霧ヶ滝3.37
霧ヶ滝は、京都市北区大森地区の霧谷に懸かる落差20mの直瀑である。国道162号の「小野中ノ町」付近から「大森リゾートキャンプ場」の案内板に従って林道を北上する。キャンプ場を横目にさらに未舗装の道路を1分程度、車を進めると左手に案内板が立っている。右手の空き地があり駐車可能。川に沿って荒れた登山道を10分程度上った先に滝が懸かる。滝はオーバーハングした岩盤の中央20mの高さから一筋の流身が伸びていて中々美しい滝だ。流身が細い分だけ滝自体が高さを感じる。滝に近づきすぎると岩盤から滴り落ちる水を被るが暑いときには気持ちが良い。2021年5月現在、登山道はかなり荒れており倒木が折り重なり、崩れている箇所もあるのでアプローチには注意が必要。
蓮如の滝3.27
蓮如の滝は、京都府南丹市美山町を流れる由良川の枝沢に懸かる落差68mもの段瀑である。南丹市北部、美山地区にある「かやぶきの里」に通じる府道68号を走行中に道路脇に大きな案内板が目を引く。駐車スペースはその場所だが、滝を眺めるにはそこから約200m程度歩く必要がある。田畑の間を進み由良川に近づく。由良川沿いを少し東に歩くと金網越しではあるが、由良川を挟んだ対岸に聳える白尾山(749m)の山中から何段にもなって流れ落ちる滝の姿を見ることができる。最上段に見える滝が最も規模が大きそうだ。浄土真宗中興の祖と言われる本願寺八代蓮如上人が布教活動の帰りに立ち寄り、この滝を絶賛したことがその名の由来とされる。
不動尊の滝3.47
不動尊の滝は、京都府南丹市北部を流れる杉波谷川の枝沢に懸かる落差10mの分岐瀑である。美山町下地区から杉波谷川に沿った林道を2jkm程度進む。道は少々荒れているが、案内板も適宜設置されているので有り難い。小さな橋がかけられた場所が登山口。つづら折れで枝沢の左岸を高巻き15分程度。さらに小さな枝沢に入るとこの滝が現れる。滝の前には石灯籠が立ち、周囲には不動明王が祀られている。目を引くのは滝に覆いかぶさるように聳える巨大な岩だ。
七面の滝2.93
七面の滝は、京都府南丹市にある正法寺の境内奥に懸かる落差20mの段瀑である。正法寺正面の石段を上ると正門の手前で沢に通じる道に分岐する。数分も歩けば滝は目の前だ。一見すると7、8mの一段の滝のように見えるが、少し引いて見ると上方にも落ちる姿が確認できる。正法寺の境内には、南丹市の天然記念物に指定されているイチョウの木もある。