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アシリベツの滝
(あしりべつのたき)

北海道札幌市南区 滝・渓谷・河川

アシリベツの滝は、札幌市南区南部の滝野すずらん丘陵公園を流れる厚別川に懸かる落差30mの直瀑である。公園入口の駐車場から園内を歩いて20分程度の園内最奥の場所にある。「アシリ・ベツ」とは、アイヌ語で新しい川という意味。札幌市内では最大の滝である。園内にはほかに白帆の滝、不老の滝、鱒見の滝などがあり、舗装された遊歩道でつながっている。園内のレンタサイクルを使うと便利だ。

ID: T157
阿寺渓谷/阿寺の七滝
(あてらのななたき)

愛知県新城市 滝・渓谷・河川

駐車場から渓谷沿いの遊歩道を進む。有名な観光地だけに観光客は途切れない。渓谷を900m程度進んだ最終点がこの滝。滝は7段。上2段は下から確認することが出来ない。滝の脇の鉄の梯子を伝えば4段目の滝の甌穴を見ることが出来る。滝前の観瀑台は少々廃れている。

ID: T193
阿弥陀ヶ滝
(あみだがたき)

岐阜県郡上市 滝・渓谷・河川

日本の滝100選「阿弥陀ヶ滝」は、岐阜県郡上市北部に聳える大日ヶ岳(1709m)に源を発する前谷川支流に懸かる落差60mの直瀑である。正面から見るとこれ程までに垂直に流れ落ちる滝は見たことないほど。しかし滝壺近づくとその様相は大きく変わる。滝口から空中に向かって水が勢いよく飛び出している。滝の脇には小さな洞があって、中に阿弥陀如来(と思われる)が鎮座している。「裏見」することができる滝でもある。

ID: T190
雨滝渓谷/雨滝
(あめだき)

鳥取県鳥取市 滝・渓谷・河川

雨滝渓谷は、鳥取市南東部に聳える扇ノ山(1310m)に源を発する雨滝川がつくる渓谷である。雨滝は渓谷を代表する落差40mの直瀑である。日本の滝100選に選ばれている。駐車場から階段を下りて渓谷に立つ。さらに上流に伸びる遊歩道を100m程度歩くと雨滝が現れる。滝壺の前は大きな岩石が折り重なり少々危険。その上には不動明王が祀られている。渓谷を渡る橋を通った先には筥滝や夫婦滝などに続く遊歩道がある。

ID: T2
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インクラの滝
(いんくらのたき)

北海道白老郡白老町 滝・渓谷・河川

インクラの滝は、北海道白老町の別々川の上流に懸かる落差44mの直瀑であり、日本の滝100選に選ばれている。滝は支笏洞爺国立公園内にある。かつて原生林を切り出すためのインクラインと呼ばれる施設があったことから名付けられた。

ID: T154
白山林道/姥ヶ滝
(うばがたき)

石川県白山市 滝・渓谷・河川

姥ヶ滝は、白山(2702m)に源を発する尾添川上流・親谷に注ぎ込む谷に懸かる落差111mの斜面を滑るように流れ落ちる分岐瀑であり、老婆が白髪の髪を振り乱しているような姿からこの名前がつけられたという。白山林道(通称:白山白川郷ホワイトロード)沿いの観光名所。駐車道から100mほど階段と登山道を下る先に「姥ヶ滝」が懸かる。蛇谷川の対岸には混浴露天風呂があるため、カメラを持ってウロウロすると罪悪感を感じる。観光客が多いので風呂に入るのは勇気が要りそうだ。

ID: T182
大釜の滝
(おおがまのたき)

徳島県那賀郡那賀町 滝・渓谷・河川

大釜の滝は、徳島県那賀町を流れる那賀川支流の坂州木頭川に沢谷川が合流する場所に懸かる落差20mの直瀑である。滝壺は深さ15mあるという。2008年2月23日夕方。徳島県内は暴風雪に見舞われていた。「大釜の滝」に向かう国道193号は峠の積雪のため滝の手前で全面通行止め。その案内の脇をすり抜けて、その先の滝に向かう。滝の周囲に駐車場はない。それでも通行止めのお陰で狭い道でもゆっくりと車を止めることが出来た。「大釜の滝」は広い滝壺を持つ。滝壺近くに下りる階段は所々凍結していた。残念ながら滝壺までは下りることは出来なかった。

ID: T202
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大川の滝
(おおこのたき)

鹿児島県熊毛郡屋久島町 滝・渓谷・河川

大川の滝は、鹿児島県屋久町で屋久島の中央部に聳える宮之浦岳(1936m)から島の南西部に流れる大川本流に懸かる落差88mの豪快な分岐瀑である。降水量がとにかく多い屋久島にあって水量が豊富で、屋久島特有の花崗岩の切り立った岩盤の上から一気に流れ落ちる。

ID: T224
関之尾の滝(大滝)
(おおたき)

宮崎県都城市 滝・渓谷・河川

関之尾の滝は、宮崎県都城市西部を流れる庄内川に懸かる滝群の総称であり、一般的には落差18mの断崖を幅広に落ちる大滝を呼ぶ。日本の滝100選の一つにも選ばれている。駐車場から遊歩道を歩いて5分程度で展望台。展望台下には吊り橋が架かる(2011年5月現在通行止め)。落差は18mと高さはないが柱状節理の岩盤から大量の水が落ちていく姿は迫力がある。滝の上部は甌穴群(国指定天然記念物)となっていて散策することも出来る。

ID: T219
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オシンコシンの滝
(おしんこしんのたき)

北海道斜里郡斜里町 滝・渓谷・河川

オシンコシンの滝は、北海道斜里町のオホーツク海に面した断崖に流れる落差50mの分岐瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている滝である。流れが大きく2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれている。オシンコシンとは、「オ・シュンク・ウシ・イ」というアイヌ語が転じており、その意味は「川尻にエゾマツが群生するところ」である。

ID: T158
壇鏡の滝(雄滝)
(おたき)

島根県隠岐郡隠岐の島町 滝・渓谷・河川

壇鏡の滝は、島根県隠岐の島町(隠岐の島)の南西部を流れる那久川の上流に懸かる落差40mの直瀑である。日本の滝100選の一つに数えられている。

ID: T197
布引の滝(雄滝)
(おたき)

