滝めぐり
 (2021.09.24)

もみじ滝
もみじたき
奈良県吉野郡下市町栃原
直瀑8m
栃原川
吉野川
紀の川
関西81C6
34.35359/135.78258地図
もみじ滝は、奈良県下市町栃原地区を流れる栃原川に懸かる落差8mの直瀑である。下市町役場付近から県道20号を進み1.7km地点で一般道を西に入り350m。工場を回り込んで細い林道に入りすぐの場所の脇に「南和新西国三十三ヶ所霊場 第一番札所 この下」という案内板が立っている。爽やかな落水の音が響き渡る林の中を沢に向かって数分下っていくと祠がある。切り替えしてさらに斜面を下っていくと滝は目の前だ。滝の右側には石仏が鎮座する。沢に下りるには1m程度の高低差があり無理すれば下りれそうだが、地盤が軟弱で崩れやすかったため自重した。沢の右岸と下流は無数の竹が荒れ放題に生えているといった状態。
無名瀑
むめいばく
奈良県五條市西吉野町城戸
段瀑7m
丹生川
吉野川
紀の川
関西88A2
34.28286/135.75058地図
奈良県五條市西吉野町の国道168号から県道20号に入り300m程度北上した場所の県道脇の右手の斜面に懸かる落差7m程度の無名瀑。駐在所の目の前。V字となった谷を小さな段となって水を落とす。水量は少ないため見栄えはしない。滝下はコンクリートで固められており県道下が放水路となって対岸の丹生川に流れ込んでいる様子。
大滝
ながたにがわ
おおたき
奈良県五條市西吉野町立川渡
段瀑35m
永谷川
宗川
丹生川
吉野川
紀の川
関西88A3
34.25209/135.74493地図
大滝は、奈良県五條市南部を流れる宗川の支流である永谷川に懸かる落差35mの段瀑である。国道168号「西野トンネル」の南側出口付近から永谷川沿いの林道を下っていき1.7km程度。林道のすぐ脇に巨大な岩盤の上を豪快に水を落とす。開けた場所にある明るい滝だ。滝の右岸側に滝下への下り口が設置されている。暑い日などは下りて涼をとるには最高の場所だ。ただし、滝下の岩盤は滑りやすいので注意が必要。滝の脇には不動明王の祀られた祠もある。この滝の上流には落差10m級の無名の滝と落差7mの永谷の滝が懸かっている。
無名瀑
ながたにがわ
むめいばく
奈良県五條市西吉野町立川渡
直瀑15m
永谷川
宗川
丹生川
吉野川
紀の川
関西88A3
34.25139/135.74284地図
奈良県五條市南部を流れる宗川の支流である永谷川に懸かる落差15m程度の名称不明の斜瀑であり、国土地理院の地形図にも滝マークが記されている。国道168号「西野トンネル」の南側出口付近から永谷川沿いの林道を下っていき850m程度のヘアピンカーブから林の中、踏み跡程度の斜面を100m程度上流に向かって進む。道中、家電ごみやプラスチックごみなどが散乱しているのは残念な状況だ。最後急斜面下って沢に立つとその正面に思いの外立派な滝が姿を現す。はっきりとした名称が存在しないのが不思議なぐらいだ。この滝の上流には落差7mの永谷の滝、下流には落差35mの大滝が懸かる。
永谷の滝
ながたにがわ
ながたにのたき
奈良県五條市西吉野町立川渡
斜瀑7m
永谷川
宗川
丹生川
吉野川
紀の川
関西88A3
34.24949/135.73999地図
永谷の滝は、奈良県五條市南部を流れる宗川の支流である永谷川に懸かる落差7mの斜瀑である。国道168号「西野トンネル」の南側出口付近から永谷川沿いの林道を下っていき200m程度。林道と沢の間は急斜面となっており、この場所を下るのはかなり危険と思われる。一般的には林道から林を通してその姿を横から確認するしかなさそうだ。この滝の下流には落差10m級の無名の滝と落差35mの大滝が懸かる。
