片手の滝2.93
片手の滝は、岐阜県揖斐川町にある片手谷に懸かる落差7mの滝である。坂内広瀬地区の国道303号から大谷川沿いの道を2km程度進むと右手に片手谷の小さな沢がある。沢に沿って雑木林の踏み跡を50mも進むと滝が現れる。前衛の小滝を乗り越えれば滝は目の前だ。滝の情報には堰堤があり景観を損ねているのは残念だが、滝に近づくとそれも気にならない。
どんどん引き2.77
どんどん引きは、岐阜県揖斐川町坂内坂本地区を流れる白川に懸かる落差3mの滝である。白川沿いに通る県道274号から見ることができる。訪れた日は残暑厳しい時期で、護岸された川の両岸が雑草で覆われており、滝を見ることが出きるポイントは限られた。雑草さえなければ、滝の少し20m程度下流に架かる橋の上から眺めることもできそうだ。変わった滝名だが、その由来は不明。
無名瀑2.60
岐阜県揖斐川町坂内坂本地区を流れる白川の枝沢に懸かる落差5m程度の無名の直瀑である。V字に切れ込んだ岩の中央から勢いよく流れ落ちており、名称があってもよさそうな立派な滝だ(名称はあるかもしれない)。白川沿いの県道274号線沿い東側の沢の奥に懸かるが車窓からも見ることができる。川魚料理「かじか苑」の案内板の50m程度南の場所で、付近に広い駐車スペースもある。
大滝3.20
大滝は、岐阜県揖斐川町坂内坂本地区を流れる白川本流に懸かる落差7mの段瀑である。すぐ横を県道274号が通っており、走行中の車からも滝の轟音が聞こえてくる。この付近から見る滝は木々に覆われており全貌は分かりづらい。下流150m程度にある堰堤付近に入渓ポイントがあり、河原を伝って上流を目指す。半分ほど歩くと両岸が狭まり河原はなくなる。左岸の岩場の上を突き進むと滝壺に到着する。見上げる滝は二段となって豪快に流れ落ちている。
夫婦滝3.47
夫婦滝は、岐阜県揖斐川町西津汲地区を流れる日坂川右岸に懸かる落差10mの二本の直瀑である。県道40号の道路沿いに案内板があり周辺は広場として整備されているので分かりやすい。階段を下りて進むとその正面に滝が懸かっている。脇に川に下りる階段も造られており、下りて川面近くから見上げるのが良さそうだ。訪問した時は気温30度超えの暑い日だったが、勢いよく流れる川の近くは涼しくて気持ちが良い。振り返り上を見上げると「夫婦杉」が立ち並んでおり、あわせて見ておきたい。
藤浪谷の滝2.77
岐阜県揖斐川町にある奥いび湖(横山ダム)左岸にある藤波谷に懸かる落差6m程度の無名の段瀑である。湖岸を通る国道417号が藤波谷に架かる橋の手前、カーブの奥に車2台程度の駐車スペースがある。先に聳える権現山に通じる登山道に足を踏み入れ数分でこの滝が懸かっている。登山道をさらに進めば、日本山岳会岐阜支部が管理する「権現の森林づくり」という名のもとに植樹や整備が進められている。
葺原谷の滝2.67
岐阜県揖斐川町にある奥いび湖(横山ダム)右岸にある葺原谷に懸かる総落差10m程度の無名の渓流瀑である。湖岸沿いの国道417号から葺原谷の上流を見ると形の良い小さな段瀑もあるが、木々に覆われてあまり良く見えないのが残念だ。谷の左岸には踏み跡程度の道を数分登っていくと木々の隙間に白く水飛沫を落としている姿を見ることができる。
院谷三滝(2)/千丈滝3.27
岐阜県揖斐川町北部にある徳山湖(徳山ダム)の左岸にある院谷の3つの谷にはそれぞれ滝が懸かっており、院谷三滝と呼ばれている。その中央の谷である中の谷に懸かるのが落差80mの千丈滝である。谷にかかる「美徳千丈滝見橋」の中央付近から断崖に懸かる滝を見ることができる。訪れた時期は水量が少なかったためか、滝は細く見栄えはしなかった。
無名瀑2.50
岐阜県揖斐川町北部の徳山湖(徳山ダム)右岸の小沢に懸かる落差5mの無名の滝である。湖岸沿いに国道417号を北上し「徳之山八徳橋」の手前を左折しさらに2.5km程度進んだ場所で、徳山会館(かつての徳山村の歴史・文化を後世に伝えることを目的とした施設)から1.5km程度の場所にある。コンクリート造の小さな堰堤の裏側にあり、水も少ないため見栄えはしない。
