無名瀑2.50
福井県小浜市南部を流れる南川の支流である須縄川上流部の林道脇に見られる枝沢に懸かる落差5m程度の小さな名のない段瀑である。須縄の集落を越えて滝の案内板に従って進むと熊野神社。その先は地道の林道となるが途中路面は崩壊していて滝入口まで車で乗り入れることは不可。入口の「大滝 約500m」と書かれた案内板の手前50m程度の道路脇にすぐ見ることができる。
須縄の大滝2.93
須縄の大滝は、福井県小浜市南部を流れる南川の支流である須縄川上流部の枝沢に懸かる落差30mの段瀑である。須縄の集落を越えて滝の案内板に従って進むと熊野神社。その先は地道の林道となるが途中路面は崩壊していて滝入口まで車で乗り入れることは不可。入口に立つ「大滝 約500m」と書かれた看板に反して、滝までは約200m、5分もかからずに滝に到着する。滝は大きく3段となって落ちる。下から見上げると最上段は岩に隠れて見えづらい。そこで滝の右手(左岸)の急斜面を登り最上段の滝を目指す。足元は崩落しやすく危険が多いため十分な注意が必要だ。たどり着いた場所は足元は狭く油断は出来ない場所だったが、最上段の滝を間近に見ることが出来た。
奥田縄の滝3.37
奥田縄の滝は、福井県小浜市南部を流れる南川の支流である奥田縄川の上流域に懸かる落差15mの直瀑である。国道162号線で総合運動公園脇の道に入り南下。集落と畑の間を進むと道は地道(悪路)に変わる。林道の行き止まり地点は駐車スペースとなっている。駐車場から滝までは200m程度で10分も進めば滝に到着する。幅2m弱の滝口から放たれた水がそのすぐ下の岩で大きく広がり落ちていく。その姿は、まるで「銚子」のような姿だ。滝の左側(右岸)には不動明王が祀られている。滝のすぐ下流には落差2m程度の前衛の滝も懸かっている。
飯盛寺不動滝2.83
飯盛寺不動滝は、福井県小浜市西部の飯盛山(585m)に源を発する関屋川に懸かる落差10mの直瀑で、若狭観音霊場第二十四番「飯盛寺」の境内にある。駐車場から平坦な道を200m程度歩いた先にある滝は、約10mの切り立った断崖から流れ落ちている。断崖の左側を回り込むように流れる沢にも小滝が懸かっており、その水は不動滝の下で合流している。滝の姿が少々不自然に感じたため住職に尋ねると、滝は上流から導水して落としているという。
父子不動滝3.20
父子不動滝は、福井県おおい町を流れる佐分利川の枝沢に懸かる落差15mの分岐瀑である。周辺は「父子不動の滝公園」として整備されているのだが駐車スペースが狭いのが難点。遊歩道を数分歩くと目の前に「清流の家」という建物が現れる。その脇を進むと滝はすぐだ。滝は落差2m程度の前衛滝の背後に懸かる。水の流れる岩盤の上を歩けば滝を間近に見ることができるが、足元は非常に滑りやすいので注意が必要だ。滝の脇には「滝水ひめ」という名水が流れ出ている。
無名瀑2.93
滋賀県高島市南西部を流れる安曇川右岸の枝沢に懸かる落差7mの小さな無名の段瀑である。安曇川沿いに通る国道367号線の車窓からも僅かに見ることができる。沢は少々荒れており滝の周辺も倒木やヤブに覆われているため、全貌は写真向きではない。落差4m程度でこの中では最も規模の大きな最上段の滝は、藪や枯れ枝を払いながら踏み跡をたどれば近づくこともできる。