日野沢三滝(1)/不動滝2.37
日野沢三滝は、埼玉県皆野町西部に源を発する日野沢川上流部に懸かる三つの滝の総称であり、その代表格が秩父華厳の滝である。三滝の中で最上流に懸かる不動滝は、日野沢川支流の奈良尾川右岸に懸かる落差21mの段瀑である。奈良尾川沿いの林道には案内表示が立てられてはいるが分かりづらい。滝に通じる橋は落ちてしまっているため近寄れず、林道から眺めるのが一般的のようだ。
日野沢三滝(2)/上空滝3.15
日野沢三滝は、埼玉県皆野町西部に源を発する日野沢川上流部に懸かる三つの滝の総称であり、その代表格が秩父華厳の滝である。最上流の不動滝に通じる林道の途中に案内板。その脇に登山道が延び、約400m程度歩くと落差10mの段瀑である上空滝に到着する。滝の50m程度下流に架かる小橋から眺めるの一般的だが、軽い渡渉の後、河原の石伝いに30m程度遡上を行うと下段の滝壺に辿り着く。
日野沢三滝(3)/秩父華厳の滝3.43
秩父華厳の滝は埼玉県皆野町西部を流れる奈良尾川の上流部に流れる落差12mの直瀑である。滝の入り口は秩父三十四番札所の水潜寺から約600m進んだ場所にある。駐車場から売店の脇に延びる参道を100m程度進んだ場所に滝が懸かり、その滝壺の縁まで通じている。この滝の名は、その美しさが日光にある三名瀑・華厳の滝に似ていることから名付けられたと言われる。規模こそ日光・華厳の滝には及ばないが、均整の取れた姿は見事である。上流にある2つの滝と合わせて日野沢三滝と呼ばれる。その一つ上空滝(段瀑10m)に対して、下空滝とも呼ばれている。