楊枝川渓谷は、三重県熊野市南西部を流れる熊野川支流の楊枝川の上流域である。この渓谷を代表する滝に日本の滝100選の一つ、布引の滝がある。
布引の滝は、楊枝川渓谷の最上流に位置する、そして渓谷を代表する落差53mの段瀑である。大きな岩盤の上を滑るように落ちていく姿は、滝の対岸の観瀑台から望むことができ、非常に静かな滝という印象がある。観瀑台から50m程遊歩道を下ると滝壺に辿り着く。ただし、名瀑の割に余り整備は行き届いておらず、訪問したこの日は観光客もいなかった。この滝の200m程度下流には、荒滝がある。
楊枝川渓谷(2)/荒滝3.53
荒滝は、三重県熊野市南西部を流れる熊野川支流の楊枝川の上流域の「楊枝川渓谷に懸かる落差30mの段瀑であり、日本の滝100選布引の滝のの200m程度下流に懸かる。林道から滝の全貌を見ることができ、幾筋にもなって落ちる姿は非常に優美である。
楊枝川渓谷(3)/隠滝3.43
隠滝は、三重県熊野市南西部を流れる熊野川支流の楊枝川の上流域の楊枝川渓谷に懸かる落差17mの直瀑で、垂直に切り立った崖を勢いよく流れ落ちる迫力のある滝である。林道から見ることはできず、大小の岩がゴロゴロする沢を200m程度辿って進み楊枝川が大きく曲がった先、その名の通り隠れた場所に懸かる滝である。
楊枝川渓谷(4)/松山滝2.70
松山滝は、三重県熊野市南西部を流れる熊野川支流の楊枝川の上流域の楊枝川渓谷に懸かる落差30mの段瀑である。上流の日本の滝100選布引の滝や荒滝に続く規模の滝だが、この時、水量が少なかったため、少々迫力に欠けていた。また、滝口から滝壺まで一望できる場所がなかったため、その全貌をうまく写真に収めることができなかった。
楊枝川渓谷(5)/楊枝大滝2.70
楊枝大滝は、三重県熊野市南西部を流れる熊野川支流の楊枝川の上流域の楊枝川渓谷に懸かる落差13mの直瀑であり、この渓谷の滝の中で唯一別の支流である八丁谷にある。舗装されていない道路を暫く走ると「↓大滝」の案内板がある。谷に向かって歩いていくと直ぐに何処を歩いていけばよいのか分からない状態。それでも何とか滝壺まで辿り着く。チョックストーンと呼ばれる大きな岩が折り重なる中に滝口を持つ。帰りは目の前の5m程の岩肌をロッククライミングしてみた。
楊枝川渓谷/小滝3.15