大猿川渓谷は群馬県前橋市北部に聳える日本百名山・赤城山(1828m)の外輪山に源を発する渓谷である。
大猿川渓谷(1)/大猿の滝3.15
大猿の滝はその渓谷の冠名を持つ落差10mの分岐瀑である。この渓谷の最上流に位置する滝である。乙女の滝から登山道を15分程度進む。滝の手前50m程度の場所に案内板。その先は足元は良くないが斜面を伝っていくと滝を間近に見ることが出来る。公称10mとあるが、それ以上の大きさを感じる滝だ。周囲の赤土でできた岩盤も特徴的だ。
大猿川渓谷(2)/乙女の滝3.85
乙女滝はその渓谷に懸かる落差5m程度の直瀑である。滝の規模は小さいが、滝口から放たれた水が大きく跳ね上がる姿は非常に個性的であり、暫く眺めていても飽きることがない。登山道から見下ろすのも良いが、一度渓谷に降りて滑りやすい足下に注意しながら滝の真下に行くことができる。真夏にはその滝を全身に浴びたくなるだろう。(想像以上に水が重たい…だが最高だ!)
大猿川渓谷(3)/旭の滝3.27
旭の滝はその渓谷に懸かる落差7m程度の直瀑であり、渓谷の最下流に位置する。渓谷に降り立ち100m程上流に進む。ゴツゴツと鋭く切り立った岩盤の隙間から勢いよく滝が流れている。落差は小さいながらも気持ちのよい滝である。乙女の滝と大猿の滝は遙か上流である。