兵庫県神戸市中央区 滝・渓谷・河川

布引の滝は兵庫県神戸市を流れる生田川に懸かる4つの滝の総称で、最も上流に位置する雄滝は落差43mの段瀑であり、布引の滝の中で最も規模の大きな滝であり、通常、布引の滝と言えばこの滝のことを指す。日本の滝100選に選ばれている2つの「布引の滝」の1つ。この「布引の滝」は神戸の街の中心部からほど近い場所にあり、六甲山系がすぐ街の裏に控えている神戸ならではといえる。最もお手軽に訪れることができる日本の滝100選である。この滝の下流には夫婦滝、鼓滝、雌滝があり、それぞれ遊歩道で繋がっている。

ID: T106
棚下不動滝(雄滝)
(おたき)

群馬県渋川市 滝・渓谷・河川

棚下不動滝の雄滝は、群馬県渋川市東部に聳える日本百名山・赤城山(1828m)北西麓を流れる利根川によりできた河岸段丘に懸かる落差37mの直瀑である。日本の滝100選にも選ばれている。大きく迫り出した岩盤の上から勢いよく吹き出した豪快な滝である。滝の裏手は広い空洞となっており不動奥院が祀られており、その場所から裏見することもできるが、その岩盤の迫力に圧倒され恐怖心さえ感じる。滝と洞窟を中心に周回が可能な参道があり、色々な角度からこの滝を眺めることができる。200m程度北の沢には雌滝が懸かっている。また、駐車場入口付近に不動明王が彫られた巨岩がある。これは2011年3月11日の東日本大震災の地震で断崖から落ちてきた推定200トンの岩石だそうだ。

ID: T29
龍頭滝(雄滝)
(おたき)

島根県雲南市 滝・渓谷・河川

龍頭滝は、島根県雲南市にある西部を流れる滝谷川に懸かる雄滝、雌滝の2つの滝で構成され、南に5km程度離れた場所にある八重滝と合わせて日本の滝100選「龍頭八重滝」として選ばれている。雄滝は、滝谷川の上流に懸かる落差40mの直瀑で、島根を代表する滝である。滝の流れ落ちる岩盤の下部は大きな洞窟があり、裏から見る滝も素晴らしい。この滝の下流には「雌滝」が懸かる。

ID: T468
鹿目の滝(雄滝)
(おだき)

熊本県人吉市 滝・渓谷・河川

鹿目の滝は人吉市南部の球磨川支流鹿目川にある滝で雄滝と雌滝で構成されている。中でも雄滝は落差36mの直瀑は、日本の滝100選にも選ばれている。滝を中心に周囲を取り巻く柱状節理の岩盤は実に見事である。

ID: T214
金引の滝
(かなびきのたき)

京都府宮津市 滝・渓谷・河川

京都府宮津市にある日本の滝100選・金引の滝。下流の2つの小滝と合わせて金引三瀑と呼ばれているが、さすがに金引の滝は別格の存在だ。

ID: T37
観音の滝渓谷/観音の滝
(かんのんのたき)

佐賀県唐津市 滝・渓谷・河川

観音の滝は、佐賀県唐津市北部を流れる玉島川上流部の滝川川に懸かる落差40mの段瀑であり、この滝の上下には幾つもの滝が懸かり、総称として観音の滝渓谷と呼ばれている。佐賀県を代表する滝で日本の滝100選の一つに数えられている。渓谷には滝と淵が8つあり、1時間ほどですべてを見ることが出来る。

ID: T68
神庭の滝自然公園/神庭の滝
(かんばのたき)

岡山県真庭市 滝・渓谷・河川

日本の滝100選・神庭の滝は、岡山県真庭市を流れる旭川支流の神庭川に懸かる落差110mの段瀑である。中国地方屈指の名瀑であり大瀑であり、「神庭の滝自然公園」として整備されており、一年通して多くの観光客が訪れる。駐車場から遊歩道を数分歩くと右手に玉簾の滝。さらに進むと管理棟がありそこで入園料300円を支払う。さらに進むとゆうほどに佇む大勢のニホンザルに驚かされる。滝見橋払い遊歩道を先に進む。左手にオオサンショウウオが生息するという人工池の辺りから木々を手前に神庭の滝を眺めることができる。紅葉シーズンの11月上旬がベスト。遊歩道を更に進むと滝見橋。更に進むと滝を間近に見ることができる。水量の多いときは水飛沫がかかるので注意。

ID: T199
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賀老の滝
(がろうのたき)

北海道島牧郡島牧村 滝・渓谷・河川

賀老の滝は、北海道島牧村南西部に源を発する千走川最上流部に懸かる落差70mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。

ID: T155
八ッ淵の滝(貴船ヶ淵)
(きふねがふち)

滋賀県高島市 滝・渓谷・河川

貴船ヶ淵は落差30mの直瀑である。下流の屏風ヶ淵を越えるとすぐ目の前。両側を大きな岩盤に挟まれ貴船ヶ淵が流れ落ちる。滝の前にはロープが渡され、ロープに捕まり岩を渡り対岸に渡る。その先は10mを越える絶壁。ロープと鎖を使ってよじ登った先でこの滝を見下ろすのも良。

ID: T18
霧降高原/霧降の滝
(きりふりのたき)

栃木県日光市 滝・渓谷・河川

霧降の滝は、栃木県日光市北部に聳える女峰山(2464m)南東麓に広がる霧降高原を流れる霧降川に懸かる落差85mの分岐瀑であり段瀑でもある。華厳滝、裏見滝と共に日光三名爆の一つとされている。滝は、落差45mの上滝と落差40mの下滝とに分かれる。観瀑台から雄大な霧降高原の景色を望むことが出来るが、滝までは少々距離があり、深い緑の中に僅かに滝の白い姿を見えるだけで少々物足りない。遊歩道入口の「山のレストラン」の脇から分岐する遊歩道を伝って30分程度で滝壺まで行くことが出来たようだが、現在では進入禁止となっている(自己責任で進む人もいるという)。駐車場から大山登山道を進むと、霧降川の上流では、丁字滝、玉簾ノ滝、マックラ滝などを見ることが出来る。

ID: T9
層雲峡/銀河の滝
(ぎんがのたき)

