宇津江四十八滝は、岐阜県高山市北部を流れる宇津江川(宮川支流)の上流部に懸かる滝群の総称で、王滝や平滝など大小13の滝があり、遊歩道を辿って眺めることができる。
宇津江四十八滝(1)/上平滝2.37
上平滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝の最上流部にある落差2mの渓流瀑である。赤銅色の岩が非常に印象的な滝だ。その名は、「地形的に平坦で上流部にある」ことから名付けられた。この滝から数分歩いた奥には整備された広場が広がる。
宇津江四十八滝(2)/布晒滝2.53
布晒滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝の最上流部にある落差2mの渓流瀑である。その名は、「幅が広く、真白い布を晒したように見える」ことから名付けられた。
宇津江四十八滝(3)/瑠璃滝2.82
瑠璃滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝で見られる落差6mの段瀑である。その名は、「差し込む太陽の光が瑠璃色に輝く神秘の滝」から名付けられたとのこと。
宇津江四十八滝(4)/わん水滝2.53
「わんの中で渦を巻いて流れるように見える」ことから名付けられた。宇津江四十八滝の13滝の中で唯一遊歩道の往路で見ることが出来ない。
宇津江四十八滝(5)/障泥滝2.98
障泥滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝で見られる落差10mの斜瀑である。「障泥」とは、「乗馬のとき馬の腹をあぶみで傷が付かないように巻く布あおりに似ていて、この布のように幅広く見えることから」名付けられた。この滝の先には北アルプスを望める展望台がある。
宇津江四十八滝(6)/銚子口滝3.10
銚子口滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝にある落差11mの段瀑である。その名は、「銚子に柄の付いた器でお酒を注ぐように見えることから」名付けられたとのこと。滝壺の前には鉄製の橋が架けられ色々な角度から滝を眺めることが出来る。
宇津江四十八滝(7)/王滝3.42
王滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝にある落差19mの直瀑である。この滝群の主瀑。特に優れて大きいことから王滝と名付けられた。
宇津江四十八滝(8)/梵音滝2.98
梵音滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝にある落差6mの小さな段瀑である。その名は、「お経を読むときキヨノ木を叩き拍子をとる、その音がこの滝の音に似ている」ところから名付けられた。落差6mの小さな段瀑ながら滝壺も広くて清々しい滝である。滝の背後に見える岩は「天狗岩」と呼ばれている岩。
宇津江四十八滝(9)/上段滝3.42
上段滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝で見られる落差10mの段瀑である。滝の右岸には四十八滝不動明王が祀られる。
宇津江四十八滝(10)/函滝2.98
函滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝で見られる落差12mの斜瀑である。その名は、「箱から取り出した剣が突き立っているように見えることから名付けられた」とあるが今ひとつ意味不明。
宇津江四十八滝(11)/平滝2.53
平滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝で見られる落差3mの斜瀑である。この滝の前からはすぐ上の函滝、さらにその上の上段滝を合わせて三段の滝のように一望することができる。
宇津江四十八滝(12)/朝霧滝2.82
朝霧滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝に見られる落差3mの渓流瀑である。緩やかな斜面を五条に分かれて落ちる滝。朝、立ちこめる霧が美しく流れるように見えることから付けられた名前だ。
宇津江四十八滝(13)/魚返滝2.82
魚返滝は、岐阜県高山市にある宇津江四十八滝に見られる落差6mの段瀑である。遊歩道を歩き出して初めて出会う滝。これより上流には魚が上れないほど険しいことから付けられた名前だ。