不動の滝2.60
不動の滝は、香川県三豊市南西部、弘法大師が七つの宝を埋めたという伝説がある七宝山(389m)に懸かる落差50mの直瀑である。取水域が狭いため通常は水量が少ないようだ。実際、雨の翌日の訪問でも期待した水量にはならず、断崖を伝って流れる分岐瀑のような姿であった。豪快に流れ落ちる姿を見るには余程の長雨が続く必要がありそうだ。滝の下には小さな滝壺があるがカーキ色に濁っていた。滝の手前には「不動の滝カントリーパーク」があり、家族で楽しむことができる場所となっている。
鮎返リの滝3.37
鮎返りの滝は、香川県三豊市南部を流れる財田川の支流である谷道川に懸かる落差10mの直瀑である。道の駅「たからだの里さいた」から600m程度南の場所にあり、渓道橋の近くから沢に向かってスロープを下っていく。沢沿いは石が敷き詰められた遊歩道となっている。渓道橋の下をくぐると滝はすぐ目の前だ。滝下に広い滝壺を抱き、勢いよく水を落としている。下流の戸川ダムが建造される以前、財田川から遡上する鮎がこの滝で引き返したことが、その名の由来であるという。なお、渓道橋にも滝を示す標識があるが、木々に邪魔されて殆ど見ることはできない。
轟の滝(2)/下の滝2.77
香川県まんのう町南部の山中に源を発する黒部川(財田川支流)に懸かる落差6mの直瀑で、轟の滝の200m程度の下流に懸かる。黒部川沿いの林道の大きなカーブの先に案内標柱が立つ。その先には堰堤が造られている。その下の沢を渡渉してアルミの梯子を上って堰堤を越えて登山道に入る。数分歩くとこの滝が現れる。正式な名前がないのが不思議なぐらい個性的な滝だ。この滝を高まくと上流の轟の滝に通じる。
轟の滝(1)/本滝3.37
轟の滝は、香川県まんのう町南部の山中に源を発する黒部川(財田川支流)に懸かる上下二段、落差18mの段瀑である。黒部川沿いの林道の大きなカーブの先に案内標柱が立つ。その先には堰堤が造られている。その下の沢を渡渉してアルミの梯子を上って堰堤を越えて登山道に入る。数分歩くと見られる落差6mの無名瀑を高巻き、さらに200m程度進むと滝に到着する。上段と下段の間には比較的平らな岩盤が広がり、水遊びには良さそうだ。ただし水の流れる岩盤は滑りやすく、登山靴で歩くには注意が必要だ。
無名瀑2.50
徳島県三好市西部を流れる銅山川左岸の枝沢に懸かる落差5mの無名の斜瀑である。相川橋北詰から100m程度の場所の路肩に「史跡 寺野源左衛門 青木藤太郎神社」と書かれた木製の案内板が立つ。その脇に沢に下りる道が通じ、数分とかからずに銅山川の岩盤地帯に出る。岩盤を流れる枝沢を少し遡るとこの滝がある。滝には立派な滝壺も備わっており無名なのが不思議なぐらい。ただし滝口はコンクリートに固められた水の流れるトンネルとなっておりその上には小屋が立っている。
嘉見滝2.17
嘉見滝は、徳島県三好市西部を流れる伊予川(吉野川支流)に懸かる落差45mの分岐瀑である。相川橋北詰から100m程度の場所の路肩に「史跡 寺野源左衛門 青木藤太郎神社」と書かれた木製の案内板が立つ。その脇に沢に下りる道が通じ、数分とかからずに銅山川の岩盤地帯に出る。左手に落差5m程度の無名の滝を横目に、さらに岩盤の上を下流方面に200m程度進むと木々の間に案内板が立つ。小さな沢があり、その上流にかかるのが嘉見滝がある。
無名瀑2.50
徳島県三好市西部を流れる銅山川右岸を通る国道319号線沿いの枝沢に懸かる落差5mの無名の段瀑である。国道319号線のカーブの先に小さな段差で斜面を流れ下っている姿を見ることができる。前日の雨の影響で勢いよく流れていたが、通常の水量は少ないと思われる。この滝の横には石碑が立っているが、風化によるものか何が記載されているのかよく分からなかった。