北海道上川郡上川町 滝・渓谷・河川

柱状節理の絶壁を異なる2つの沢から絶壁を切り裂くように流れ落ちているのが、銀河の滝(左)と流星の滝(右)である。層雲峡を代表する風景であり、日本の滝100選にも選ばれている。駐車場背後の登山道を20分程度登ると並んで落ちる「流星の滝」と「銀河の滝」とを同時に一望できる。

ID: T156
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滝の沢/くろくまの滝
(くろくまのたき)

青森県西津軽郡鰺ヶ沢町 滝・渓谷・河川

くろくまの滝は、青森県鰺ヶ沢町を流れる滝の沢に懸かる落差85mの分岐瀑で、日本の滝100選にも選ばれている。この滝は一の滝とも呼ばれている。上流には二の滝(直瀑30m)、別の沢には三の滝(分岐瀑20m)が懸かり、それぞれをつなぐ遊歩道が設置されている。

ID: T159
三本滝(黒沢の滝)
(くろさわのたき)

長野県松本市 滝・渓谷・河川

黒沢の滝は、直瀑の本沢の滝と異なり、黒い岩肌を緩やかにそれでいて雄大に流れ落ちてくる落差40mの分岐瀑である。三本滝は、乗鞍高原の中でも人気の観光地であるために人の流れが途切れない。写真を満足行くまでゆっくり撮ることが出来ないのが残念。

ID: T187
桑ノ木の滝
(くわのきのたき)

和歌山県新宮市 滝・渓谷・河川

桑ノ木の滝は、和歌山県と三重県との県境を流れる熊野川支流の高田川の枝谷に懸かる落差21mの直瀑であり、日本の滝100選の一つにも選ばれている名瀑である。高田川沿いの県道230号脇に車を止め、高田川に懸かる細い橋を渡ると不動尊が祀られている。その脇を過ぎるとすぐ先が桑ノ木谷。吊り橋を渡り、渓流に沿って遊歩道を上流に向かって歩くこと15分程度。岩陰に滝の音が聞こえ始める。岩を回り込むと音は轟音に変わり、目の前に見事な滝が現れ、その存在感に圧倒される。2007年に訪れた際には流れに鉄製の橋が渡されていおり簡易的な観瀑台のようになっていたが、2012年訪問時にはなくなっていた。恐らく前年に襲った台風による大雨により流されてしまったものと推測される。

ID: T83
華厳の滝
(けごんのたき)

栃木県日光市 滝・渓谷・河川

華厳の滝は、栃木県日光市西部を流れる大谷川に懸かる落差97mの直瀑である。日本百名山のひとつ男体山(2486m)の南側に湛える中禅寺湖から流れ出た水が、垂直に切れ落ちた断崖の上から落ちる姿は壮観である。断崖の中程から岩層の隙間から幾筋にもなって落ちる伏流瀑十二滝を従えている。この滝は日本の滝100選に選ばれているほか、日本三名瀑や世界百名瀑にも選ばれた名瀑であり、同市内にある霧降の滝、裏見の滝と並び、日光三名瀑の一つにも数えられている。滝の正面の山中にエレベータ(大人570円、小人340円)が設置され、100m程度降下すると滝見台に至り、豪快に水を落とす滝を楽しむことができる。また、いろは坂途中にある「明智平展望台」からは中禅寺湖と男体山と合わせてこの滝を眺望することができる。滝は1986年10月に発生した大規模な落盤のために落ち口が広がり、かつての姿とは多少変貌した。また、滝の水は上流の中禅寺ダムにより水量が調節されており、夜中は水を落としていないときがあるとか。ただこのおかげで安定した名瀑の姿を見ることができているとも。

ID: T8
猿尾滝
(さるおたき)

兵庫県美方郡香美町 滝・渓谷・河川

猿尾滝は、兵庫県香美町南東部を流れる作山川支流に懸かる落差60m(上段39m+下段21m)の段瀑であり、日本の滝100選の一つに選ばれている。滑らかな岩肌を滑り落ちていく様子は非常に優雅だ。滑り台の様な姿に興味をそそられるが無論滑ることは…。整備されているので見るのは非常に楽である。

ID: T98
三階の滝
(さんかいのたき)

宮城県刈田郡蔵王町 滝・渓谷・河川

三階の滝は、宮城県蔵王町西部に聳える蔵王山に源を発する澄川の枝沢である石子沢に懸かる総落差181mの大きな段瀑である。澄川を挟んで対岸、北側の尾根を通る蔵王エコーライン(県道12号)を東進すると開けた場所に観瀑台が造られている。200m程度下の谷底を流れる澄川を挟んで正面にこの滝を見ることができる。紅葉の時期は格別だという。滝までの500mないし600m程度と距離が離れているため迫力不足は否めない。

ID: T163
三条の滝
(さんじょうのたき)

福島県南会津郡檜枝岐村 滝・渓谷・河川

三条の滝は、福島県檜枝岐村を流れる只見川本流に懸かる落差100m、幅30mの直瀑である。只見川は至仏山(2228m)と燧ヶ岳(2356m)の間に広がる尾瀬ヶ原湿原に源を発し、雪解けの時期には国内有数の水量を誇り豪瀑となる。すぐ上流には、渓流瀑である平滑の滝を見ることができる。只見川沿いの登山道を外れ、鎖のついた階段を足下に気をつけながら慎重におりていくと展望台に到着する。

ID: T32
洒水の滝
(しゃすいのたき)

神奈川県足柄上郡山北町 滝・渓谷・河川

洒水の滝は、神奈川県山北町南部を流れる酒匂川支流の滝沢川に懸かる落差69mの段瀑であり、日本の滝100選の一つに選ばれている。遊歩道奥の朱塗りの橋の先、木々の緑の中を白い布を垂らしたような美しい滝だ。しかし近年滝周囲で崩落があり、朱塗りの橋で通行止めとされているのが残念。

ID: T177
石空川渓谷/精進ヶ滝
(しょうじがたき)

山梨県北杜市 滝・渓谷・河川

精進ヶ滝は、山梨県北杜市南西部に聳える鳳凰山(地蔵岳2764m)北麓に源を発する石空川渓谷に懸かる落差121mの段瀑であり、日本の滝100選の一つである。駐車場脇の吊り橋を渡り登山道に入る。途中3つの小滝を横目に約30分で高台に到着。遠望であるが精進ヶ滝が現れた。(上:精進ヶ滝、下:九段の滝)

