小根津塔の滝は、秋田県鹿角市を流れる大湯川の枝沢である小根津塔沢に懸かる雄滝と雌滝の二つの滝で構成される。
小根津塔の滝/雄滝2.98
雄滝は、大きく三段に分かれて落ちる落差44mの段瀑である。枝沢の分岐から10分程度で目の前立ちはだかる大きな岩。その岩の頂きに続く最後の上りを登り切った場所がこの滝の観瀑台となっており、迫力のある姿を見ることができる。観瀑台から撮影するには、超広角レンズでないと収まらないので注意が必要だ。
小根津塔の滝/雌滝3.32
雌滝は、逆くの字となって落ちる落差60mの段瀑である。遊歩道の雌滝分岐からは訪れる人も少ないのか非常に荒れており、繰り返しの渡渉も必要だ。遊歩道最後は沢の中を歩いて行く。遊歩道行き止まりは狭く、三脚を広げるスペースもない。滝は大きく二段だが上段は遊歩道から見えづらい角度に落ちている。