上臈の滝2.77
上臈の滝は、岐阜県中津川市南東部に聳える日本百名山・恵那山(2191m)南西部を流れる中津川の左岸の断崖に懸かる落差25mの分岐瀑である。対岸に有るウエストン公園から眺める。公園から河原に下りて、すぐ下流に造られた堰堤の浅い部分を渡渉して対岸に渡ることができる。滝の直下は崩れた大小の岩により盛られたガレ場になっている。堰堤のすぐ下流には「上臈ヶ滝橋」という吊橋が架かり、その先には川上発電所がある。この脇に滝に通じる遊歩道があるようだが現在は崩壊により通れないようだ。
垂松瀑2.93
垂松瀑は、岐阜県恵那市と中津川市との境界線付近を流れる富田川本流に懸かる落差15mの段瀑であり、「不動の滝」とも呼ばれている。滝の下流の富田川に架かる「不動橋」の中程から見下ろすと全貌を見ることができる。橋の反対側から見下ろすと川に木製の小橋が架かっているところを見ると沢底に遊歩道が通じているようだが、その入口が見当たらず断念。
不老の滝2.77
不老の滝は、岐阜県恵那市南部の国道257号線を逸れて林道に入り800m程度の場所の道路下を流れる岩村川に懸かる落差6mの分岐である。道路と滝との間には木々が生い茂っているので、全貌を覗うには厳しく、少しでも葉が少ない時期を選んだ方が良さそうだ。道路と沢とは優に10m以上の高度差があるため沢に立ち滝を見上げるのは容易くない。
不動滝2.77
不動滝は、岐阜県恵那市南部にある御嶽教天瀑成田山の境内奥の沢に懸かる落差25mを三段になって流れ落ちる段瀑である。天瀑橋を渡った正面の山に石段が続いている。石段は110段程度。その石段を上り切ると道は二手に分かれ右に進むと沢左岸の山際を通り不動堂へと続いている。そして不動堂の裏手の細い沢に上段と中段の滝が懸かっている。分岐を左に進むと下段の滝へと通じる。下段の滝の方が規模が大きく見栄えがする印象だ。
弁天の滝2.93
弁天の滝は、岐阜県恵那市上矢作町を流れる木ノ実川本流に懸かる落差8mの斜瀑である。国道257号線沿いの僅かな駐車スペースから沢へと遊歩道が続く。ただし遊歩道は廃れており、かつての木の手摺などはほぼ朽ちている。踏み跡程度でしかも急斜面の場所もあり注意が必要だ。最後に生き残った丸太橋を渡ると滝壺の縁の岩場に到着する。落差は小さいが勢いよく水が滝壺に流れる姿が印象的だ。また滝は正面から見るより少し横から見る方がお薦めだ。
大平不動滝3.37
大平不動滝は、岐阜県恵那市南東部を流れる上村川左岸に懸かる落差40mの直瀑である。国道418号線に立つ案内板の立つ場所から対岸を望むと木々の間に白く流れ落ちる大きな滝を見ることができる。滝の流れる沢が大平谷という沢で、その名前から「大平」不動滝と呼ばれている。ただし、案内板には「不動の滝」としか書いてはいない。かつては滝の周囲は木々に覆われて見づらかったようだが、観光資源として10年ほど前に滝の周囲の木々を伐採して、滝を見やすくしたようだ。
魚留の滝3.10
魚留の滝は、岐阜県恵那市を流れる明智川本流に懸かる落差5mの渓流瀑である。案内板はないが、県道11号線のすぐ脇に懸かる滝であるため、県道を北上している際にはその姿が目に留まる。滝の真横付近は藪に覆われているため滝の姿は殆ど見ることはできない。下流側に県道を100m程度歩いた場所でガードレール越しに見る。撮影するなら中望遠レンズが欲しいところだ。
下が渕滝2.67
下が渕滝は、岐阜県恵那市明智町を流れる明智川に懸かる落差3mの渓流瀑である。明智川の川の中央にどっしりと構える高さ10mにも及ぶ巨大な岩が目印。その岩のすぐ上流にこの滝が懸かっている。滝の脇にも巨大な岩が積み重なっており、この岩がどこからこの場所にやってきたのか気になるところだ。開けた場所であるが滝を見たり撮影したりするための十分なスペースがなく、県道脇で観望することになるため、県道を走行する自動車には十分注意したい。