ID: T267
称名峡谷/称名滝
(しょうみょうたき)

富山県中新川郡立山町 滝・渓谷・河川

富山県立山町の中央部にある称名滝は、日本百名山である立山(3015m)を源とした称名川を4段になって落ちる日本最大の落差350mを誇る名瀑である。称名滝の右隣には、雪解けの時期や大雨の後に流れる落差500mのハンノキ(ネハン)滝が掛かり、巨大な2本が流れ落ちる姿は見事である。駐車場から整備された遊歩道を30分程度歩くと橋が架かり、渡ったその先が観瀑台となっている。 滝壺から300m程度離れる観瀑台に立っていても猛烈な水飛沫が迫ってくる。

ID: T181
白糸の滝
(しらいとのたき)

静岡県富士宮市 滝・渓谷・河川

白糸の滝は、静岡県富士宮市の富士山(3776m)南西麓の溶岩層の間を長い時間を掛けて弧状になった岩の壁の間に染み出た伏流水が幅200mに渡って落ちる落差20mの伏流瀑。すぐ近くに流れ落ちる音止の滝と共に日本の滝100選に選ばれている。2013年6月に世界文化遺産「富士山」の構成要素の一つ。日本で最も有名な滝の一つとあって、観光客の流れは絶えない。ゆっくり撮影を楽しむのであれば早朝がオススメ。

ID: T4
常清滝
(じょうせいたき)

広島県三次市 滝・渓谷・河川

常清滝は、広島県三次市を流れる江の川支流作木川の枝沢に懸かる落差126mの段瀑である。日本の滝100選のひとつにも選ばれている。滝は大きく3段に分かれており、上から「荒波」「白糸」「玉水」と名前が付けられている。日本の滝100選に選ばれてるとあって良く整備された駐車場がある。駐車場からは階段と舗装道により山を登っていく。15分程度登り詰めた先に名瀑が姿を現す。

ID: T200
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常布の滝
(じょうふのたき)

群馬県吾妻郡草津町 滝・渓谷・河川

常布の滝は、群馬県草津町西部に聳える草津白根山(2171m)に源を発する大沢川に懸かる落差40mの直瀑である。大沢川は別名毒沢川と呼ばれており、名が示すとおり、温泉の成分が染み出した強酸性で魚は一切いない。その強酸性の水は生物だけでなく周囲の風景にも大きな影響を与え、周囲の岩壁は一種独特な色合いを見せる。日本の滝100選にも選ばれている。

ID: T173
数鹿流ヶ滝
(すがるがたき)

熊本県阿蘇郡南阿蘇村 滝・渓谷・河川

数鹿流ヶ滝は、阿蘇カルデラ内を流れる黒川が阿蘇西側の外輪山が口を開く場所に懸かる落差60mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。大きく弧を描きながら落ちていくような姿が美しい滝。ただし、観瀑台から眺めるのみで滝に近づく方法はなさそうだ。撮影のバリエーションは楽しめない。かつて、伝統的な猟の際、逃げ場を失った数頭の鹿が滝壺に落ちていったというのが、この滝の名前の由来という。

ID: T213
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昇仙峡/仙峨滝
(せんがたき)

山梨県甲府市 滝・渓谷・河川

仙峨滝は、甲府市北部に聳える金峰山(2599m)に源を発する荒川が名勝昇仙峡となって、その中を落差30mの段瀑となって落ちる。山梨県屈指の観光地とあって周囲には土産物屋が建ち並び、観光客も多い。その間をすり抜けて遊歩道を数分歩くと滝にたどり着く。観瀑台は狭く観光客で溢れかえり、ゆっくりと撮影が出来ないのが残念だ。

ID: T254
惣滝
(そうたき)

新潟県妙高市 滝・渓谷・河川

惣滝は、新潟県妙高市南部に聳える妙高山(2454m)北東麓の大倉沢に懸かる落差80mの直瀑である。秘湯「燕温泉」を通って登山道に入り約20分程度でその姿が現れる。途中吊り橋が落ちていたり崩落箇所もあり注意が必要。滝に近づくにはさらに岩を乗り越え沢を渡る。温泉地らしく硫黄の香りが立ちこめる箇所もあるが、滝直下は暴風雨が吹き荒れたような状態だった。同じく妙高山麓に懸かる苗名滝と新潟県北部にある鈴が滝と並んで越後三大名瀑と称される。

ID: T180
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双門の滝
(そうもんのたき)

奈良県吉野郡天川村 滝・渓谷・河川

双門峡は、奈良県天川村南部に聳える大峰山(八経ヶ岳1915m)に源を発する弥山川が創った峡谷であり、日本を代表する秘境とも言われる。双門の滝は、双門峡上流部に懸かり、垂直に切り立ち、断ち割られたような岩盤を深くえぐりながら落ちる落差70mの段瀑である。下流には一の滝、二の滝、三の滝がある。

ID: T195
大山滝
(だいせんたき)

鳥取県東伯郡琴浦町 滝・渓谷・河川

大山滝は、鳥取県琴浦町に聳える大山(1729m)に源を発する加勢蛇川上流部に懸かる段瀑である。大山観瀑台は大山滝を俯瞰することができる。少々危険ではあるが鉄鎖と縄を頼りに断崖を下ると滝壺に下りることができる。かつては3段の滝であったが、1934年の室戸台風により滝の形は2段に変貌し、2011年の台風12号により大山滝左岸の断崖が大崩落し、落差14mの下段の滝のほぼ全てを失った。

ID: T196
銚子ヶ滝
(ちょうしがたき)

福島県郡山市 滝・渓谷・河川

銚子ヶ滝は福島県郡山市北部に源を発する石筵川上流部に懸かる落差48mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。案内板から滝までの約1.4kmの道のりは殆どが緩やかな上り。但し滝直前で100m程度階段を下りた先が銚子ヶ滝。水量豊富で滝壺での撮影は水飛沫との戦い。撮影後の上りの階段には閉口した。

ID: T172
田立の滝(天河滝)
(てんがたき)

