母の白滝神社/母の白滝3.90
母の白滝は、山梨県富士河口湖町東部に聳える三ツ峠山(1785m)に源を発する寺川に懸かる落差20mの段瀑である。河口浅間神社の脇から林道を進み1.8km程度で駐車場に到着する。天候次第だが、ここから見る富士山の眺めも素晴らしい。駐車場から砂利道を200m程度歩くとこの滝の正面に立つことができる。平安時代から富士登山をする者がこの滝で身を清めたといわれている。滝の脇には三ツ峠山に続く登山道を進んでこの滝の上に出ると父の白滝(斜瀑5m)、さらに上流にも無名の滝を見ることができる。
母の白滝神社/父の白滝2.50
父の白滝は、山梨県富士河口湖町東部に聳える三ツ峠山(1785m)に源を発する寺川に懸かる落差5mの斜瀑であり、そのすぐ下流に懸かる母の白滝(段瀑20m)の存在感と比較すると地味な存在となっており、母の白滝で折り返して、この滝に訪れずに帰る観光客を目にした。滝の右岸には祠が祀られその前には小さな鳥居が立っている。この滝を見上げるには急な斜面を降らなければならない。
母の白滝神社/無名瀑2.77
山梨県富士河口湖町東部に聳える三ツ峠山(1785m)に源を発する寺川は母の白滝(段瀑20m)、父の白滝(斜瀑5m)のさらに上流で2つの沢が合流している。その右側の沢に懸かる無名の滝である。滝の直下に通じる道はないため登山道を外れ斜面を下り沢に立つ。沢は深くはないため無難に渡渉が可能だ。沢から見る滝の姿は登山道から見た姿とは別物だ。
母の白滝神社/無名瀑2.50
山梨県富士河口湖町東部に聳える三ツ峠山(1785m)に源を発する寺川は母の白滝(段瀑20m)、父の白滝(斜瀑5m)のさらに上流で2つの沢が合流している。その左側の沢で無数の弾となって流れ落ちる無名の滝である。滝に通じる道はないため登山道を外れ右の沢から入渓し、沢を横切って左の沢に進む。左の沢は少々荒れており何らかの野生動物でも出てこないかと不安になる。ガレ場を100m程度進んだ場所で進行を断念。上流には主瀑と思われる5m程度、水が落ちる姿が見えていた。
太郎次郎滝3.63
太郎次郎滝は、山梨県都留市を流れる柄杓流川の右岸に懸かる落差20mの二本の伏流瀑である。都留市夏狩の住宅街の細い路地にある上夏狩公民館前から遊歩道を進むと50m程度で柄杓流川に出る。川沿いに遊歩道を進むと左手の崖(右岸)の到るところから水が溢れ落ち、この風景が滝まで200m程度続く。橋を渡って対岸に進むと正面に太郎次郎滝を見ることができる。どちらが太郎でどちらが次郎ということはないようだ。
あなん淵の滝2.93
あなん淵の滝は、山梨県都留市鹿留地区を流れる鹿留川本流が大きく落ち込んだ場所の岩盤の隙間から流れ落ちている落差4mの滝である。滝下には広い渕を従えている。鹿留川沿いの道路から滝を見下ろすことが可能だが、道路脇に鉄製の梯子が架けられており、渕の下流の河原に下り立つことができる。滝を楽しむというよりは、淵で釣りを興じる人の方が多そうだ。
田原の滝2.67
田原の滝は、山梨県都留市中心部を流れる桂川に懸かる落差20mの滝で、土木技術により再生された人工の段瀑である。かつてこの滝は上下二段の滝であったが、明治時代の大崩落、大正時代にも崩壊が進み、滝の位置も30m程度後退したという。崩落防止のため昭和30年に砂防堰堤が設置されたが、かつての渓谷美を大きく損ねた反省から、堰堤の老朽化を機に自然に調和する風景へと一変した。江戸時代には松尾芭蕉がこの滝を見て詠んだ俳句もあり、歴史的・文化的にも重要な滝とされる。
