華経地の滝2.67
華経地の滝は、岡山県津山市西部の妙見山(613m)南麓の村谷に懸かる落差7mの斜瀑である。「トンボの里公園」から5分程度の場所から沢沿いの荒れた林道を進む。林道はすぐに大小の倒木に塞がれる。何度か倒木を乗り越え、入り口から200m程度の場所の踏み跡のある斜面を伝って河原におり50m程度遡上すると滝に到着する。この滝の上流にも幾つか滝があるとのことだが、林道の状態はこれまで以上に荒れて歩行困難だったため断念した。
河内不動の滝3.37
河内不動の滝は、岡山県鏡野町を流れる吉井川支流の河内川の枝沢に懸かる落差30mの段瀑である。滝入口に祀られる「河内阿弥陀地蔵堂」から遊歩道を500m程度(15分程度)の場所にある。滝は上中下段の3段からなり、下段7m、中段7m、上段15mでそれぞれ個性が異なる。下段は木々に覆われており、崩落により近づのは難しい。崩落箇所をトラロープを頼りに越えてさら進み別沢を渡ると眼の前に上段と中段の滝を一度に見ることができる。訪問時は水量少のため上段では雫が落ちる程度であったが、水量多のときは幅10mに広がった見事な姿を見せるという。
岩井滝4.07
岩井滝は、岡山県鏡野町北部に聳える三国山(1252m)に源を発する中津河川の支流に懸かる落差15mの直瀑であり、裏見が可能な滝として知られている。広めの駐車場から滝まではウッドチップが敷かれた歩きやすい遊歩道が整備され、勾配もそれほどキツくなく400m程度歩けばこの個性的な滝を見ることができる。滝裏は奥行き5m程度の洞となっており中央に不動明王が祀られている。途中に見られる湧き水「岩井」は名水100選にも選ばれている。
蛇谷の滝3.10
蛇谷の滝は、岡山県鏡野町北部の人形仙(1004m)に源を発する木路川に懸かる落差12mの段瀑である。浄水場施設の先の広場に駐車し沢には施設保全用と思われる鉄柵が設置されているが、鉄柵は回り込めば沢に出ることができる。訪問時(6月)は沢との間は笹薮に覆われており掻き分けて進む必要があった。滝周辺も木々に覆われた奥まった場所に懸かっている。
湯の谷の滝2.77
湯の谷の滝は、岡山県鏡野町を流れる湯の谷川に懸かる落差4m程度の斜瀑である。湯の谷川沿いの林道を進んで耕作地帯から林に入る場所で藪の陰から音だけが聞こえるが姿が見えていない。下流側の僅かな踏み跡から斜面を下り5m程度下れば滝下からアプローチが可能だ。沢の規模の割に水量豊富に豪快に流れ落ちていた印象だ。