長野県木曽郡南木曽町 滝・渓谷・河川

田立の滝は長野県南木曽町西部の木曽川支流の坪川上流に懸かる滝群の総称である。天河滝はこの地を代表する落差45mの直瀑である。入り口の坪栗Pから登山道へ入り、緩やかな登山道を暫く歩き辿り着く霧ヶ滝の上方に僅かに姿を現す。急斜面を登って霧ヶ滝の上に出るとそこに天河滝が姿を現す。

ID: T188
天滝渓谷/天滝
(てんだき)

兵庫県養父市 滝・渓谷・河川

天滝は、兵庫県養父市西部に聳える氷ノ山(1510m)に源を発する大屋川支流の天滝川が刻んだ天滝渓谷を代表する落差98mの分岐瀑である。日本の滝100選の1つに選ばれている。この滝へは駐車場からは約30、40分、渓谷に沿って登山道を歩くが、渓谷には大小様々な滝を楽しむことが出来るので飽きることはない。しかし主役天滝は別格な存在で、まさに天から降り注ぐような見事な滝だ。

ID: T99
轟の滝
(とどろきのたき)

高知県香美市 滝・渓谷・河川

轟の滝は、高知県香美市を流れる物部川支流の日比原川に懸かる落差82mの3段の段瀑である。国道195号から案内板に従い林道を4km程度進むと駐車場に到着。そこから遊歩道を歩いて数分で観瀑台に到着する。観瀑台からはこの滝を俯瞰することができる。一直線に階段状に落ち、その段ごとにエメラルドグリーンの滝壺をたたえている姿が非常に美しい。滝までは少々距離がある。観瀑台からは斜面に通じる遊歩道が整備されて最下段の滝の近くまで行くことができる。

ID: T209
轟九十九滝(轟の滝)
(とどろきのたき)

徳島県海部郡海陽町 滝・渓谷・河川

轟九十九滝は、徳島県海陽町北部に源を発する王余魚谷川に懸かる滝群の総称である。轟九十九滝の主瀑である轟の滝は、最下流に位置する落差58mの直瀑である。轟神社の参道を通った後、緩やかな遊歩道を歩き出して10分程度で両岸を大きな岩で挟まれた神々しいが姿を現す。この滝の上流には遊歩道を通じて最上流の鍋割滝まで、主に7つの滝を見ることが出来る。

ID: T203
関川/苗名滝
(なえなたき)

新潟県妙高市 滝・渓谷・河川

苗名滝は新潟県妙高市南部に聳える妙高山(2454m)の水を集めて流れる落差55mの直瀑である。観瀑台から滝までは200m以上は離れているが、雪解けの時期には日本の滝とは思えない程のほどの迫力を感じられ、轟音と水飛沫が襲いかかる。

ID: T179
那智の滝
(なちのたき・1のたき)

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 滝・渓谷・河川

那智四十八滝は、和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社の境内を流れる48の滝である。その中の一乃滝は、熊野那智大社の別宮「飛龍神社」の御神体である。那智の滝という名が一般的であるが、国指定の名勝としては「那智大滝」と呼ばれている。日本の滝100選の1つ、また、袋田の滝(茨城県大子町)、華厳の滝(栃木県日光市)と並ぶ日本三名滝の一つである。落差133mは日本最大の直瀑である。日本を代表する名瀑だけに国内外を問わず観光客が非常に多い。

ID: T19
七滝
(ななたき)

秋田県鹿角郡小坂町 滝・渓谷・河川

七滝は、秋田県小坂町南東部の鹿角市との境界付近を流れる七滝沢に懸かる落差60mの段瀑であり、日本の滝100選の一つにも選ばれている。小坂町から北に延びる「十和田大館樹海ライン」(県道2号線)の途中にある道の駅「こさか七滝」の県道を挟んで反対側に整備された広場があり、そこを横切り太鼓橋を渡ると滝に近づくことができる。訪問したこの日は前線通過の翌日だったため増水しており、中段から大きく跳ね上げた水の勢いは迫力十分だった。太鼓橋や水車小屋などと一緒に滝の姿を収めるのも良い。

ID: T164
大杉谷/七ッ釜滝
(ななつかまたき)

三重県多気郡大台町 滝・渓谷・河川

七ッ釜滝は、大杉谷を代表する名瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている落差150mもの段瀑だ。峡谷の懐は非常に深く、この滝を見るためには大台町の宮川貯水池の奥にある登山口から渓谷沿いに起伏の多い登山道を7km程度、5時間程度の歩きが必要となる。今回は日帰りでの訪問だったが、途中の桃の木山の家を利用して余裕のあるスケジュールを組むのがオススメだ。大杉谷全体で140を超える滝が存在するが、平成16年9月28日の台風21号ので大きな被害を受け立ち入り禁止と成っている箇所が多いので事前確認が必要だ。

ID: T194
西沢渓谷/七ツ釜五段滝
(ななつがまごだんたき)

山梨県山梨市 滝・渓谷・河川

七ツ釜五段滝は、渓谷を代表する落差50mの段瀑であり、途中の滝壺にはエメラルドグリーンの水を湛えている。日本の渓谷の中で最も訪れたかった渓谷の一つであり、人気も高く、訪れる観光客は多い。新緑あるいは紅葉のシーズンであればより素晴らしい絶景が期待できる。

ID: T183
七ッ滝
(ななつだき)

山形県鶴岡市 滝・渓谷・河川

七ッ滝は、山形県鶴岡市中央部を流れる梵字川の枝沢である七ッ滝沢に懸かる落差90mの段瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。滝の対岸に設置された観望台から大きく広がる分岐瀑が再び直瀑となる特徴的な姿を見ることができる。滝自体に近づけないのが残念だ。

ID: T170
滑川温泉/滑川大滝
(なめがわおおたき)

山形県米沢市 滝・渓谷・河川

滑川大滝は、山形県米沢市南部に聳える吾妻山(2035m)に源を発する大滝川(阿武隈川源流)に懸かる落差80mの分岐瀑である。滝に通じる登山道は福島屋旅館脇の吊り橋から始まる。150m程上った尾根上に観瀑台があり、この場所から眺めるのが一般的のようだ。観瀑台から急斜面に続く登山道を藪をかいくぐりながら80m程度下りると谷底に到着。さらに深さ30cm程の渓流を渡渉する。その後は滝までは岩場が続き道なき道を進む。滝直下からの眺めは絶景だ。上流には布引の滝を見ることができ、さらに登山道を渓谷最深部まで進むと「潜滝」を見ることができる。

