滝山不動滝は、三重県松阪市北部を流れる中村川の支流、古田川に懸かる3つの滝の総称で、上流の古田池から流れ出た古田川に上流から三の滝(斜瀑2m)、二の滝(斜瀑8m)、一の滝(段瀑4m)と続く。古田川沿いには古田池まで遊歩道が続いている。嬉野釜生田町の田園広がる農村風景の最奥。
滝山不動滝(1)/三の滝2.20
滝山不動滝の最上流に懸かる三の滝は、古田川に懸かる落差2m程度の斜瀑。主瀑である二の滝のすぐ上流に懸かる。滝沢と遊歩道との間は開けているので、この滝群の中では最も見やすい滝である。川底にも下りることができるので、滝を正面に近いところから見ることも可能。上流にある古田池にあるためか、水質は良くないことが、他の滝に比べて見やすい分、残念なことに目立ってしまっている。
滝山不動滝(2)/二の滝2.82
滝山不動滝の主瀑である二の滝は、古田川に懸かる落差8m程度の斜瀑で、この滝群の3つの滝の中では最大の規模を誇る。獣害フェンスから古田川を右に見ながらから徒歩5分、遊歩道のすぐ脇を轟音を立てて勢いよく水を落としている。残念なのは、一般的に滝を正面から見ることができず、滝の脇から覗き込むしかできないこと。滝の下流に下りて正面から見るにはそれなりの準備が必要と思われる。遊歩道脇に不動明王が祀られている。
滝山不動滝(3)/一の滝2.37
滝山不動滝の最下流に懸かる一の滝は、古田川に懸かる落差4m程度の小さな段瀑。古田川を右に見ながら獣害フェンス付近から徒歩3分程度で木々の隙間にこの滝を見ることができる。木々が生い茂っているため滝の直下に降りるのは難がありそうだ。