蹄の滝3.03
蹄の滝は、福井県福井市中心部の東方6km程度の場所を流れる滝津川に懸かる落差8mの滝で、右岸側に斜瀑、左岸側に細い直瀑と全く特徴の異なる2つの滝で構成される。水量が多い日には3条になって流れるという。県道113号線脇に立つ案内板が目印。そこから川に下りる遊歩道を50m程度歩く。滝前は憩いの場となっておりベンチなども用意されている。訪問した日、ベンチ周辺はゴミが散乱していて残念な姿だった。
吉谷寺跡/吉谷不動滝2.77
吉谷不動滝は、福井県坂井市北東部を流れる竹田川の支流枝沢で、火燈山(803m)西麓に懸かる落差45mの段瀑である。坂井市の指定文化財史跡である吉谷寺跡の奥にあり、駐車スペースから遊歩道を5分程度歩くと滝に到着する。訪問したこの日は水量が少ない上に、滝周辺が木々に覆われており見栄えは良くなかった。大雨の後で水量の多い日には末広がりに流れる見事な滝になるという。
簾滝2.93
簾滝は、石川県加賀市南部を流れる大内谷川の右岸に懸かる落差17mの段瀑である。国道364号線を通る車窓から眺めることができるお手軽な滝だ。段瀑とあるが県道から見えるのは10m足らずの下段の分岐瀑の部分のみで上段がどのようになっているかは窺い知れない。訪問日は水量が少な目であったが大雨の後には水が吹き出すように流れ落ちるという。
医王寺不動滝2.43
医王寺不動滝は、石川県加賀市山中温泉にある医王寺の境内にある落差10m程度の細い直瀑である。医王寺は、温泉街を一望できる高台に建つ真言宗の古刹であり、その本殿は個性的で美しい外観の寺院である。その参道の脇にある鯉の泳ぐ小さな池に滝の水が注ぎ込んでいる。
鶴ヶ滝3.63
鶴ヶ滝は、石川県加賀市山中温泉街の東方の外れの荒谷町を流れる鶴の川に懸かる落差22mの段瀑である。駐車場から遊歩道を5~6分程度に現れた小滝の横岩脇の遊歩道で斜面を乗り越えると二条になって流れ落ちる鶴ヶ滝が現れる。岩の先が沢への降下ポイントでトラロープも掛けられている。足元の岩盤は滑りやすく、慎重に遡上すると三段目の滝壺に近づくことができる。
太子の滝2.93
太子の滝は、石川県加賀市を流れる三谷川本流に懸かる落差3mの直瀑である。滝は太子温泉の「特月荘」(現在は諸事情により休業中)の裏手にあり、「特月荘」の客室や浴場からも見ることができる。宿泊施設としての「特月荘」は休業中だが、ランチ営業は行っているので、滝を観望したい場合はスタッフの方に相談すると快く案内してくれた。滝は水量が多い場合は幅広(10m程度)に落ちるという。また、滝の下には甌穴なども見ることができる。滝の下流30m程度の場所には聖徳太子が訪れた際に残した馬の蹄の跡があるという。
那殿大滝2.07
那殿大滝は、石川県小松市東部にある赤瀬那殿観音の境内を流れる大杉谷川支流の右岸に懸かる落差22mの分岐瀑である。案内板に「大滝」がイラストと共に記載されているが、滝の所在がはっきりとしない。林道から川を挟んだ対岸に僅かに水が滴り落ちる岩盤があった。木々や藪にも覆われれているため、撮影も不向き。この滝については確実な情報が少ないため、誤っている可能性もある。時期を選んで再訪したい。
兜滝2.60
兜滝は、石川県小松市南部に源を発する大杉谷川に懸かる落差6mの斜瀑であり、県道161号線「うつぼ大橋」の直ぐ下に見ることができる。橋の南側に4~5台程度の駐車場があり、滝壺に下りる遊歩道も整備されている。
十二ヶ滝3.80
十二ヶ滝は、石川県小松市の国道416号線沿いの郷谷川の本流に懸かる落差6mの滝である。夏場には滝壺から下流の浅瀬にかけては夏場には涼を求めて水遊びに興じる若者や子供連れの家族の姿が多く見られる。この滝の名称は、郷谷川の川幅一杯に12筋に分かれて落とすことから「十二ヶ滝」の名が付けられた。上流の鱒留の滝とともに「西尾八景」の一つに選ばれている。なお、「西尾八景」は、十二ヶ滝、象岩、観音山、烏帽子岩、鱒留の滝、鷹落山、大滝、大倉岳の8つである。
鱒留の滝2.93
鱒留の滝は、石川県小松市東部の郷谷川支流の西俣川に懸かる落差7mの分岐瀑である。下流の十二ヶ滝とともに「西尾八景」の一つに選ばれている。なお、「西尾八景」は、十二ヶ滝、象岩、観音山、烏帽子岩、鱒留の滝、鷹落山、大滝、大倉岳の8つである。