不動滝
しらくらだに
ふどうたき
奈良県吉野郡天川村北角
分岐瀑30m
白倉谷
川迫川
天ノ川
十津川
熊野川
関西88D3
34.23799/135.88855地図
白倉谷は、景勝地「みたらい渓谷」のある山上川の東隣を流れる谷で、川沿いには林道が通っている。
白倉谷の不動滝は、奈良県天川村を流れる川迫川上流の白倉谷の右岸に懸かる落差30mの分岐瀑である。林道から沢を挟んで対岸に見ることができる。また滝の正面から林道を少し進むと斜面に踏み跡がある。その谷底まで5m程度を下り河原を進み浅めの流れを選んで渡渉すれば滝を間近に見上げることができる。ただ、水の少ない夏場のシーズンは木々の葉などにも遮られ、それほど見栄えは良くなく気づかずに素通りしてしまう残念な状態だった。
無名瀑
しらくらだに
むめいばく
奈良県吉野郡天川村北角
段瀑7m
白倉谷
川迫川
天ノ川
十津川
熊野川
関西88D3
34.23867/135.89311地図
白倉谷は、景勝地「みたらい渓谷」のある山上川の東隣を流れる谷で、川沿いには林道が通っている。
奈良県天川村を流れる川迫川の支流である白倉谷の左岸に懸かる落差7m程度の無名の段瀑。みたらい渓谷駐車場から白倉谷林道に入り進み2km程度の場所。林道のすぐ脇に懸かっており、黒い岩肌の上を二条に分かれて落ちている。下流の右岸に懸かる不動滝からは400m程度奥に進んだ場所となる。
モジキ谷の滝
もじきたに
もじきたにのたき
奈良県吉野郡天川村北角
斜瀑8m
モジキ谷
川迫川
天ノ川
十津川
熊野川
関西88D4
34.22405/135.89854地図
モジキ谷の滝は、奈良県天川村東部の稲村ヶ岳(1726m)に源を発するモジキ谷に懸かる落差8mの斜瀑である。天川村中心部から国道309号を東進し5.6km程度の場所で、モジキ谷に架かる小さな橋のすぐ下にあり、国道から覗き込むと見ることができる。橋の手前15m程度、モジキ谷の右岸に入渓ポイントあり。斜面を下っていくと比較的簡単に沢に降り立つことができる。岩場を遡れば滝壺を従えた滝を間近に見ることができる。滝壺の水は澄んでいて美しい。ただ、滝のすぐ上を国道のコンクリート製の橋が通っているので撮影すると写り込んでしまうのが残念なところ。橋のすぐ上流には人工的な堰堤ではあるがその下が淵となっており、ここもまた澄んだ水が美しい。手軽に触れ合えるのが嬉しいところだ。
鳴子滝
かわさこがわけいこく
なるこだき
奈良県吉野郡天川村北角
段瀑10m
川迫川
天ノ川
十津川
熊野川
関西88D4
34.20799/135.91247地図
鳴子滝は、奈良県天川村を流れる川迫川左岸の枝沢に懸かる落差10m程度の段瀑である。天川村中心部から国道309号を上北山村方面に8.2km程度進んだ場所で国道からは木々の隙間を通して僅かな姿を見ることができる。国道309号は全般的に狭い道で駐車スペースには苦労するが、滝の位置から50m程度進んだ場所にある小さな橋の袂に車1台分の僅かなスペーがあるので駐めさせてもらう。国道から踏み跡を選んで斜面を下ると木々を抜けて沢に出ることができる。平たい岩場の上から対岸の沢から勢いよく流れ出すこの滝を見ることができる。目の前を横切る川迫川も水が澄んでいて、とても清々しい。
無名瀑
ぬのびきたに
むめいばく
奈良県吉野郡天川村北角
斜瀑15m
布引谷
川迫川
天ノ川
十津川
熊野川
関西88D4
34.19369/135.92682地図
