群馬県草津町の「嫗仙の滝」を訪れる
【2012年05月04日(金)】
国道292号線を西に向かい草津温泉の手前に小さく案内板が立っています。西向きに進むと殆ど見えないので注意が必要です。実際、見落として素通りしていました。別荘地(保養地)らしき地域を案内に従って進んでいくと直に行き止まり。「嫗仙の滝」の駐車場があります。


案内図にある道はまるで舗装されているような絵に見えますが、舗装箇所は皆無です。駐車場の端から遊歩道に入ります。初めは比較的平坦、緩やかな下り坂が続く遊歩道ですが、5分程度歩くと一転。


谷底に向かう急斜面に九十九折りに続く遊歩道が延々と続いていきます。地形図で見る限りでは、その高低差は約170?180m。15分程度、ひたすら下り続けます。そして小雨川の谷底に到着。川に沿って上流に向かって数分遊歩道を歩くと目の前にその独特な風貌が現れます。


赤茶けた岩盤の上を流れる姿は、これまでに見てきた滝の中でも1、2を争うほどの異様な姿を見せています。「嫗仙…老婆の仙人」の名に相応しい非常に特徴的な滝です。この滝を流れる水は付近の草津温泉のため硫黄分を多く含み、遊歩道沿いには「嫗仙の滝の水は飲めません」という注意書きが立っています。滝壺に近づくと水飛沫をかぶり、結構、口にしたような…。

撮影後は下りてきた九十九折りの遊歩道を25分程度掛けて帰りました。