どんど淵2.60
どんど淵は、愛知県岡崎市蓬生町にある落差2mの滝を持つ淵である。岡崎市中央を流れる乙川の支流である古部川にあり、付近は国の天然記念物であるゲンジボタルの保存地区となっているようで水が清らかな地域であることが伺える。県道37号沿いにその説明板が立っており目印に一般道を1km程度北上した場所に架かる仲田橋のすぐ下流が滝の場所だ。踏み跡をたどり滝の正面10m程度の場所に下りることができる。長靴は必携だ。滝の位置を教えてくれた地元の方に伺うとこの滝はかつて雨乞いの滝とも呼ばれていたようだ。
不動の滝2.60
愛知県岡崎市夏山町の不動の滝は、夏山川支流の平針川の枝沢に懸かる落差2mの小さな直瀑である。夏山町を通る県道333号から平針川沿いに1.5km程度東進すると田畑の間に南に延びる地道がある。100m程度南進すると左手の林に入口が設けられている。林の中の踏み跡を進み川に近づく。川の左岸に丸太や石で滝までの通路が作られていたようだがほとんど崩落してしまっている。仕方なく堰堤の先の浅瀬を渡って対岸に渡り50mほど遡ると対岸に枝沢を確認することができる。再び対岸に渡って枝沢を10m程度遡ると滝は目の前だ。滝の右手には石で組まれた祠に不動明王が祀られている。
滝山の滝2.50
滝山の滝は、愛知県岡崎市東部を流れる男川の枝沢に懸かる落差10mの分岐瀑である。県道37号に県道334号が合流する三叉路から西に400mの地点に山側に案内板が立つ。案内板は滝を記したものではなく、この場所から北に300m程度の場所にある「滝山城址」を案内するもの。その場所の少し奥まった場所に流れ落ちる。雨の多い時期にはそこそこの水量があるが渇水期は地味な姿となる。滝の上流にはコンクリートで造られた堰堤があり少々目障り。
不動の滝2.67
愛知県岡崎市石原町の不動の滝は、岡崎市東部を流れる男川の支流に懸かる落差4mの小さな段瀑である。石原町の県道37号沿いの瑞雲寺が目印でその寺の東の道に入り30m程度進んだ場所に「不動明王」と書かれた小さな案内板の奥に広場がある。広場中央の栗の木の下を通り奥に進むと不動明王が祀られた祠がある。その前の断崖を覗き込むとこの滝が流れ落ちている。広場と川の間は落差7m程度の断崖となっており、殆どが藪で覆われているが少々危険だ。藪により滝の景観の妨げとなっているため撮影には向かない。しかし他の方の写真を見るともっと低いアングルで撮影されているため下に降りる手段は何らかはありそうだが、見つけるには至らなかった。
くらがり渓谷(3)/不動の滝3.20
愛知県岡崎市東部のくらがり渓谷の入口に懸かる不動の滝は、落差7mの直瀑である。くらがり渓谷の名勝を表す「くらがり八景」のひとつであり、大きな第1駐車場のすぐ脇に見ることができるため、観光客が必ず立ち寄る場所だ。駐車場から遊歩道を通じている。滝壺の縁まで1分とかからない。滝壺越しに豪快に流れ落ちるこの滝を見ることができる。滝壺に突き刺される倒木は最近のものであろう。岡崎市中心部から県道37号を東進して新城市との県境付近。大きな看板が掲げられているため迷うことはない。
作手地区/赤羽根不動滝2.33
赤羽根不動滝は、愛知県新城市西部を流れる巴川の枝沢である赤羽根沢に懸かる落差3mの二条の滝である。道の駅つくで手作り村の北300m付近の県道437号起点から県道を進み4km程度の地点。集落の上方に鎮座する天神社の裏手にある林道を300m程度歩いた場所の右に標柱と思しき加工の施された木製の小さな柱と林の中に踏み跡程度の道が沢に続いている。50m程度で滝に到着する。滝口の脇には大きな丸い石。その下には不動明王が鎮座している。