奈良県天川村南西部、日本百名山・大峰山に源を発する布引谷の枝沢に懸かる無名の滝。国道309号で布引谷を横切る橋から天川村中心部方面に600m程度北上した場所にある。小さな橋の山側の沢の上方から何段にもなって落ちてくる。沢の入口付近は倒木あり藪ありと少々荒れている。それらを越えて沢を5m程度登った場所から撮影。最上段は岩に隠れて少し見えづらい。国道309号は狭い道だが、橋の袂は少し路肩が広がっているのでその場所に橋に寄せて駐車。
魚止滝
ぬのびきたに
うおどめだき
奈良県吉野郡天川村北角
斜瀑2m
布引谷
川迫川
天ノ川
十津川
熊野川
関西88D4
34.19199/135.92562地図
魚止滝は、奈良県天川村南東部に聳える日本百名山・大峰山(八経ヶ岳1915m)に源を発する布引谷に懸かる落差2mの斜瀑である。上北山村との境界にある行者還トンネル出口から天川村中心部に向かって2.8kmの場所で、山側から流れ出た水が鉄筋が敷かれた下の水路を通って国道309号を横切っている場所。その場所から布引谷を見下ろすと勢いよく放たれた水が下の淵に水しぶきを上げて落ちている姿を見ることができる。国道から谷はほぼ垂直の崖となっており、直接滝の前に出ることはできなさそうだが、他の方が正面から撮影した写真があることから、滝の正面に出る何らかの方法があるようだが、確認はできなかった。
無名瀑
ぬのびきたに
むめいばく
奈良県吉野郡天川村北角
分岐瀑20m
布引谷
川迫川
天ノ川
十津川
熊野川
関西88D4
34.19108/135.92648地図
奈良県天川村南西部、日本百名山・大峰山に源を発する布引谷の枝沢に懸かる無名の分岐瀑。国道309号で布引谷を横切る橋から行者還トンネル方面に250m程度進んだ場所にある。滝の横には車1台分のスペースがあるので駐車しても迷惑はかからなそうだ。道路の下が放水路でその前が窪んでおり、その場所に降り立って見上げて望む。かなり上方から落ちてくるが実際の落差は不明だ。国道には多くの車が通過していくが、この場所に止めてこの無名な滝を鑑賞していく人は中々いない。
行者還の滝
こつぼだに
ぎょうじゃかえりのたき
奈良県吉野郡天川村北角
分岐瀑10m
小坪谷
川迫川
天ノ川
熊野川
関西88E5
34.18897/135.93794地図
行者還の滝は、奈良県天川村南東部を流れる川迫川の源流部である小坪谷に懸かる落差10mの分岐瀑である。上北山村との境界を貫く行者還トンネルの西側出口のすぐ横、大峰山・弥山登山口の駐車場の奥に懸かっている。駐車場は有料で普通車1000円/1日となっている。滝を間近に見るには駐車場にお邪魔する必要がある。一応管理人さんにひと声かけておこう。駐車場の端から滝を望む。駐車場と沢との間には5m程度の高低差がありほぼ垂直のため、滝下に下りることはできなさそうだ。滝の脇には登山を終えた登山者の靴を洗う洗い場が用意されていた。登山後の疲れを癒やすことにもなりそうな滝だ。
無名瀑
なめごだに
むめいばく
奈良県吉野郡上北山村西原
段瀑10m
ナメゴ谷
北山川
熊野川
関西88E5
34.18737/135.95023地図
奈良県上北山村北部を流れる北山川の支流であるナメゴ谷の奥にあり国道309号の脇に懸かる落差10m程度の無名の段瀑である。天川村との境界にある行者還トンネルの上北山村側出口から400m程度進んだ場所に架かる橋の上流側ある。滝は大きく3段となっており最上段だけは二条に分かれていている姿が見える。水量は少なめのようだ。橋の袂に車1台程度の駐車スペースがある。
無名瀑
なめごだに
むめいばく
奈良県吉野郡上北山村西原
斜瀑10m
ナメゴ谷
北山川
熊野川
関西88E5
34.18663/135.96823地図
