龍鎮渓谷は、奈良県宇陀市北部にある室生湖(室生ダム)に流れ込む深谷川により創られた渓谷である。
龍鎮渓谷(1)/上龍鎮滝2.98
上龍鎮滝は、龍鎮渓谷の上流域に懸かる落差5mの斜瀑であり、比布滝にすぐ上流に懸かる。渓谷入口から約30分。登山道は比布滝と上龍鎮滝を高巻くために深谷川から一旦離れる。その場所から大小の岩が転がる沢に入り200m程度遡上すると渓流瀑比布滝の奥に見ることができる。なお、高巻く登山道を外れて沢に近づくとこの滝を崖の上から見下ろすことができるが、危険の割に見栄えはしない。
龍鎮渓谷(2)/比布滝3.25
比布滝は、龍鎮渓谷の上流域に懸かる落差5mの渓流瀑であり、上龍鎮滝にすぐ下流に懸かる。渓谷入口から約30分。登山道は比布滝と上龍鎮滝を高巻くために深谷川から一旦離れる。その場所から大小の岩が転がる沢に入り200m程度遡上するとこの滝があるが、実際に訪れた際は、すぐ上流に懸かる上龍鎮滝の一部と勘違いし、独立した滝とは思わなかった。
龍鎮渓谷(3)/龍鎮滝2.92
龍鎮滝は、龍鎮渓谷の下流域に懸かる落差3mの斜瀑である。渓谷入口から遊歩道を250m進むと龍鎮神社と書かれた標柱と鳥居がある。鳥居をくぐり石畳のスロープを下るとすぐ滝にたどり着く。水の力により滑らかに削られた岩盤と深いエメラルドグリーンの滝壺が特徴的な滝である。沢を挟んで対岸の斜面に鳥居が立てられその先に祠が祀られている。なお遊歩道からは滝の姿は見えていない。