綱子の滝3.63
綱子の滝は、群馬県みなかみ町を流れる利根川の枝沢である奈女沢に懸かる落差10mの分岐瀑である。JR上越線「上牧駅」前の県道61号線を700m程度北上した場所で奈女沢温泉方面に向かって東進し300m程度の場所で沢に架かる橋の上から南側に見えている。滝前には広々と平らに広がった岩盤の上を浅く流れ出ている。その上を歩けば滝を間近に感じることができる。足元は滑るので注意が必要だ。
棚下不動滝の雄滝は、群馬県渋川市東部に聳える日本百名山・赤城山(1828m)北西麓を流れる利根川によりできた河岸段丘に懸かる落差37mの直瀑である。日本の滝100選にも選ばれている。大きく迫り出した岩盤の上から勢いよく吹き出した豪快な滝である。滝の裏手は広い空洞となっており不動奥院が祀られており、その場所から裏見することもできるが、その岩盤の迫力に圧倒され恐怖心さえ感じる。滝と洞窟を中心に周回が可能な参道があり、色々な角度からこの滝を眺めることができる。200m程度北の沢には雌滝が懸かっている。また、駐車場入口付近に不動明王が彫られた巨岩がある。これは2011年3月11日の東日本大震災の地震で断崖から落ちてきた推定200トンの岩石だそうだ。