奈良県上北山村北部を流れる北山川の支流であるナメゴ谷の奥にあり国道309号の脇に懸かる落差10m程度の無名の滝である。天川村との境界にある行者還トンネルの上北山村側出口から6.5km程度進んだ場所の右側の谷で道路脇に広めの駐車スペースがあるのが目印だ。ガードレールを跨いで入渓して進む。滝は斜面を小さく段になって流れ落ちている。水量は少なめのようで、滝と呼ぶには忍びない程度のもの。
無名瀑
なめごだに
むめいばく
奈良県吉野郡上北山村西原
分岐瀑10m
ナメゴ谷
北山川
熊野川
関西88E4
34.19044/135.97506地図
奈良県上北山村北部を流れる北山川の支流であるナメゴ谷の左岸の断崖に懸かる落差10m程度の無名の分岐瀑である。天川村との境界にある行者還トンネルの上北山村側出口から8.2km程度進んだ場所で国道からナメゴ谷を挟んで対岸の垂直な崖の上を流れ落ちている姿を見ることができる。道路は狭いため少し進んだ広めの路肩に駐車。また、道路上から見ることになるので車の往来には注意したほうが良い。
無名瀑
なめごだに
むめいばく
奈良県吉野郡上北山村西原
段瀑10m
ナメゴ谷
北山川
熊野川
関西88E5
34.18996/135.97832地図
奈良県上北山村北部を流れる北山川の支流であるナメゴ谷右岸の枝沢に懸かる落差10m程度の無名の段瀑である。天川村との境界にある行者還トンネルの上北山村側出口から8.5km程度進んだ場所の橋の上流で橋の両脇にはそれぞれ車1台程度の駐車スペースがある。沢の右岸の斜面を少し下ると最下段の2m程度の滝の下に降り立つことができる。沢の上に目をやると小さく何段にもなって落とす白い水の姿が確認できる。
無名瀑
なめごだに
むめいばく
奈良県吉野郡上北山村西原
段瀑10m
ナメゴ谷
北山川
熊野川
関西88E4
34.19046/135.98051地図
奈良県上北山村北部を流れる北山川の支流であるナメゴ谷の右岸の枝沢に懸かる落差10m程度の無名の段瀑である。天川村との境界にある行者還トンネルの上北山村側出口から8.8km程度進んだ場所、国道169号との合流点からは1.5km程度の場所の橋の上流だ。橋の上から幾段にもなって落ちている滝を眺めることになる。周辺の道路は狭いので駐車場所には注意が必要。また、橋の上で見ることになるので車の往来には注意が必要だ。
無名瀑
なめごだに
むめいばく
奈良県吉野郡上北山村西原
段瀑10m
ナメゴ谷
北山川
熊野川
関西88E4
34.19128/135.98315地図
奈良県上北山村北部を流れる北山川の支流であるナメゴ谷の右岸の枝沢に懸かる落差10m程度の無名の段瀑である。天川村との境界にある行者還トンネルの上北山村側出口から9km程度進んだ場所、国道169号との合流点からは1.3km程度の場所の橋のすぐ上流だ。橋の上から幾段にもなって落ちている滝を眺めることになる。この場所も道路は狭いので駐車場所には注意が必要。また、橋の上で見ることになるので車の往来には注意が必要だ。
天ヶ瀬の滝
あまがせがわ
あまがせのたき
奈良県吉野郡上北山村西原
段瀑10m
天ヶ瀬川
北山川
熊野川
関西88F4
34.19334/135.99079地図
天ヶ瀬の滝は、奈良県上北山村北部を流れる北山川支流の天ヶ瀬川左岸の断崖に懸かる落差10mの段瀑である。天ヶ瀬川を挟んで対岸を通る国道309号から川越しに見ることになる。落差10mとあるが上の部分はどれだけ続いているのか想像がつかない。水量が少ないため見栄えは良くなく、存在を知らなければ素通りしてしまいそうなレベルだった。滝の反対画の斜面には祠が祀られており、ちょうど滝の目印となる。