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華厳の滝
(けごんのたき)

栃木県日光市 滝・渓谷・河川

華厳の滝は、栃木県日光市西部を流れる大谷川に懸かる落差97mの直瀑である。日本百名山のひとつ男体山(2486m)の南側に湛える中禅寺湖から流れ出た水が、垂直に切れ落ちた断崖の上から落ちる姿は壮観である。断崖の中程から岩層の隙間から幾筋にもなって落ちる伏流瀑十二滝を従えている。この滝は日本の滝100選に選ばれているほか、日本三名瀑や世界百名瀑にも選ばれた名瀑であり、同市内にある霧降の滝、裏見の滝と並び、日光三名瀑の一つにも数えられている。滝の正面の山中にエレベータ(大人570円、小人340円)が設置され、100m程度降下すると滝見台に至り、豪快に水を落とす滝を楽しむことができる。また、いろは坂途中にある「明智平展望台」からは中禅寺湖と男体山と合わせてこの滝を眺望することができる。滝は1986年10月に発生した大規模な落盤のために落ち口が広がり、かつての姿とは多少変貌した。また、滝の水は上流の中禅寺ダムにより水量が調節されており、夜中は水を落としていないときがあるとか。ただこのおかげで安定した名瀑の姿を見ることができているとも。

ID: T8
那智の滝
(なちのたき・1のたき)

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 滝・渓谷・河川

那智四十八滝は、和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社の境内を流れる48の滝である。その中の一乃滝は、熊野那智大社の別宮「飛龍神社」の御神体である。那智の滝という名が一般的であるが、国指定の名勝としては「那智大滝」と呼ばれている。日本の滝100選の1つ、また、袋田の滝(茨城県大子町)、華厳の滝(栃木県日光市)と並ぶ日本三名滝の一つである。落差133mは日本最大の直瀑である。日本を代表する名瀑だけに国内外を問わず観光客が非常に多い。

ID: T19
袋田の滝
(ふくろだのたき)

茨城県久慈郡大子町 滝・渓谷・河川

袋田の滝は、茨城県大子町にある落差120mの段瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている名瀑である。また、那智の滝、華厳の滝と並ぶ日本三名瀑の一つ(諸説あり)でもある。別名で「四度の滝」とも呼ばれ、4段になって落ちる姿から付けられた名前であるという説と四季それぞれ来てみないとこの滝の真の良さは分からないことを表す名前であるという説がある。また、厳冬期には氷瀑の姿を見ることができる。入口には土産物屋が建ち並ぶ。観瀑台への入場は有料300円。276mもの長い遊歩道トンネルを進むと第1観瀑台。さらにエレベータで50m程度上方への第2観瀑台からも眺めることが出来る。朝8:00前は入場無料であり観光客も少ないのでお奨めだ。第1観瀑台の脇から遊歩道を進むと吊橋。その先から500段程度の階段が滝の最上段の先まで続いている。さらにその先では上流の生瀬の滝を望むことができる。

ID: T20