鼻の滝3.20
鼻の滝は、黒部市西部の僧ヶ岳(1855m)に発する布施川の左岸に掛かる落差10mの伏流水による直瀑である。名前のとおり鼻の穴から流れ出るような2条の滝で、滝の途中から1条の滝となる。林道から斜面を下ればすぐに観瀑台。ベンチなども用意されていたが、訪問した日は夏の盛り、整備も行き届いておらず雑草が生い茂る状態だった。
七重滝3.53
七重の滝は、富山県朝日町北部、南保富士(727m)北麓に源を発する七重谷川に懸かる落差50mの段瀑である。「七重」と書いて「しっちゃ」と読ませる。県道103号の終点から七重谷川に沿いに1km南下すると滝への入り口(登山口)がある。上流に向かって工事用の道路と林道と二本の道が通じているが、林道は軽トラでもないと進めないような極めて狭い道だ。入り口付近に駐車して徒歩で工事用の道路を500m程度進む。さらに登山道に入り15分程度尾根道を上り詰めるとベンチが置かれた場所に出る。谷を挟んだ先に山に数段になって落ちる段瀑を望むことができる。訪れた時期は木々の緑に覆われて全貌は捉えられなかった。訪問には時期を選んだ方が良さそうだ。
白岩の大滝2.67
白岩の大滝は、新潟県妙高市南部を流れる長沢川支流の平丸川に懸かる直瀑である。県道412号沿いに案内板が立ち駐車スペースもある。観瀑台は下流50m程度の場所にある。遊歩道を進んだ観瀑台は柵がないので注意が必要。訪問した時期は夏だったためか雑草に阻まれ滝の姿もよく見ることはできなかった。案内板の少し先には「白岩清水」という湧き水があるのであわせて訪れたい。
そうめん滝2.93
そうめん滝は、長野県飯山市北部を流れる松田川の枝沢に懸かる落差8mの分岐瀑で、黒い滑らかな岩盤の上をその名の通りそうめんを垂らしたように流れ落ちている。国道292号のすぐ脇で走行中にもその姿を確認できる。滝の前は空き地となっており駐車可能となっている。訪れた日の水量は少なく、残念ながら見栄えはしなかった。
樽滝/雌滝2.40
樽滝は、元々、長野県木島平村を流れる樽川沿いに祀られた玉滝不動尊の前に懸かる雄滝と雌滝という2つの滝を指していたが、最近では樽川左岸の断崖に年2回懸かる幻の樽滝とをあわせて呼ぶという。雌滝は、「玉滝神社に通じる太鼓橋のすぐ下に懸かる雄滝の下流に懸かる落差5mの滝である。下流の滝見橋から見るのが一般的のようだが、途中の木々が生い茂り、橋から望むことはできない。結局、道路脇から僅かに確認したのみ。
樽滝/幻の樽滝3.53
幻の樽滝は、長野県木島平村を流れる樽川左岸の断崖に懸かる滝であリ、樽川に架かる滝見橋の正面に見ることができる。しかし、その実態は上部を通る中部電力の導水路から毎年5月8日と10月第4日曜日の2回意図的に流された人工の滝である。それでも新緑あるいは紅葉に映える滝の姿は見事で多くの観光客が訪れるという。
樽滝/雄滝2.57
樽滝は、元々、長野県木島平村を流れる樽川沿いに祀られた玉滝不動尊の前に懸かる雄滝と雌滝という2つの滝を指していたが、最近では樽川左岸の断崖に年2回懸かる幻の樽滝とをあわせて呼ぶという。雄滝は、玉滝神社に通じる太鼓橋のすぐ下に懸かる落差23mの分岐瀑である。下流の滝見橋から見るのが一般的のようだが、途中の木々が生い茂り、橋からは見ることができなかった。やむなく太鼓橋から見下ろすにとどまった。