三重県と奈良県の県境に広がる大台ヶ原山(日出ヶ岳1695m)東麓に源を発する大杉谷は、日本三大峡谷と呼ばれる谷の一つである。
大杉谷(1)/巴滝3.15
巴滝は大杉谷の枝沢である西ノ谷に懸かる滝であり、三滝の上流に位置する。
大杉谷(2)/三滝3.15
三滝は大杉谷の枝沢である西ノ谷に懸かる滝であり、巴滝の下流に位置する。
大杉谷(3)/堂倉の滝3.88
堂倉滝は大杉谷のさらに上流の堂倉谷から流れ出た水が落差20mの直瀑となって大杉谷に流れ込む。大杉谷は急峻な岩場など難所が続き、谷全体で140を超える滝が存在するが、平成16年9月28日の台風21号ので大きな被害を受け立ち入り禁止と成っている箇所が多いので注意が必要。
大杉谷(4)/与八郎滝3.32
与八郎滝は大杉谷の枝沢に懸かる落差100mの分岐瀑である。
大杉谷(5)/隠滝3.15
隠滝は大杉谷(宮川)本流に懸かる落差25m程度の直瀑である。
大杉谷(6)/光滝3.58
光滝は、堂倉滝と七ッ釜滝との間にある落差40mの分岐瀑である。滝壺を持たず滝下には崩落した岩石が埋め尽くしている。光を受けて虹を描くことから光滝と名付けられたという。大杉谷は急峻な岩場など難所が続き、谷全体で140を超える滝が存在するが、平成16年9月28日の台風21号ので大きな被害を受け立ち入り禁止と成っている箇所が多いので注意が必要。
七ッ釜滝は、大杉谷を代表する名瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている落差150mもの段瀑だ。峡谷の懐は非常に深く、この滝を見るためには大台町の宮川貯水池の奥にある登山口から渓谷沿いに起伏の多い登山道を7km程度、5時間程度の歩きが必要となる。今回は日帰りでの訪問だったが、途中の桃の木山の家を利用して余裕のあるスケジュールを組むのがオススメだ。大杉谷全体で140を超える滝が存在するが、平成16年9月28日の台風21号ので大きな被害を受け立ち入り禁止と成っている箇所が多いので事前確認が必要だ。
大杉谷(8)/不動滝3.15
不動滝は、大杉谷の枝沢である不動谷に懸かる滝である。
大杉谷(9)/ニコニコ滝4.27
登山口から4.5km程度でこの谷を代表する景勝地シシ淵に到着する。そこは両岸に聳える巨大な岩で狭まった沢にエメラルドグリーンの水が映えるポイントだ。その淵の奥に見える白い一本の筋がニコニコ滝だ。淵からさらに400m程度登山道を上流に進むと脇に東屋が建つ。すぐ目の前に落差150mの滝が轟音を響かせて落ちている。変わった名前だが由来ははっきりしない。写真の滝は最下流の滝で、さらに上流の嘉茂助谷にある幾つもの滝を合わせてニコニコ滝と呼ぶのが正しいようだ。
大杉谷(10)/二本滝3.48
二本滝は、大杉谷を代表する景勝地であるシシ淵のすぐ脇に懸かる落差50mの分岐瀑である。シシ淵から登山道の岩場を登ってすぐ見ることができる。
大杉谷(11)/千尋の滝4.37
千尋の滝は、大杉谷の枝沢である千尋谷に懸かる落差135mの分岐瀑である。大杉谷登山口に入って渓谷を遡ること3.3km地点。登山道の対岸に大杉谷に合流する沢が現れる。この沢の遥か上方を見るとこの滝の姿がある。まるで天から降り注いでくるような印象の滝だ。
大杉谷(12)/六十尋の滝3.77
六十尋の滝は、三重県大台町を流れる宮川上流部の宮川ダムによりできた宮川貯水池に流れる美濃谷に懸かる落差35mの直瀑である。県道53号沿いに東屋が立ちその脇の石段を上がっていくと2分程度で滝に到着する。滝の前には巨大な岩がゴロゴロとしている。気を付けて岩場を下りれば滝の直下に近づくことができるが、水量が多いため、滝からの水しぶきが強く吹き付けてくる。観瀑台付近から見る滝は35m程度の直瀑だが、実際には段瀑で、高さも名前の通り、六十尋≒90m(60尋×1.5m)の高さがあり、観瀑台からさらに上に続く階段を上って滝を見ると、直瀑の上に小さな段瀑を見ることができる。
大杉谷(13)/鎌滝3.15
鎌滝は、大杉谷に懸かる滝である。