駐車場から渓谷沿いの遊歩道を進む。有名な観光地だけに観光客は途切れない。渓谷を900m程度進んだ最終点がこの滝。滝は7段。上2段は下から確認することが出来ない。滝の脇の鉄の梯子を伝えば4段目の滝の甌穴を見ることが出来る。滝前の観瀑台は少々廃れている。
阿寺渓谷(2)/猿滝2.37
滝は黒い岩盤の上を滑り落ち、岩の割れ目に吸い込まれていく。水量は多くないが水しぶきと黒い岩盤のコントラストが美しい。「阿寺の七滝」を訪れる人は多いが、この滝に足を進める人は少ない様子。
阿寺渓谷(3)/無名瀑2.08
本流に流れる無名瀑の少し下流、渓谷の左岸から流れ込む川の先。藪を分け入り、木々の隙間から岩陰をのぞき込むと斜瀑が見える。落差は10m程度はあろうかと思うが正直不明。
阿寺渓谷(4)/無名瀑2.08
阿寺渓谷(5)/母子滝1.92
阿寺渓谷の遊歩道を外れて「猿滝」に通じる遊歩道の途中にある段瀑。「母滝」と「子滝」の2つの小滝で構成される。遊歩道には何も案内はない上に、角度的に全貌が良く見えないため、うっかりすると見逃してしまうかも知れないので注意。
阿寺渓谷(6)/乙女の滝2.98
日本の滝100選の前にあっては地味な存在となり、この滝を前にして立ち止まる人も少ない様子。特にこの時渓谷は荒れ放題で余り景観が良くなかったこともありそう。ただ大岩を両側に回り込んだ水が一つの滝壺に落ち、さらにもう一段落ちる姿は個性的で一見に値する。