。5分程度で滝に到着する。滝の脇には祠が建てられている。高さ23mの断崖の上から緩やかに流れ落ちているのが印象的な滝だ。滝壺から出た水はウォータスライダーのような形状にくり抜かれた岩盤の上を流れ落ちているのもまた印象的だ。
マガリ淵2.77
マガリ淵は、岐阜県下呂市を流れる輪川本流に懸かる落差2mの渓流瀑であり2段となって流れ落ちている。輪川に懸かる有里橋の上から見ることもできる。ガードレールを越えて左岸の土手沿いに50m程度歩くと滝の真横から眺めることが可能。滝の右岸には建物があるため右岸からの観望は不可。
釜の淵3.03
釜の淵は、岐阜県下呂市を流れる輪川本流が巨岩によって挟まれ狭まった場所に懸かる落差3m程度の渓流瀑である。県道脇だが滝を見るには柔い斜面を下る必要があり、草に覆われた時期は足元が不明瞭で危険が無くはない。その先には巨岩が横たわる場所だ。岩の上に立てば、迫力のある激しい流れを間近に見ることができる。
乗政大滝4.13
乗政大滝は、岐阜県下呂市東部を流れる乗政川上流部に懸かる落差21mの直瀑である。県道440号線から続く林道脇に立つ案内板の前に駐車場。その脇から沢に通じる遊歩道がある。遊歩道途中には小さな枝沢を落ちる滝を見る。さらに数分歩くと滝の轟音が響き始める。遊歩道から階段で沢に下りる。大小の岩を伝って滝壺へ。滝壺から見上げる滝は迫力満点だ。
厚谷不動の滝3.53
厚谷不動の滝は、岐阜県下呂市南西部の金山湖(岩屋ダム)の湖尻付近で合流する厚谷に懸かる落差18mの直瀑である。県道431号線から軽く悪路の林道に入り1km程度の場所に「厚谷不動明王」と白い幟が立つ。その脇に沢に下りる道がある。数分下り道が平らになるとその途中に厚谷不動明王が祀られている。その真下付近に滝が懸かり轟音が聞こえてくる。滝壺にはさらに20m程度下となるが、滝壺までは急斜面に残された踏み跡程度のもので注意が必要だ。沢を下り切り滝壺に向かって河原を上流に進むと垂直な断崖の中央に落ちる滝を見ることができる。滝口はチョックストーンにより水が分かれV字型に落ちている。
狒狒の滝3.27
狒狒の滝は、岐阜県下呂市西部を流れる馬瀬川支流の弓掛川の枝沢である逢月谷に懸かる落差7mの直瀑である。付近は「飛騨金山の森キャンプ場」として整備されており、この滝のある沢も含まれている。滝までは遊歩道が通じており15分程度で到着する。道は少々荒れているが危険は少ないが観瀑台と思われるスペースから滝までは50m程度と少々遠い。沢は5m程度の急斜面の下だが、踏み跡をたどりながら慎重に降りれば何とか下りることが出来た。河原を伝って滝壺に至る。間近で見る滝は観瀑台から見た滝とは一味違った。その帰り何匹ものヤマビルに足元を襲われた。訪れる際にはご注意を。
浅谷の滝2.23
浅谷の滝は、岐阜県郡上市と下呂市の境界付近を流れる浅谷川に見られる落差2mの渓流瀑である。滝は「浅谷橋」のほぼ真下に懸かっており、橋上や浅谷川の両岸など滝を見ることができる場所を探してみたものの、草木に邪魔されるなど何れの角度からも満足に見ることは出来なかった。後日調べてみたところ、下流側からアプローチが可能とのこと。
女滝2.93
女滝は、岐阜県郡上市東部を流れる弓掛川本流に懸かる落差2mの渓流瀑である。県道86号線から家谷川方面に伸びる林道に入り150m程度で「家谷橋」の付近の路肩に駐車。林の間を通って20m程度で滝を見下ろせる場所に出る。この滝の上流は川幅が狭まり、その中を幾つもの小滝が連なっているので合わせて見ておきたい風景だ。滝の名前は、この滝の上流200m程度の場所に懸かる小川の大滝、別名男滝に対する名前という。
小川の大滝3.53
小川の大滝は、岐阜県郡上市東部を流れる弓掛川本流に懸かる落差10mの直瀑である。下流の女滝(渓流瀑)に対して男滝とも呼ばれている。県道86号線沿いの開けた場所のため、車窓から見ることが出来るお手軽な滝だ。滝壺から見上げることができれば大迫力を味わえるところだが、道路と川とではかなりの高低差があり下りる場所は見当たらない。