小又川渓谷(1)/桂の滝4.30
駐車場から2.1km。「シワガラの滝」との分岐点から1.7kmの道のりは、それほどアップダウンの厳しい道ではないが、所々崩落している箇所があり、油断すれば50m程度の滑落を免れない。また数カ所、鎖とロープを頼らなければ下りられない場所もあり楽しい。50分程度で到着。滝は途中で勢いよく岩盤にぶつかり大きくその方向を曲げ、くの字型に流れ落ちる。
小又川渓谷(2)/桂の滝(右滝)3.32
「桂の滝」という名前で紹介されるのは中央の本瀑が主で両脇にある滝は紹介されることが少ない。それでも本瀑の右岸の滝は無名であるのが不思議なくらい見事な滝である。
小又川渓谷(3)/桂の滝(左滝)2.70
本瀑の「桂の滝」の左岸の岩壁に流れ落ちるが、ほかの2つに比べて極端に水量が少なく、気付かないで帰る人もいるほど。滝に再接近すると撮影がしにくいので、登山道の途中の木々の隙間から狙ってみた。残念ながら全貌をみることは出来ない。
小又川渓谷(4)/五滝3.13
シワガラの滝と桂の滝との分岐点からおよそ20分程度の遊歩道(?)から見下ろすことになる。木々に邪魔されて撮影がしにくいのが難点。渓谷に下り立つことが出来れば、見事な段瀑が見えるだろうに。
小又川渓谷(5)/無名瀑2.98
兵庫県新温泉町南部に聳える扇ノ山(1310m)に源を発する岸田川支流の小又川に懸かる落差3m程度の無名瀑である。駐車場から比較的平坦な道をシワガラの滝に向かって歩いて数分で出会う沢に架かる橋の手前に見られる滝で、この沢はシワガラの滝の懸かる沢とは異なる沢である。木々の間を通して見られるもので、立ち止まって鑑賞する人は少なそうだ。
小又川渓谷(6)/シワガラの滝4.25
シワガラの滝は、兵庫県新温泉町南部に聳える扇ノ山(1310m)に源を発する岸田川支流の小又川の上流域に懸かる落差10mの直瀑である。駐車場から1.2km。30分程度の道のりも、その途中は鎖とロープに頼りながらの急斜面を下りる場所、2m程度の岩をよじ登る場所、膝下まで水に浸かる場所、水をかぶる場所と多彩である。何より滝は大きくえぐられた洞窟の中に落ちており、その姿は神秘的でさえある。
小又川渓谷(7)/布滝3.87
布滝は、兵庫県新温泉町南部に聳える扇ノ山(1310m)に源を発する岸田川支流の小又川に懸かる落差10mの直瀑である。標識に従って棚田のあぜ道を通り200m程度。谷へ導く標識が立つ。斜面を3~4回切り返して下りると渓谷にたどり着くが滝はさらに上流。その先は極めて悪路で両手両足を使わなければ登れないような険しい岩場が続くため安易に訪れるのは避けた方が良さそう。滝壺はなく、滝水が落ちる場所には崩れた大きな岩石が積み重なる。
小又川渓谷(8)/尾の谷の滝3.53
尾の谷の滝は、兵庫県新温泉町南部に聳える扇ノ山(1310m)に源を発する岸田川支流の小又川の枝沢である尾の谷に懸かる落差9mの直瀑である。標識に従って遊歩道を5分ほど進む。最後に大きめの岩を乗り越えて滝の下に出る。滝壺はない。