不動滝2.93
不動滝は、奈良県東吉野村小栗栖地区を流れる高見川左岸の枝沢に懸かる落差10m程度を4~5段となって落ちる段瀑で、高見川左岸を通る細い道路のすぐ脇に見ることができる。道から見えるのは下の2段のみ。滝に向かって右側にスロープがあり少し歩けば滝の中程に着く。その脇には凛々しい不動明王が祀られている。
荒澤不動滝3.37
荒澤不動滝は、奈良県東吉野村を流れる高見川の枝沢の奥に祀られる白龍大神の社殿の脇に懸かる分岐瀑である。車道終点に小さな駐車スペース。そこから小さな橋を渡り参道を歩く。参道には崩壊があり歩くのは注意が必要だ。数分歩くと奥に鳥居が現れる。鳥居の先には社殿がある。鳥居をくぐってすぐの場所から沢に降りることが可能だ。沢の水は付近の水源となっているため汚さないように配慮したい。
鷲家大明神の滝(2)/下社の滝2.77
鷲家大明神の滝は、奈良県東吉野村西部を流れる文珠川に祀られる鷲家大明神の前に懸かる滝で、上社の滝と下社の滝の2つの滝を見ることができる。下社の滝は、落差5mの段瀑であり、逆くの字型となって流れ落ちている。道路脇に立つ小さな鳥居が目印で鳥居をくぐって橋を渡った先に神が祀られているようだが橋は傷みが激しく渡るのは危険だ。橋の上から滝を正面に見ることができそうだったが、敢え無く脇からの観望となった。上社の滝はこの滝の300m程度上流にある。
鷲家大明神の滝(1)/上社の滝3.03
鷲家大明神の滝は、奈良県東吉野村西部を流れる文珠川に祀られる鷲家大明神の前に懸かる滝で、上社の滝と下社の滝の2つの滝を見ることができる。上社の滝は、落差3mの段瀑であり、逆くの字型となって流れ落ちている。対岸に立つ小さな鳥居が目印でその先に神が祀られている。橋の手前から斜面を下れば滝壺にたどり着く。さらのその下流にも広い滝壺が広がる。滝自体の落差は小さいが大小の滝壺がバランスよく個性的で印象的な滝だ。下社の滝はこの滝の300m程度下流にある。
釜滝2.50
釜滝は、三重県松阪市西部の高見山に源を発する舟戸川に懸かる落差1m程度の小さな滝である。落方地区の国道166号線から旧道に入り舟戸川に沿って船戸地区に向かって200m程度にある釜瀧橋の上流側の直下に見下ろすことができる。橋の下流側右岸の斜面から沢に下りることができそうだが、訪れた時はその斜面を藪が生い茂っており降下困難であったため自重した。(下りてまで正面から見る価値があったどうかは不明)
下内住の滝2.60
下内住の滝は、三重県松阪市西部にそびえる高見山に源を発する舟戸川に懸かる落差6mの段瀑である。付近は「和歌山街道」散策コースとして整備されており「蘇我入鹿の首塚」などがそのコースにある。それを横目に遊歩道を数分進み、林を抜けて沢に出るとその上流に小さな滝の姿が見える。滝は3段を見ることができ、その最下流の滝が末広がりで最も見栄えがする。遊歩道をさらに進むと木の間に落差2m程度の中段の斜瀑が見える。その先は遊歩道は不明瞭だったため、ここで折り返すことにした。
木梶川/無名瀑3.10
三重県松阪市西部の高見山に源を発する木梶川が櫛田川に合流する付近に懸かる落差5m程度の名のない斜瀑である。落方地区の櫛田川に懸かる舟戸橋の上から見下ろすことができる。橋の袂から斜面を伝って沢に下り巨岩を越えると河原に着く。その場所から中央の窪んだ岩盤の中央から勢いよくその下の滝壺に流れ出す迫力のある姿を見ることができる。
波瀬不動滝1.90
波瀬不動滝は、三重県松阪市飯高町波瀬にある落差5mの分岐瀑である。櫛田川の対岸にある旧波瀬小学校に渡る橋の場所から国道166号線を東に50m程度進んだ場所の山側にあり、不動明王が祀られている祠が建てられているが、あまり目立たないため、何度か気付かずに通り過ぎていた。国道から5mも入れば滝だが、通常、水量は少ないようで見栄えはしない。
口窄谷/斧取滝3.03
斧取滝は、三重県松阪市飯高町波瀬を流れる櫛田川の枝沢である口窄谷にある落差4mの段瀑である。波瀬地区の国道166号線から「天開山泰雲寺」の標識に従って林道に入り480m程度進んだ場所。滝の100m上流付近に駐車スペースがある。滝は林道から見下ろすこともできるが、50m程度下流の斜面を下って沢に下り遡上すると滝の目の前にたどり着く。長靴を履いてのアプローチが良さそうだ。
口窄谷/泰運寺の滝2.33
泰運寺の滝(仮称)は、三重県松阪市飯高町波瀬を流れる櫛田川の枝沢である口窄谷の奥にある「天開山泰雲寺」の本堂脇の駐車場の奥に懸かる落差4mの段瀑である。波瀬地区の国道166号線から「天開山泰雲寺」の標識に従って林道に入り1.7km程度の場所。駐車場から遊歩道ですぐだ。当初は、下流100m程度の場所にある藤壺の滝と間違えて訪れていた。
口窄谷/藤壺の滝2.33
藤壺の滝は、三重県松阪市飯高町波瀬を流れる櫛田川の枝沢である口窄谷に懸かる落差2mの斜瀑である。「天開山泰雲寺」に通じる道路の脇に立つ「彩の道」と彫られた石碑のすぐ裏手に懸かるが、滝を示す案内板などはなく、泰雲寺のイラストマップにも記されていない。波瀬地区の国道166号線から「天開山泰雲寺」の標識に従って林道に入り1.6km程度の場所。緩やかな斜面に遊歩道が滝まで通じる。滝の規模は小さいがその下の岩盤を丸くくり抜いたかのような滝壺が実に見事だ。