天の滝3.27
天の滝は、愛媛県四国中央市東部を流れる銅山川左岸の枝沢に懸かる落差50mの段瀑である。滝までのルートはかなり厳しいという。一般的には国道319号線で上山地域の「天の滝橋」付近から遠望するようだ。道路脇にコンクリート造の階段があり、これを登ると路上では邪魔となっていた木々の上から滝を見ることができる。滝を見るために造られた階段かどうかは不明。また、「天の滝橋」から銅山川上流を見下ろすと「天の滝沈下橋」がある。
城後の滝3.27
城後の滝は、愛媛県四国中央市東部を流れる銅山川の枝沢である城後谷に懸かる落差45mの分岐瀑である。近くまで林道が通っているが城後谷には急峻な斜面が続くため容易くは滝には近づけないようだ。一般的には上山地域の国道319号線上から遠望するようだ。
仙龍寺(2)/無名瀑2.50
愛媛県四国中央市新宮町にある四国八十八箇所六十五番札所「仙龍寺」の境内に懸かる落差2m程度の直瀑である。国道から沢沿いに100m程度進むと舞台造りの本堂が建ち、鐘楼と清めの水が続く。その脇の沢の上流を見ると奥にこの滝を見ることができる。この滝の遥か上流にこの寺の本尊である清瀧(分岐瀑30m)が懸かっている。
仙龍寺(3)/無名瀑2.67
愛媛県四国中央市新宮町にある四国八十八箇所六十五番札所「仙龍寺」の境内に懸かる落差8m程度の段瀑である。国道から沢沿いに100m程度進むと舞台造りの本堂が建つ。本堂はこの滝を覆い隠すように上部をコンクリートで囲まれ、その上に建てられている。昭和9年の改築以前は滝は外にあったようだ。下段の滝の上部が水路となっており、その奥に上段の滝が僅かに見えている。
仙龍寺(4)/無名瀑2.50
愛媛県四国中央市新宮町にある四国八十八箇所六十五番札所「仙龍寺」の境内に懸かる落差5m程度の斜瀑である。国道から本堂に向かって延びる参道の始まりにある橋の上から見ることができる。
無名瀑2.50
愛媛県四国中央市を流れる銅山川右岸、国道319号線沿いに見ることができる落差10m程度の無名の斜瀑である。道路からは3段となって滑から斜面を流れる姿を見ることができるが、前日の雨の影響でいつもよりは水量が多かったものと思われる。
無名瀑2.50
愛媛県四国中央市を流れる銅山川右岸の国道319号線沿いに見られる落差10m程度の無名の分岐瀑である。前日の雨の影響でいつもよりは水量が多かったものと思われる。
無名瀑2.50
愛媛県四国中央市を流れる銅山川右岸の国道319号線沿いに見られる落差10m程度の無名の分岐瀑である。前日の雨の影響でいつもよりは水量が多かったものと思われる。
水ヶ滝3.80
水ヶ滝は、愛媛県四国中央市を流れる銅山川の支流である長野川に懸かる落差40mの分岐瀑である。横筋の入ったほぼ垂直の岩盤の上から滝壺に水を落としている。滝壺周囲は小さな石が敷き詰められたように均されており、小さな子供でも安心して遊べそうな憩いの場となっている。通常の水量は比較的少ないが、前日まで雨が続いていたこの日は十分な水量で迫力のある姿を見せていた。
八ヶ滝3.70
八ヶ滝は、愛媛県四国中央市を流れる銅山川の支流である長野川の枝沢に懸かる落差75mの直瀑で、切り立った断崖に鋭く切れ込んだ隙間の中を落ちる個性的な滝である。国道から林道を歩いて5分程度で滝に通じる登山道に入る。幾つかの小滝を眺めながら登山道を登ること約5分で開けた場所に出る。目の前に5m程度の小滝の背後に細く一直線に落ちる八ヶ滝を見ることができる。