作手地区/杉平の滝3.37
杉平の滝は、愛知県新城市西部を流れる巴川支流のトンゴウチ川に懸かる落差4mの直瀑である。道の駅つくで手作り村の北300m付近の県道437号起点から県道を進み6.4km程度、県道435号との合流地点からは650mの地点。巨大な砂防ダムの100m程度上流付近でガードレールが切れている場所に谷に下りるための鉄製階段が設置されている。下りた先すぐの場所で沢を見下ろすとこの滝を俯瞰することができる。踏み跡を下流側に進んで岩を回り込んで沢に下りると滝の正面に立つことができる。滝の右手には竜の彫られた石版が祀られている。
小林の三ツ滝(3)/一の滝3.37
小林の三ツ滝は、愛知県新城市西部を流れる巴川支流の小林川に懸かる3つの滝の総称であり、一の滝は、最下流に懸かる落差15mの段瀑である。作手高松の小林地区の県道435号から集落を抜けて小林川の上流に進む。1つ目のヘアピンカーブの先に滝が落ちる。側壁とガードレールの隙間から放水路沿いに急斜面を下り杉木立の隙間を選んで撮影場所を探す。三脚を立てるのも難しい状態だ。この急斜面も場所を選べば沢まで下りて滝に近づくこともできるというが、今回は自重した。また、この滝の上流には二の滝、三の滝が続いていく。
作手地区/弓木の滝2.67
弓木の滝は、愛知県新城市西部を流れる巴川支流の弓木川に懸かる落差10mの段瀑である。作手高松を通る県道435号の東高松集落付近から弓木川に沿った林道を1.5km程度進んだ場所に「弓木滝」と書かれた標柱と不動明王が立っている。橋の上から上流50m程度、藪越しに見えるのがこの滝だ。沢への入口の藪の密集がひどく、足元も崩れやすかったため、入渓は自重した。橋の上からの見栄えは今ひとつだった。
作手地区/霊泉の滝2.60
霊泉の滝は、愛知県新城市西部を流れる岩波川の枝沢に懸かる落差4mの分岐瀑である。別名、今瀧山不動明王の滝とも呼ばれる。県道436号の作手岩波地区から西に延びる一般道を1.3km程度進んだ場所に標柱が立つ。その横に沢へと延びる苔むした40段程度の石段を下る。小さな橋の上流に注連縄を架けられた滝を見ることができる。黒光りした岩の上を真っ白な水しぶきを上げて落ちるのが印象的な滝だ。傍らに立つお堂は少し寂れた印象だ。
作手地区/無名瀑3.10
愛知県新城市作手岩波を流れる島田川に懸かり、県道436号を走る車窓からも確認できる落差7m程度を幅10m程度の川幅一杯になって落ちる滝だが、名称がはっきりしない。しかも県道からは川岸に立つ木々が邪魔して撮影には向かない。ガードレールを乗り越えて比較的緩やかな斜面を選んで沢に降りる。ただ沢を遡って滝に近づくも滝壺と淵の深さが邪魔して正面を眺めることができない。結局、もう一度斜面を登り返すことになったが、足場は狭くて三脚を建てるのも苦労した。
海老川/牛淵の滝3.20
牛淵の滝は、愛知県新城市北部から流れる海老川本流に懸かる落差2mの渓流瀑であり、下流には淵が広がる。海老川左岸からは見ることができないため、右岸を通る一般道からアプローチする必要がある。県道32号の副川作り道付近から市道に入り500m程度の場所から林に入るとすぐに2体の石仏と祠が祀られている。その祠の脇をすり抜けるか手前の丸太橋を渡って進むと河原にたどり着く。砂地の小さな洲の上などが安心して眺められるポイントだが、長靴などがあれば少し浅瀬を進んで眺めるのも楽しい。