奥入瀬渓流は、十和田市南部の十和田湖に源を発する奥入瀬川上流の渓谷。
奥入瀬渓流(1)/五両の滝2.98
五両の滝は、奥入瀬渓流の最上流に懸かる落差15mの分岐瀑であり、奥入瀬川左岸の水平に刻まれた細かな断崖の上を静かに流れ落ちている。国道から遊歩道が延びており、歩いて1~2分程度で滝の直下に立つことができる。500m程度下流の銚子大滝のように観光客が押し寄せる様子はなかった。
奥入瀬渓流(2)/銚子大滝4.30
銚子大滝は、奥入瀬渓流に見られる落差7m、幅20m程度の直瀑であり、奥入瀬川本流に懸かる唯一の滝である。奥入瀬川の始まりである十和田湖から約1.5km程度の場所に位置する。奥入瀬渓流を代表する滝で観光客も必ず足を止める場所である。滝の周辺には遊歩道が整備されているが、自然保護の観点から遊歩道を外れることを禁止し滝に近づくことはできない。
奥入瀬渓流(3)/寒沢の滝3.32
寒沢の滝は、奥入瀬渓流の最大の景勝地である銚子大滝のすぐ下流で右岸から合流する寒沢から流れ出る落差15m程度の段瀑である。国道102号の車窓からも眺めることができる。ただし遊歩道を通って銚子大滝を巡ると素通りしてしまうケースもありそうだ。
奥入瀬渓流(4)/九段の滝3.58
奥入瀬渓流に架かる橋(遊歩道)を渡り滝を見上げるポイントに辿り着く。滝は細かい段差のある黒い岩肌の上を小さく跳ねながら落ちている。滝が九段になっているかは確かめていない。
奥入瀬渓流(5)/双白髪滝2.53
奥入瀬川右岸の断崖から流れ落ちる滝。水量は少なめ。国道からも眺めることが出来るが注意しないと見落とすことも。
奥入瀬渓流(6)/姉妹の滝2.53
国道沿いに流れる滝。分岐瀑が2本並んでいるが、恐らく水量の多い方が「姉」。少ない方が「妹」と思われる。2本を同時に写真に収めることは難しい。
奥入瀬渓流(7)/不老の滝2.70
不老の滝は、奥入瀬渓流左岸の断崖に懸かる落差80mの分岐瀑である。遊歩道沿いに案内標識が立つが、眺める滝は木々の隙間から辛うじて見ることができる程度であり、緑豊かな時期には全貌をハッキリと確認するのは難しいものと思われる。
奥入瀬渓流(8)/白糸の滝2.82
白糸の滝は、奥入瀬渓流左岸の断崖に懸かる落差30mの直瀑である。遊歩道沿いに案内標識が立つが、眺める滝は木々の隙間に辛うじて見える程度であり、緑豊かな時期には全貌を見るのは厳しそうだ。
奥入瀬渓流(9)/玉簾の滝2.68
玉簾の滝は、奥入瀬渓流右岸の国道脇に水が染み出しているように流れ落ちる落差35mの分岐瀑である。見た目が地味なため、観光客も気に留めることもない様子。バスや車などはほぼ素通りしていた。
奥入瀬渓流(10)/白絹の滝3.15
白絹の滝は、奥入瀬渓流に懸かる落差30mの直瀑である。
奥入瀬渓流(11)/岩菅の滝2.08
岩菅の滝は、奥入瀬渓流右岸の断崖から滴るように流れ落ちている落差20mの分岐瀑である。擁壁とフェンスの上に位置し、油断すると見過ごしてしまうので注意が必要だ。
奥入瀬渓流(12)/白布の滝3.77
白布の滝は、奥入瀬渓流左岸に見られる落差26mの直瀑である。遊歩道から木々を通して、水量が多く迫力のある姿を望むことが出来る。
奥入瀬渓流(13)/双竜の滝3.87
双竜の滝は、奥入瀬川の枝沢である養老沢に懸かる落差30mの直瀑であり、雲井の滝の上流に位置する。
奥入瀬渓流(14)/雲井の滝4.32
雲井の滝は、奥入瀬渓流右岸の枝沢である養老沢に懸かる落差25mの段瀑である。国道から100m程度奥まった場所に落ちる滝だが、国道からその姿を捉えることが出来ることで観光バスは必ずこの滝の前に立ち止まる。滝の直下まで遊歩道が続き、その迫力は十分に体感することが出来る。この養老沢の上流には双竜の滝が懸かる。
奥入瀬渓流(15)/千筋の滝2.37
千筋の滝は、奥入瀬渓流の最下流に位置する落差10mの直瀑である。滝の前は小さな広場になっている。滝は水量が少なく見栄えはしない。