蒼竜峡/無名瀑2.33
山梨県都留市を流れる桂川に鹿留川が合流する付近を蒼竜峡と呼び、この峡谷を落差2m程度の渓流瀑が勢いよく流れ下っている。この峡谷は、蒼竜峡団地のすぐ裏手にあり、団地周囲の金網の一部に扉が設けられ、川に近づくことができる。風景を楽しむポイントが少ないためか、観光地化はされておらず、扉の先も整備はされておらず、遊歩道というよりは踏み跡程度のものだった。
的様の滝3.27
的様の滝は、山梨県道志村中央部を流れる道志川支流の室久保川に懸かる落差7mの分岐瀑である。室久保川沿いの林道沿いに立つ案内板の脇に滝へと通じる遊歩道が整備され、すぐに滝壺に辿り着く。木々の緑にも囲まれて非常に清々しい場所だ。
雄滝雌滝/雄滝3.27
雄滝雌滝は、山梨県道志村を流れる道志川左岸に流れ込む宝栄沢に懸かる2つの滝をいう。国道413号線は宝栄沢に架かる「宝栄橋」の袂から遊歩道が延び5分程度歩くと宝栄沢は二手に分かれる。向かって右側(左沢)の50m程度先に懸かる落差10mの直瀑が「雄滝」である。この沢の岩盤は滑りにくいので、滝の近くまで安全に行くことができ、滝を満喫できる。
雄滝雌滝/雌滝3.10
雄滝雌滝は、山梨県道志村を流れる道志川左岸に流れ込む宝栄沢に懸かる2つの滝をいう。国道413号線は宝栄沢に架かる「宝栄橋」の袂から遊歩道が延び5分程度歩くと宝栄沢は二手に分かれる。向かって左側(右沢)の50m程度先に懸かる落差10mの分岐瀑が「雌滝」である。この右沢は、一枚岩で整った印象の左沢と異なり大小の小岩が散乱していて、安全な足元を選んで何度か渡渉を繰り返し上流に進む。滝の印象も一直線に落ちる雄滝と比べて、末広がりにゆったりと流れる静かな滝だ。
道志七滝2.93
道志七滝は、山梨県道志村を流れる道志川の左岸の断崖に懸かる落差80mの段瀑である。落差の大きな滝だが夏場は木々の緑に覆われてその全貌を見ることはできない。紅葉の時期や冬枯れの時期であれば斜面を何度も向きを変えながら落ちる姿を見ることができるという。訪れたのは8月であったため、滝を見ることができる場所も見れる範囲も限られる。今回は、「七滝荘」前で分岐した林道の中程から観望した。この場所だと電線にも邪魔されない。
神之川/エビラ沢の滝3.10
エビラ沢の滝は、神奈川県相模原市南部に聳える丹沢山(1567m)に源を発するエビラ沢に懸かる落差15mの直瀑である。県道76号線の車窓からも見ることができるお手軽な滝だ。道路脇に観瀑台が設けられており滝を俯瞰するだけでなく、滝壺まで下りて至近距離から眺めることもできる。ただし、周辺はキャンプ場も多く、夏場のキャンプシーズンなどは涼を求めてこの滝壺など水遊びに来る家族連れなども多いため、滝の写真を撮影するなら人が押し寄せる前の時間帯が良いだろう。
台瀧不動の滝2.17
台瀧不動の滝は、埼玉県日高市南西部の台地区に祀られる「滝不動」境内に懸かる落差2mの直瀑である。参拝者用の駐車場から徒歩1分程度だが夏場の時期の訪問であったため足元が雑草で覆われており、水の流れる音は聞こえるがすぐには滝の存在が分からない。草をかき分けて国道のすぐ脇の通路に出ると、その足元に落差2m足らずの小さな滝が現れた。
獅子ヶ滝2.77
獅子ヶ滝は、埼玉県毛呂山町西部に源を発する阿諏訪川最上流部に懸かる落差3mの直瀑である。林道脇に立つ小屋の手前に小さな案内板が立っている。その小屋の脇を通って沢沿いの遊歩道を進むと1分足らずで滝を見ることができる。訪問した時間帯が夕方だったこともあって、谷自体が非常に薄暗い印象の滝だった。