お滝さま2.77
お滝さまは、岡山県真庭市中心部から北西に約3.5kmの場所にある興善寺奥の院(通称:お滝様)の境内に懸かる落差10mの直瀑である。滝は奥の院のお堂のすぐ脇に懸かっている。滝行をする滝でもあり、滝口から竹を割って作った樋により水が流れ落ちている写真を見たことがあるが、訪れた日にその樋の姿はなかった。滝の右岸には不動明王像が鎮座している。
神庭の滝自然公園(2)/玉垂の滝2.60
玉垂の滝は、岡山県真庭市の日本の滝100選「神庭の滝」の下流300m程度の神庭川左岸の岩盤から染み出す落差2mの伏流瀑である。一帯は「神庭の滝自然公園」として整備されており、一年通して多くの観光客が訪れる場所だ。駐車場から遊歩道を数分歩くと右手に見ることができる。秋の季節など水量が乏しい時期もあるが、その名の通り、簾を垂らすように流れ落ちる姿は非常に繊細で華美。
日本の滝100選・神庭の滝は、岡山県真庭市を流れる旭川支流の神庭川に懸かる落差110mの段瀑である。中国地方屈指の名瀑であり大瀑であり、「神庭の滝自然公園」として整備されており、一年通して多くの観光客が訪れる。駐車場から遊歩道を数分歩くと右手に玉簾の滝。さらに進むと管理棟がありそこで入園料300円を支払う。さらに進むとゆうほどに佇む大勢のニホンザルに驚かされる。滝見橋払い遊歩道を先に進む。左手にオオサンショウウオが生息するという人工池の辺りから木々を手前に神庭の滝を眺めることができる。紅葉シーズンの11月上旬がベスト。遊歩道を更に進むと滝見橋。更に進むと滝を間近に見ることができる。水量の多いときは水飛沫がかかるので注意。
神庭の滝自然公園(3)/滔々の滝2.77
滔々の滝は、岡山県真庭市を流れる神庭川に懸かる落差7mの段瀑である。日本の滝100選「神庭の滝」の下流一帯は「神庭の滝自然公園」として整備されており、その入り口にある駐車場の南端にひっそりと案内板が立っているため、観光客の目に止まらないものと思われる。実際、自分自身も公園内に立てられた大きなイラストマップをよく見て、この滝の存在を知ったほど。訪れた日は前日からの大雨の影響で、滝は豪快に流れ落ちていたが、些か平凡な姿に見えた。水量次第では、また違った趣を見せるかも知れない。道路からガードレール越しに観望するしかなく、道路脇に生い茂る木々の葉に遮られ気味となった。
日ノ乢滝2.50
日ノ乢滝は、岡山県真庭市南部を流れる西河内川の枝沢に懸かる落差15mの段瀑である。車両通行可能な林道から沢の奥に滝が流れる音が聞こえる。その音を頼りに、工事中の林道に足を踏み入れ100m程度。さらに荒れた斜面を5m程度降下して沢に立つ。木々に覆われて全貌を捉えにくい。藪を掻き分けて進み漸く滝に近づく。長い倒木が横たわる荒れた雰囲気だが、滝はその中を勢いよく流れ下っている。
鳴滝3.10
鳴滝は、岡山県吉備中央町南東部の鳴滝湖(鳴滝ダム)から500m程度の加茂川本流に懸かる落差8mの分岐瀑である。付近は「鳴滝森林公園キャンプ場」として整備されており、滝を中心に遊歩道も整備されている。滝の正面(右岸より)に巨大な岩が立ちはだかり、滝の右岸に造られた展望デッキからは些か見づらい。川の反対側の遊歩道から眺めるのがお薦めだ。滝の上流に橋が懸かり対岸に渡ることができる。豪快に流れ落ちる滝の轟音が名前の由来か。
畑ヶ野の滝2.50
畑ヶ野の滝は、岡山県総社市を流れる槇谷川の支流である畑野川左岸の沢に懸かる落差8mを細かな段となって落ちる滝である。県道76号線沿いで10m程度奥まった場所に懸かり、道路からも見ることができる。周囲の岩肌の赤茶けた色が非常に印象的で、その中央を流れる水の白色をより際立たせている。道路から簡単に沢に下りることができるので、間近で鑑賞したい。