ID: T168
西椎屋の滝
(にししいやのたき)

大分県玖珠郡玖珠町 滝・渓谷・河川

西椎屋の滝は、大分県玖珠町の北東部を流れる日出生川を堰き止めた日出生ダムのすぐ下流に懸かる落差83mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。また、宇佐市の東椎屋の滝と福貴野の滝と並んで「宇佐の三瀑」と賞される美瀑である。駐車場近くの展望台からは滝の上部だけしか見ることは出来ない。滝の全貌を見るには展望台の脇から通じる遊歩道で下の展望台に向かう必要がある。下の展望台までは336段のきつい階段が待ち構えている。しかしその先には落差83mを豪快に落ちる滝の全貌を余すことなく見ることが出来る。

ID: T218
赤目四十八滝(荷担滝)
(にないたき)

三重県名張市 滝・渓谷・河川

赤目四十八滝の中で18番目に見られる荷担滝は、落差5m程度を二つに分かれた滝とそのすぐ上流の3m程度の斜瀑で構成される段瀑である。赤目渓谷を代表する最も有名な滝で、この滝群を紹介する絵葉書やポスターなどでよく目にする。滝を見るのに最も良いポイントは滝正面の散策路だが、下り階段の途中であり、それほど広くない場所であるため、撮影を楽しむ人で混み合う。

ID: T45
楊枝川渓谷/布引の滝
(ぬのびきのたき)

三重県熊野市 滝・渓谷・河川

布引の滝は、楊枝川渓谷の最上流に位置する、そして渓谷を代表する落差53mの段瀑である。大きな岩盤の上を滑るように落ちていく姿は、滝の対岸の観瀑台から望むことができ、非常に静かな滝という印象がある。観瀑台から50m程遊歩道を下ると滝壺に辿り着く。ただし、名瀑の割に余り整備は行き届いておらず、訪問したこの日は観光客もいなかった。この滝の200m程度下流には、荒滝がある。

ID: T86
根尾の滝
(ねおのたき)

岐阜県下呂市 滝・渓谷・河川

根尾の滝は、岐阜県下呂市東部に聳える日本百名山・御嶽山(3067m)西麓に源を発する濁河川に懸かる落差63mの直瀑であり、日本の滝100選の一つに選ばれている。林道から「16折れ」と呼ばれるつづら折れの急斜面を下り、20分程度で吊り橋。さらにアップダウンを繰り返し30分程度でこの滝の雄姿を見ることが出来る。滝壺まで行くことは出来ず、100m程度離れた場所から撮影。滝の迫力と美しさは申し分なし。

ID: T189
天人峡/羽衣の滝
(はごろものたき)

北海道上川郡東川町 滝・渓谷・河川

羽衣の滝は、忠別川支流の二見川とアイシポップ川からそれぞれ滝が落ち、中段付近で合流し大きな滝となって落ちている。北海道随一の落差、国内でも称名滝(富山県立山町)に次いで第2位の落差270mを誇る。古くは「夫婦滝」と呼ばれたが明治時代に今の名称に改名された。

ID: T153
Photo
早戸大滝
(はやとおおたき)

神奈川県相模原市緑区 滝・渓谷・河川

早戸大滝は、神奈川県相模原市南部の丹沢山(1567m)に源を発する早戸川(大滝沢)に懸かる落差50mの段瀑である。日本の滝100選に数えられた丹沢随一の名瀑であり秘瀑である。古くから丹沢山に懸かる「まぼろしの大滝」と知られていた。滝の前には大きく切り立った岩が立ちはだかり、滝の流身が隠されている。

ID: T176
原尻の滝
(はらじりのたき)

大分県豊後大野市 滝・渓谷・河川

原尻の滝は、大分県豊後大野市西部を流れる緒方川に懸かる落差20m、幅120mのアーチ型に広がり、「東洋のナイアガラ」と称される名瀑である。日本の滝100選の一つにも選ばれている。隣接する道の駅「原尻の滝」の脇から階段を20m程度下ると滝壺前にでることも可能。滝のすぐ上流には道路が横切っており、その道路は大水の際には沈下する。

ID: T216
原不動滝
(はらふどうのたき)

兵庫県宍粟市 滝・渓谷・河川

兵庫県宍粟市西部にある日本の滝100選の一つ原不動滝は、落差88mの段瀑である。二つの沢から落ちる滝水が一つの滝壺に吸い込まれる。周囲は良く整備されているためか、滝を観望するには入園料200円が必要。駐車場に車を止めて、吊り橋を二つ渡れば滝まではすぐ。二つの異なる滝が一つの滝壺に流れ落ちる姿は実に見事だが、撮影するには吊り橋のワイヤーが邪魔して少々難しい。また、遊歩道入口の受付から分岐する不動尊の石段を登り、その先を目指せば原不動滝の左沢の中段にたどり着くことが出来ると言うが、崩落のため道は閉ざされている。

ID: T100
東椎屋の滝
(ひがししいやのたき)

大分県宇佐市 滝・渓谷・河川

東椎屋の滝は、大分県宇佐市南部に源を発する滝川に懸かる落差85mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。また、同市の西椎屋の滝、福貴野の滝と並んで「宇佐の三瀑」と賞される美瀑である。駐車場から遊歩道5分程度でお気軽にこの大瀑を見ることが出来る。

ID: T215
平湯大滝
(ひらゆおおたき)

岐阜県高山市 滝・渓谷・河川

平湯大滝は、岐阜県高山市東部に聳える乗鞍岳(3026m)北麓に源を発する大滝川(神通川最上流部)に懸かる落差64mの直瀑であり、日本の滝100選の一つに選ばれている。北アルプスを貫く安房トンネル西側の平湯温泉の南にあり周辺は「平湯大滝公園」として整備されており駐車場(普通車500円)から土産店、食事処、足湯施設の脇を通って15分程度で観瀑台に到着する。滝壺までは200m程度の距離がある。滝壺までのアプローチは出来ないようだ。

ID: T27
片品渓谷/吹割の滝
(ふきわれのたき)

