横谷峡は、岐阜県下呂市金山町を流れる飛騨川支流の横谷川が創る峡谷であり、下流から白滝、二見滝、紅葉滝、鶏鳴滝の4つの滝を見ることができる。
横谷峡(1)/鶏鳴滝3.60
鶏鳴滝は、最下流の白滝から1300m程度上流でこの渓谷最上流にある落差20mを直瀑である。林道を下りた先に東屋が立ち滝を眺めることができる。滝までは50m以上離れており深く勢いのある沢に阻まれて近寄ることは難しそうだ。滝壺の色合いから察するにそこそこの深さを持っているかも知れない。
横谷峡(2)/紅葉滝3.70
紅葉滝は、最下流の白滝から1100m程度上流にある落差5mの段瀑である。軽くヒョングリする下段部分がアクセントとなる個性的な滝だ。滝の規模に反して滝壺も広い。さらに透明度は秀逸である。林道を逸れて渓谷沿いの遊歩道を200m程度歩く。林道から滝壺に直接繋がる鉄階段も設置されている。
横谷峡(3)/二見滝3.87
二見滝は、最下流の白滝から100m程度上流にある落差7mを二段で落ちる段瀑である。上下段とも同規模の滝でバランスが良い。滝壺は浅く広がり、透明度は秀逸である。林道から緑色の鉄階段が滝壺まで伸びている。
横谷峡(4)/白滝3.43
最下流にある白滝は落差10mの直瀑であり、広い滝壺を従えている。滝壺周辺は広場となっており暑い季節に涼むのも紅葉を楽しむのも良さそうだ。水量の少ない12月でもそこそこの迫力のある滝を楽しめた。
横谷峡(5)/愛蓮の滝2.20
愛蓮の滝は、岐阜県下呂市金山町にある横谷峡の枝沢である善心谷に懸かる落差22mの段瀑である。善心谷は横谷峡南側の山を越えた先にある谷で遊歩道(健脚向き)で行き来することができる。一般的には横谷峡トンネル東側出口から230m程度東で林道を500m程度北上した道路脇に見る事ができる。水量は期待できない。谷に向かって踏み跡はあるがそこそこ荒れている。