大滝3.63
大滝は、岐阜県揖斐川町北部にある徳山湖(徳山ダム)右岸にあるシッ谷に懸かる落差15mの段瀑である。湖岸沿いに国道417号を北上し「徳之山八徳橋」の手前を左折しさらに3km程度進んだ場所で、道路から見ると大きく三段の滝の姿を見ることができる。岩場を登っていくと中段の最も大きな滝の直ぐにまで近づくことができる。この場所まで来るとこの滝の向かって右側に小さな滝があることに気づく。
深谷不動滝2.33
深谷不動滝は、岐阜県本巣市を流れる根尾川の枝沢である深谷に懸かる落差5mの直瀑である。根尾樽見地区を通る国道418号が三叉路になっている場所の「新深谷橋」の直下に懸かっている。国道から分岐した道に入りすぐに「新深谷橋」と並んで架かっている「深谷橋」の上から、「新深谷橋」の下に落ちる滝を覗き込むことになる。僅かな隙間から見ることになるので、かなり見づらい。車の通行時には揺れるほどの細く古い橋なので車の往来には気をつけたい。
大日滝2.50
大日滝は、岐阜県本巣市根尾樽見地区にある白山神社境内に懸かる落差5m程度の直瀑である。樽見鉄道終着駅の「樽見駅」の北200m程度の場所に神社があるが入り口が分かりづらい。国道から一つ西側の商店街を通る道を北上すると右手奥に白い鳥居を見ることができる。根尾川沿いの消防団前の駐車スペースが駐車可能のようなのでここから徒歩で鳥居を目指す。軽自動車なら通行できそうな細い路地を歩いて5分程度で白山神社に到着する。社殿に向かって右側の方に進めば細い水を落とす滝が懸かっている。滝行が行えそうだ。
荒滝2.50
荒滝は、岐阜県山県市田栗地区を流れる神崎川の枝沢に懸かる落差7mの分岐瀑である。国道418号線「落合橋」東詰から神崎川沿いに県道200号を北上し1.8km程度の場所。道路沿いの山側の沢にあるが、訪れた9月は木々の緑に覆われており見えた滝の姿は僅かであった。案内板もない。県道には駐車スペースがないため注意が必要だ。
無名瀑2.33
岐阜県山県市片原地区を流れる神崎川沿いに通る県道200号沿いに見られる落差5m程度の小さな直瀑である。県道沿いに立ち並ぶ墓石やお地蔵様が目印で、そのすぐ脇の断崖から滴るように落ちている。僅かな路肩はあるものの滝前は細い道となっているので、駐車するなら少し離れた場所の広めの場所を選んだほうが良い。なお県道200号は別名「サラサドウダン街道」という名を持つ。「サラサドウダン」とはツバキ科の木の名前だ。岐阜県内には木や花の名が付けられた道がいくつかある。
無名瀑2.50
岐阜県山県市神崎地区を流れる神崎川沿いに通る県道200号沿いに見られる落差5m程度の小さな斜瀑である。県道の下を通る水路に流れ込むように落ちている滝であり、滝の下はコンクリートで固められている。滝の反対側には神崎川が流れており、開けているため、晴れた日などはエメラルドグリーンの美しい川の姿を見ることができる。
無名瀑2.50
岐阜県山県市神崎地区を流れる神崎川右岸を通る県道200号沿いの山中から流れ出る沢に懸かる落差10m程度の無名の分岐瀑である。県道200号を北上していくと前方に青い橋が架かっている。その端の手前100m程度の場所で、雑木林の中に人に気に留められることもなく静かに流れ落ちているといった印象だ。
ごろごろの滝3.47
ごろごろの滝は、岐阜県山県市北部の日永岳(1215m)に源を発する神崎川の支流に懸かる落差15mの二条に分かれた直瀑である。県道200号から神崎川を挟んだ対岸に見ることができる。周囲も開けており、十分に見応えのある滝だ。沢におりる階段も設置されており岩場に下りればより滝に近くことができ、勢いよく落ちる滝の迫力を体感することができる。