群馬県沼田市 滝・渓谷・河川

吹割の滝は、群馬県沼田市を流れる片品川に懸かる落差7m、幅30mの渓流瀑である。その名は、あたかも巨大な岩を吹き割れたように見えるところから付けられたという。少々小ぶりではあるが、「東洋のナイアガラ」と呼ばれている。群馬県の郷土かるたである上毛かるた「た」の札で、「滝は吹割 片品渓谷」とあり、群馬県民であれば知らない者はいないほどの県内有数の観光名所だ。1936年12月16日文部省より、天然記念物にも指定されている。群馬県北部にある尾瀬に通じる国道120号を北上する道路沿い300mに渡って土産物屋が立ち並ぶ。その駐車場を利用して観光する。一部無料もあるが500円程度見込んでおいたほうが良い。土産物屋の間を抜けて谷に下ると遊歩道に出る。

ID: T3
袋田の滝
(ふくろだのたき)

茨城県久慈郡大子町 滝・渓谷・河川

袋田の滝は、茨城県大子町にある落差120mの段瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている名瀑である。また、那智の滝、華厳の滝と並ぶ日本三名瀑の一つ(諸説あり)でもある。別名で「四度の滝」とも呼ばれ、4段になって落ちる姿から付けられた名前であるという説と四季それぞれ来てみないとこの滝の真の良さは分からないことを表す名前であるという説がある。また、厳冬期には氷瀑の姿を見ることができる。入口には土産物屋が建ち並ぶ。観瀑台への入場は有料300円。276mもの長い遊歩道トンネルを進むと第1観瀑台。さらにエレベータで50m程度上方への第2観瀑台からも眺めることが出来る。朝8:00前は入場無料であり観光客も少ないのでお奨めだ。第1観瀑台の脇から遊歩道を進むと吊橋。その先から500段程度の階段が滝の最上段の先まで続いている。さらにその先では上流の生瀬の滝を望むことができる。

ID: T20
不動七重滝
(ふどうななえのたき)

奈良県吉野郡下北山村 滝・渓谷・河川

日本の滝100選・不動七重滝は、奈良県下北山村を流れる北山川の支流・前鬼川の上流部に懸かる落差110mの段瀑である。路肩が観瀑台となっており、深い谷を挟んだ対岸に7段の滝の全貌を眺めることが出来る。滝壺のエメラルドグリーンが非常に美しく印象的だ。観瀑台から700m程度引き戻した付近に滝に通じる登山道があり、下から2段目の滝壺付近に至るという。

ID: T145
不動の滝
(ふどうのたき)

岩手県八幡平市 滝・渓谷・河川

不動の滝は、岩手県八幡平市北部にある桜松神社の境内に流れる不動川に懸かる落差15mの直瀑である。桜松神社周辺は非常に綺麗に整備された広場になっている。参道を数分歩くと突然、轟音と共に滝が姿を表す。訪問したこの日は台風の影響で水量が多かったが、以前に比べて年々水量が減っているという。滝のすぐ下流に渡された赤い橋が木々に覆われて薄暗い風景の中に見事に浮かび上がった。

ID: T161
三本滝(本沢の滝)
(ほんさわのたき)

長野県松本市 滝・渓谷・河川

本沢の滝は、その中心に流れ落ちる落差50mの直瀑である。分岐瀑の本黒沢の滝と異なり、豊富な水量が一気に流れ落ちている姿は迫力がある。三本滝は、乗鞍高原の中でも人気の観光地であるために人の流れが途切れない。写真を満足行くまでゆっくり撮ることが出来ないのが残念。

ID: T1322
Photo
松見の滝
(まつみのたき)

青森県十和田市 滝・渓谷・河川

松見の滝は青森県十和田市西部の南八甲田連峰に源を発する黄瀬川上流部に懸かる落差90mの二段瀑であり、日本の滝百選にも選ばれている名瀑である。十和田国立公園の中にある。黄瀬川は国道102号線付近で奥入瀬川と合流する。合流部付近から黄瀬川に沿って林道が通るが一般車両の通行は禁止されているため徒歩で向かうしかない。約3時間程度歩いた場所は秘境という言葉が合う。

ID: T160
高千穂峡/真名井の滝
(まないのたき)

宮崎県西臼杵郡高千穂町 滝・渓谷・河川

高千穂峡は、宮崎県高千穂町を流れる五ヶ瀬川が創る峡谷で太古の昔に阿蘇山が噴火した際の溶岩が柱状節理となってみることができ、国指定の天然記念物にもなっている。真名井の滝は峡谷の左岸に懸かる落差17mの直瀑である。水量が少なくても雰囲気のある滝の下流に架けられた御橋はバスの通行や観光客が多くて撮影はしにくい。遊歩道を歩いて滝の上流に向かえば、かろうじて三脚の立てられる程度の撮影スポットがある。ボートに乗って撮影という選択肢もある。

ID: T222
Photo
マリュドゥの滝
(まりゅどぅのたき)

沖縄県八重山郡竹富町 滝・渓谷・河川

マリュドゥの滝は、「東洋のガラパゴス」と称される西表島を代表する落差20mの段瀑。浦内川本流を2段になって流れ落ちる。「マリュドゥ」とは「まるい淀み」のことで、広い滝壺のことを表している。

ID: T225
小森川渓谷/丸神の滝
(まるがみのたき)

埼玉県秩父郡小鹿野町 滝・渓谷・河川

丸神の滝は、埼玉県小鹿野町北西部に聳える日本百名山・両神山(1723m)に源を発する小森川の枝沢に懸かる落差76mの三段の段瀑である。日本の滝100選にも選ばれている。滝の前にはちょっとした広場。滝壺はなく大きく切り込んだ岩の隙間に水が流れ落ちていく様子が見える。最下段の3段目を間近に体感することが出来る反面、76mの全貌を見ることはできない。滝見台から左岸の山に延びる登山道を上って進むと展望台があり、その場所からだと上段の滝(12m)、中段の滝(14m)を見ることができるが、展望台に至るには結構な高低差を上っていくため、それなりの準備が必要だ。

ID: T255
見帰りの滝
(みかえりのたき)

