天生の三滝は、岐阜県白川村東部の天生峠(国道360号線)付近に源を発する木滝谷の上流から高滝、中滝、木滝の3つの滝の総称である。
天生の三滝(1)/高滝3.03
高滝は、天生の三滝の中では最上流に懸かる落差50mの分岐瀑である。荻町交差点から国道360号で9km地点付近、天生峠からは3.5km地点付近から木滝谷を見下ろすと見える。確認した時期は真夏であったため木々の緑に覆われ僅かな姿しか見ることができなかったが、時期を選べばよりはっきりと見ることができるかも知れない。また、この滝にアプローチする手段があるかどうかは不明。確認した場所の周辺の国道360号は離合も困難な場所もあるので往来の邪魔にならないように注意したい。
天生の三滝(2)/中滝3.15
中滝は、天生の三滝の中央に懸かる落差20mの直瀑である。荻町交差点から国道360号で5.1km地点、天生峠からは7.2km地点の場所にあり、三滝の中では唯一車窓から見ることが可能である。国道脇に僅かながら駐車可能なスペースがあり駐車可能だ。国道から滝までは100m程度だが、滝に通じる遊歩道などはなく、容易には近づくことはできない様子だ。
天生の三滝(3)/木滝3.27
木滝は、天生の三滝の中では最下流に懸かる落差10mの直瀑である。荻町交差点から国道360号で4km地点、天生峠からは8.2km地点の場所にあるが国道からは見ることができず、案内板もないため、滝の存在を知らなければ素通りしてしまう。国道のカーブ内側の広めの路肩に駐車し、反対側のガードレールの切れ目から入渓する。藪をかき分け斜面を下る。沢では滝の轟音が響いている。沢を50m程度遡上すると、勢いよく水を落とす木滝にたどり着く。