関の滝2.23
関の滝は、三重県松阪市飯高町加波地区にある落差5mの分岐瀑である。国道166号線の関の谷橋に残る旧道部分に入る場所に祠があり地蔵様?が祀られている。その先の谷の奥にこの滝がある。滝に向かって右側の斜面に階段があり少し登っていくと滝を見下ろすスペースがあるが木々に覆われており見づらいが、それ以上に水量が殆どなかったため見栄えはしなかった。
毛原谷(2)/一の滝2.33
一の滝は、三重県松阪市飯高町粟野地区の毛原谷に懸かる落差3mの分岐瀑である。国道166号線の毛原橋西詰から50m程度西で側道に入り100m程度東に進むと左手に毛原谷がある。道路からもこの一の滝の姿を見ることができる。水量は少なく、岩盤の上を糸をひくように流れている。滝に向かって右側の斜面の遊歩道を進むと上流にある二の滝に通じる。
毛原谷(1)/二の滝2.33
二の滝は、三重県松阪市飯高町粟野地区の毛原谷に懸かる落差3mの直瀑である。国道166号線の毛原橋西詰から50m程度西で側道に入り100m程度東に進むと左手に毛原谷がある。道路から見える一の滝に向かって右側の斜面の遊歩道を進む。途中、鉄製の橋が架けられているので足元は安心だ。すぐに二の滝に到着する。滝の前はかつての台風などの影響か幾つもの倒木が滝を遮るように横たわっていた。
甑谷不動滝2.07
甑谷不動滝は、三重県松阪市飯高町田引地区にある甑谷に懸かる落差3mの斜瀑である。国道166号線の毛原橋西詰から50m程度西で側道に入り1km程度東に進むと左手が甑谷でこの滝があるが、道路保護のための高さ1.5mほどの擁壁が立ち塞がり、滝の姿は殆ど見えていない。
浪切不動滝2.50
浪切不動滝は、三重県松阪市飯高町赤桶地区を流れる庄司谷川西股に懸かる落差5mの分岐瀑である。国道422号線から県道695号線が分岐する付近の国道脇にあるが、滝口の奥には堰堤、滝の周辺は石積み、滝下の両岸はブロックメッシュウォールで人工的に固められており、かつての面影はなくなっているのではないかと思う。残念な滝だ。滝の右岸の石積みの上には祠があり不動明王が祀られている。
荒滝2.93
荒滝は、三重県松阪市飯高町赤桶地区の奥にある荒滝不動尊の境内奥に懸かる落差9mの段瀑である。国道166号線から国道422号線に入り北上し終点にある荒滝不動尊は、ツツジの名所として知られている。その境内を縦断し進むこと15分程度で奥の院とその手前にある荒滝に到着する。境内にイラストマップはあるが、実際のルートが明瞭ではないので注意が必要だ。
無名瀑2.50
三重県松阪市飯高町野々口地区を流れる野々口川左岸を通る2つの林道のうち上方を通る林道沿いに懸かる落差10mの無名の滝である。この滝の下流には中電の滝(仮称?)が懸かっている。交通量は少ないが林道は道幅も狭いため、通行と駐車場所には注意が必要だ。滝自体はあまり整備されておらず、倒木も目立って残念な状態だ。
栢原不動滝2.77
栢原不動滝は、三重県松阪市飯高町下滝野地区を流れる櫛田川の枝沢に懸かる落差8mの斜瀑である。下滝野地区の国道166号線から北に延びる道を進み1km程度で栢原不動尊に到着する。栢原不動尊の境内の奥にこの滝が懸かる。滝の本流に向かって右手上部には樋が掛けられており修行の水を落としている。
樋山不動滝2.93
樋山不動滝は、三重県松阪市飯南町下仁柿地区を流れる樋山川に懸かる落差5mの段瀑である。下仁柿地区の国道368号線から樋山川沿いに西進し2km程度の場所の林道脇に祠が建っている。祠から50m程度下流側の場所の斜面を下ると遊歩道らしき名残がある。木々に覆われ、荒れた道を進むとこの滝に到着する。林道のすぐ脇にあるが、人が立ち入ってなさそうな分、秘境感漂う場所で、滝自体は見事だった。
仁柿不動滝2.77
仁柿不動滝は、三重県松阪市飯南町上仁柿を通る国道368号線の不動橋の直下に懸かる落差4mの直瀑である。不動橋の袂に祠が祀られており、その脇から川に下りることができるが最後に3m程度の岩を注意しておりることになる。浅めの川を渡渉すれば、勢いよく流れ落ちる姿を正面に見ることができる。滝に向かって右側に水により見事に半円型にくり抜かれた岩盤があるところを見ると増水時には二条の滝になると思われる。滝から撤収する際に気づいたのだが、下流に行くと楽に川に下りるルートが存在した。
不動谷/不動滝3.37
不動滝は、奈良県御杖村南部、三重県との県境に聳える三峰山(1235m)北麓に源を発する神末川に懸かる落差21mの分岐瀑である。国道369号線から神末川沿いの道を南下し青少年旅行村のゲートを越えてすぐ左手に滝に通じる林道がある。1km程度進んだカーブの内側にトイレ設備(?)、反対側に不動滝への参道入口がある。右手に幾つかの小滝を眺めながら200m(5分)程度歩くと建屋(修行着替え用?)、その奥にこの滝が懸かる。厳冬期には、氷爆になることがある。