佐賀県唐津市 滝・渓谷・河川

見返りの滝は、佐賀県唐津市南部を流れる伊岐佐川支流の左伊岐佐川に懸かる落差100mの段瀑。落差100mは佐賀県最大の落差を誇る名瀑であり。日本の滝100選の一つである。本来水量が豊富な時期は滝は雄滝、雌滝と二手に分かれて流れ落ちる。水量の少ない時期は雌滝は現れないようだ。

ID: T70
箕面の滝
(みのおのたき)

大阪府箕面市 滝・渓谷・河川

箕面の滝は、大阪府箕面市の箕面公園内を流れる箕面川本流に懸かる落差33mの直瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。箕面市中心部から府道43号線を5km程度北上するトンネル(ロックシェード)がありその手前に滝への遊歩道の入り口があり滝へと続いている。トンネルを越えた先の駐車場からは約10分程度。途中には茶屋などもあり秋にはもみじの天ぷらなども楽しむことができる。この付近では有名な観光地であり名勝であるため観光客が多いのは必至。また、この周辺には猿が多いことも有名なので注意が必要だ。

ID: T61
雨乞の滝(雌滝)
(めたき)

徳島県名西郡神山町 滝・渓谷・河川

雌滝は、落差45mの段瀑で、雨乞の滝を共に構成する雄滝に比べて遥かに雄大で見事である。この滝は、駐車場から幾つかの小滝を眺めながら急坂を登り詰めた先に見ることができる。少々危険だが鉄鎖を使って10m程度登れば滝の中段に立つことが出来る。

ID: T205
八重滝(八塩滝)
(やしおのたき)

島根県雲南市 滝・渓谷・河川

日本の滝100選・龍頭八重滝は、島根県雲南市の異なる地域にある龍頭が滝と八重滝を合わせての呼び名。
八重滝は、雲南市南東に聳える大万木山(1218m)に源を発する民谷川に懸かる八つの滝の総称である。上段の八塩滝と下段の八汐滝を合わせて落差40mの段瀑となっている。駐車場から渓流沿いの遊歩道を辿りながら1km程度歩いての最終地点にある。

ID: T5098
中の又渓谷/安の滝
(やすのたき)

秋田県北秋田市 滝・渓谷・河川

日本の滝100選・安の滝は、秋田県北秋田市南東部に聳える森吉山(1454m)南東麓に源を発する中ノ又沢に懸かる落差90mの段瀑である。滝までの道中は特に危険な場所はないが、ツキノワグマが生息している場所のため緊張感が高まる。観瀑台から眺める滝は雄大でありながら優雅な面を併せ持ち、国内でも人気の高い滝である理由が分かる。本来、観瀑台から遊歩道は滝壺にまで続くのだが、不幸にもこの年は崩落で封鎖されていた。

ID: T167
尾鈴山瀑布群/矢研の滝
(やとぎのたき)

宮崎県児湯郡都農町 滝・渓谷・河川

矢研の滝は、宮崎県都農町西部に聳える尾鈴山の矢研谷に懸かる落差73mの分岐瀑であり、日本の滝100選にも選ばれている。駐車場から荒削りのトンネルを経てキャンプ場に達し、さらに遊歩道で30分程度進むと観瀑台。木々の間から滝を望む。滝までは少々距離がある。観瀑台で行き止まりとなっているが、恐らく以前は先に進めたと思われる。この滝の名の由来は神武天皇がこの地で矢尻を研いだという伝説から来ているという。

ID: T220
滑床渓谷/雪輪の滝
(ゆきわのたき)

愛媛県宇和島市 滝・渓谷・河川

愛媛県宇和島市東部にある滑床(なめとこ)渓谷は清流四万十川の上流域に流れる目黒川周辺の名勝。その主瀑が雪輪の滝であり、落差80m、全長300mに渡って花崗岩の一枚岩の上を緩やかに流れ落ちる渓流瀑である。日本の滝100選にも選ばれている。渓谷入口の万年橋から渓谷沿いに続く遊歩道を30分程度で展望台に到着する。展望台からは緩やかに傾斜した岩盤の上を雪輪模様を描きながら流れ落ちている。全貌は見えない。

ID: T206
層雲峡/流星の滝
(りゅうせいのたき)

北海道上川郡上川町 滝・渓谷・河川

柱状節理の絶壁を異なる2つの沢から絶壁を切り裂くように流れ落ちているのが、銀河の滝(左)と流星の滝(右)である。層雲峡を代表する風景であり、日本の滝100選にも選ばれている。駐車場背後の登山道を20分程度登ると並んで落ちる「流星の滝」と「銀河の滝」とを同時に一望できる。

ID: T272
龍双ケ滝
(りゅうそうがたき)

福井県今立郡池田町 滝・渓谷・河川

龍双ヶ滝は、福井県池田町西部に聳える部子山(1465m)の北麓に流れる稗田川左岸に懸かる落差60mの分岐瀑。日本の滝100選に選ばれている名瀑である。

ID: T105
龍門の滝
(りゅうもんのたき)

鹿児島県姶良市 滝・渓谷・河川

龍門の滝は、鹿児島県姶良市加治木町を流れる網掛川に懸かる落差46mの分岐瀑であり、日本の滝100選の一つにも選ばれている。黒光りする岩盤が印象的だ。訪問した時は水量が少なかったため迫力不足でもあったが、左岸から岩づたいに滝に近づき滝壺まで近づくと迫力は十分。右岸は遊歩道となっていて滝の中腹程度の高さにある展望台まで続く。滝の上部に展望台があるが、滝口を見下ろすことになり滝壺はほとんど見えない。この滝の名の由来は、中国にある「竜門の滝」に似ていることから付けられたとのこと。

ID: T223
法体の滝(三の滝)
(3のたき)

秋田県由利本荘市 滝・渓谷・河川

法体の滝は、秋田県由利本荘市南西部に聳える日本百名山・鳥海山(2236m)東麓に源を発する赤沢川に懸かる3段の滝の総称であり、日本の滝100選の一つにも数えられている。上流から一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれ、主瀑である三の滝は落差42m、幅30mになって落ちている。源流が鳥海山にありながら滝の正面にその山を望むことができる珍しい滝である。滝の上流の玉田渓谷には県の天然記念物に指定されている大甌穴群を見ることができる。滝壺の周辺は、法体園地キャンプ場として整備され多くの観光客で賑わう。

ID: T166