気良川(3)/五段の滝3.10
五段の滝は、岐阜県郡上市北部に源を発する気良川の枝沢に懸かる落差20m程度の段瀑である。国道472号から気良川沿いに5.5km程度進んだ場所にある牛舎施設の間を通り抜けて林道をさらに進む。牛舎から200m程度の場所の空きスペース(車2台程度)に駐車する。その先の林道の路面は荒れており、さらに倒木が幾つもあり車両での通行はできない。10分程度歩くと林道左側にこの段瀑が現れる。五段の滝は折れ曲がっており下から3段目の滝は微かに見える程度である。斜面を上がれば上段の滝を見ることができるというが、藪に覆われていたため断念した。最下段の滝の脇にプラスチックケース(取水目的?)が置かれ少々目障りとなっているのが残念だ。
小谷の滝2.67
小谷の滝は、岐阜県郡上市北東部に源を発する小谷洞川本流に懸かる落差5mの直瀑である。県道36号沿いの上切集落の間をすり抜けると獣害用ゲートが設置されている。そのゲートから300m程度場所の林道から滝を見下ろすことができる。滝の下にはどこから転がってきたのか巨大な岩が横たわっており、その岩に向かって勢いよく直瀑の水を叩きつけて水飛沫を上げている。滝の水は90°折れ曲がってから下流に流れいく。滝自体の規模は小さいが、非常に印象的な滝だ。滝の前を横切る1本のケーブルが少々邪魔となる。
小田汲の滝2.93
小田汲の滝は、岐阜県郡上市北東部に源を発する小田汲川本流に懸かる落差8mの直瀑である。道谷川沿いに通る県道86号沿いの佛号寺の脇から林道に入り獣害用ゲートを開けてさらに200m程度進む。林道を歩いていると滝の轟音が谷底から響いてくるが滝の姿を見ることはできない。林道から谷底までは20m以上の標高差があり、その場所に通じる道はない。滝の場所から30m程度下流の急斜面を木々に頼りながら降下。軽く滑落もありながら無事谷底に到着。渡渉して岩陰にある滝の正面に出た。滝前にはエメラルドグリーンの綺麗な滝壺が広がっていた。残念なのは滝の上部に掛けられたケーブル。
女男滝4.33
女男滝は、岐阜県高山市南部の船山(1479m)に源を発する牛牧谷に懸かる二段の段瀑である。上段9.5mは女滝、下段9mは男滝と呼ばれている。国道41号すぐ脇に駐車場がありその奥に滝名が彫られた大きな石碑が立てられている。その裏手が観瀑台となっており、見事な上下の二段の姿を下車後0分で見ることができる非常にお手軽の滝だ。観瀑台の横には女男神社が祀られ、縁結びの神、子宝の神として参拝客が訪れるという。ただ国道脇の好立地にもかかわらず国道上に滝の存在を示す案内標識がなく、知らなければ素通りしてしまいそうだ。
白糸の滝2.87
白糸の滝は、岐阜県高山市中心から4km程度南東にある落差12mの直瀑である。国道361号の飛騨ふる里トンネル北口からすぐの場所に滝に通じる道があるが分かりづらい。今回はトンネルから北に1.5km程度進んだ交差点を左折して250m程度で江名子川沿いに1km程度上流を目指した。林道の終点には「剣不動明王」と書かれた多くの幟が立てられている。石段を上がるとすぐ高崖の上から細く水を落とすこの滝を見ることができる。この滝の右側に不動明王が祀られている。この滝は厳冬期には氷瀑となり、その姿は見事という。この滝は人工の滝という情報も目にしたが確認はできなかった。